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第11回「家庭ですること・しないこと2」(平成31年2月)

更新日:2019年3月19日

ページ番号:19932443

小学校に就学するまでの幼児期の子どもについての「家庭ですること・しないこと」を考えてみましょう。
 
この時期は前回お話した「適切な生活リズム」を確立するために重要な時期です。
親が手本を示すことは前回お伝えしました。
特に睡眠は「暗くなったら寝る、明るい時間帯に活動する」という基本を身につけましょう。
 
食事についてですが、「偏食で困る」「行儀が悪い」というご相談をよく受けます。
お子さんの状態によりますが、この時期は「いただきます、とごちそうさま、の意味を知る」を優先し、
細かいマナーは目をつむってもかまわないと思います。
 
「いただきます」の合図で食事が始まり、「同じ献立を食する時間なんだ」ということを教えます。
偏食で食べれなかったり途中で離席した際は指導が必要ですが、
親がイライラ(あるいはうんざり)するほど深追いする必要はありません。
できるだけ笑顔で食事時間を過ごし、
たとえ十分食べれていなくても雰囲気が悪くなる前に「ごちそうさま」をして食事は終わる、
ということを教えましょう。
家庭では「食事時間は楽しむもの、そして始まりと終わりがある」ことを子どもに理解させましょう。
偏食の改善やマナーは多くの子どもたちが家庭外(幼稚園などの集団生活)で学びます。
 
幼児期は目が離せない言動が目立ち、いちばん親を困らせる時期かもしれません。
親としては「今のうちに言うことを聞かせなくては!」と焦る気持ちになるのも理解できます。
ですが、この時期は言うことを聞かすのは無理です。
と言ってしまうと元も子もないようですが。。
 
将来親の話を聞いてくれる子になるために、目指すべき目標は別にあるということです。
 
この時期は望ましい行動を身につけるための下地を固めます。
どんな下地かというと、
「褒められたら、嬉しい」「やってみたらできて、楽しい」
という気持ちをしっかり育てることです。
嬉しい・楽しいというポジティブな感情から良い行動をとろう、と思える子どもに育てるのです。
 
叱られるから、、・どうせできないから、、というネガティブ感情が行動動機になってはいけません。
 
できるだけ子どもの良い点・既にできていることに注目し、肯定的な声かけをしましょう。
よろしくない言動の際も頭ごなしに叱るのではなく、
子どもがなぜそのような言動をとったのか想像してみてください。
多くの場合、悪気はないのです。子どもの気持ちに一定理解を示したうえで、
「こうしたらお母さんは嬉しいよ。あなたもきっとできるよ。」と望ましい言動を伝えましょう。
 
この時期は嬉しい気持ちや楽しい経験をさせましょう。
幼児期に「落ち着いたいい子」を目指す必要はありません。
親としては成果が見えにくく大変な時期だと思いますが、
幼児期から親のことをよき理解者だと認識している子どもは就学年齢以降で大きく成長します。

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