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戦争体験談「悩まされつづけた不気味なサイレン」

更新日:2018年2月23日

ページ番号:55829859

悩まされつづけた不気味なサイレン


渡辺 實


 当時6年生で神奈川県にある川崎小学校で授業を受けている時、見かけぬ黒い飛行機がガラス窓に映る。後で思えば、これが東京大空襲の前兆だったのだろう。
 その時の初めて聞く“ブゥーゥブゥーゥ”と低く短いサイレンの響き、なんとも不気味だった。中学に進学するが、授業はもっぱら軍事教練、三八式歩兵銃をもっての捧げ銃、そしてほふく前進、軍人勅語等、又学徒動員である工場で旋盤を操る毎日。
 鶴見区にあった自宅は、東京に次ぐ大空襲で跡形もなく焼けてしまう。その前後、アメリカのB29の編隊飛行の来襲を告げる、あの忌まわしい不気味なサイレンを何回聞かされたことか。
 被災した後、関西の高砂に移り住んだが、ここでもあのサイレンに追いかけられるように何回も防空壕に潜り込む。ある日、西の空に赤々と燃え上がる炎が見え、そして地響き。姫路がやられたようだ。
 転校した加古川中学校でも、その日から明石に近いある電気工場への動員に加わる。やがて学校の体育館の中にその機械設備が移され、その中での作業。
 だが、ある日、皆、仕事を離れ職員室に駆けて行くので付いていくと、天皇陛下によるあの≪玉音放送≫が耳に入った。やっと戦争が終わったのだ、もうあの不気味なサイレンを聞くこともないだろうと思うと、心からホッとしたものだった。

平成28年12月22日寄稿


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