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第35回  「発達障害と“繊細さん”」(令和3年10月分)

更新日:2021年12月17日

ページ番号:77282309

「感覚過敏」、「繊細さん」、「HSP/C Highly Sensitive Person/Child」
といった言葉を最近よく耳にされるのではないでしょうか。
関連本が多く出版され、メディアで取り上げられる機会も増えました。
 
発達障害、特に自閉スペクトラム症の子どもは様々な感覚を「ちょうどよく」キャッチすることが苦手で、
「過敏(もしくは鈍麻)」に感じ取る特徴が高率に認められます。
HSPの繊細さと自閉スペクトラム症の感覚過敏は
基本的には重なっている部分が多いと言われています(全く別物と考える説も一部ありますが)。
 
音、匂い、触られる、などの感覚を過敏に感じてしまう理由は二つあると考えられています。
一つ目は受容できる感覚量が生まれつき少なく、キャパオーバーになりやすいためです。
教室のざわざわした雑音が「騒音のように」感じたり、
服のタグが首に触れると「針で刺されたように」感じるのです(個人差があります)。
 
二つ目は「予測や推定ができない」自閉スペクトラム症の特徴に起因するものです。
運動会のスタート時に使うピストル音は、教室で唐突に鳴れば誰でも驚きますが、
「運動会において、よーい・ドン」で鳴れば驚きません。
しかし自閉スペクトラム症の子どもの場合、
状況の予測や推定ができず唐突に鳴ったように受け取るため驚き、不快に感じます。
 
これらは、脳の感覚信号の調節機能になんらかの特性があるためと考えられており、
つまり「生まれ持った特性」ということです。
 
「学校の先生が他の子を叱っているのを見て怖くなる」
「泣いている知らない人を見て、自分も泣いてしまう」
といった「繊細さ」についても同じことが言えます。
叱り声が(自分に向けられたものでなくとも)耐えられない刺激になっている可能性があります。
また、「自分には関係のないこと」「スルーしていい出来事」
という認識ができないことも関係している場合があります。
 
感覚過敏、繊細さ、は成長とともに自然経過で改善する場合もありますが、
努力で乗り越えるものではありません。
「慣れさせるため」と称して不快な体験をあえてさせるような対応は絶対にやってはいけません。
不快に感じる状況をできるだけ回避することが大切です。
そのためには本人なりの工夫も必要ですが、なにより周囲の理解が欠かせません。
 
音や光、触覚の過敏性に対してイヤーマフやヘッドフォン、サングラスを使う、
服のタグは外し着心地のいい服を複数用意する等の具体的な対策とともに、
刺激の少ない環境を提供できるよう配慮しましょう。
 
「見通しをたてる」ことも有効な支援策です。
避けられない刺激に対しては見通しを事前に伝えることで混乱を減らすことができます。
例えば、避難訓練のアラームが苦手な場合、
鳴る時刻をあらかじめ伝える・カウントダウンを行う、などです。
 
日常生活に溢れる様々な感覚について、
受け取り方にはかなり個人差がある(スペクトラムである)ことを理解しておくと、
「過敏さ」「繊細さ」がある人たちが必要以上に不安になることを防ぐことができます。
 
※こども未来センター診療所の開所状況はホームページ、公式twitterで随時お知らせしております。引き続きご参照ください。

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