苦楽園地域コミュニティ

苦楽園は西宮北西部に位置し、財界人や文化人も数多く住む文化の香り高い所です。明治末、ラジウム温泉が発見され、苦楽園は旅館や料亭が並ぶリゾート地になりました。しかし昭和13年の阪神大水害で温泉が枯渇したのを機に住宅地に変わり、谷崎潤一郎らの文豪や俳人山口誓子などが居住しました。また、日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士はこの地に住み、中間子理論の着想を生み出され、その記念碑が苦楽園小学校に建立され、毎年課外教室として西宮湯川記念賞受賞者が講演を継承しています。
一方都会のオアシスとして北山緑化植物園では十二単(ひとえ)の女性が歌を詠む「曲水の宴」が行われます。園内では市民が参加する研究グループも活動しています。
また、眺望も絶景で、信貴、生駒、葛城連山からあべのハルカスなども見ることが出来ます。

苦楽園小学校で開催される夏まつりは毎年1,000人以上の参加者があり、令和6年は第43回を迎えました。苦楽園夏まつり実行委員会が運営、苦楽園小学校区内自治会と地域住民が一体となって盛り上げています。

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