このページの先頭です

伝染性紅斑(リンゴ病)

更新日:2025年6月24日

ページ番号:60977135

伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)ってどんな病気?

両頬に赤い発しん(紅斑(こうはん)が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる小児に多い感染症

伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスに感染することで発症する病気です。
小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

症状と経過

潜伏期間

約10~20日


症状・経過

  1. 多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に微熱やかぜの症状などがみられます。
  2. 両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がります。

※発しんは1週間程度で消失します。
※人によっては、長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。
※成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。

両側の頬に出現した蝶翼状の発しん
引用 伝染性紅斑| 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト

上肢伸側に出現した発しん
引用 伝染性紅斑| 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト

ウイルスの排出は、上記1の頃に最も多くなりますが、2の頃にはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。

妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ

これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
また、感染しても症状がない場合もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えましょう。


伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行いましょう。

感染経路

  • 飛沫感染(感染した人の咳のしぶきを吸い込むことによる感染)
  • 接触感染(感染者と接触したりすることによる感染)

治療方法

特別な治療法や薬はなく、対処療法(症状に応じた治療)や経過観察となります。

伝染性紅斑を予防するには

伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません
紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。
参考:ファイルダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。厚生労働省「伝染性紅斑」啓発資料(PDF:651KB)

関連リンク

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader(新規ウインドウで開きます。)

お問い合わせ先

保健予防課

西宮市池田町8-11 池田庁舎 2階・3階

電話番号:0798-26-3675

ファックス:0798-33-1174

お問合せメールフォーム

本文ここまで