【武庫川】 万国博覧会ゾウの行進(昭和45年8月)

更新日:2016年8月5日

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 昭和45年3月14日、77カ国が参加し、当時史上最大といわれた祭典、「日本万国博覧会」の開会式が行われました。人類の進歩と調和をテーマとし、戦後日本の総力を上げて取り組まれました。

 大阪駅周辺のホテルや高速道路などが急ピッチで整備されたのも万国博に起因するものです。西宮市内でも国道171号が拡張され、京都から神戸へ便利に通行できるようになりました。この道路を万国博へ出演するゾウが行進したことをご存知でしょうか?

1.今津中学校吹奏楽部出場(昭和45年6月29日)

今津中学校吹奏楽部出場

 今津中学校吹奏楽部は万国博の開会式に出演したのをかわきりに、ドミニカや日本のナショナルデー、フィナーレを飾った「さようなら万国博」まで述べ20回も出場しました。少年バンドとは思えない力強さと美しいサウンドで、世界の人々を魅了し、EXPO'70のアイドルとして大活躍しました。西宮市からはほかに「西宮デー」で山口町の「袖下踊り」が披露されました。


2.タイから来たゾウ、171号を歩く(昭和45年8月3日)

タイから来たゾウ、171号を歩く

 タイ国からはるばるやってきたゾウ16頭。神戸港に降り立ち、国道171号を歩いて万博会場を目指しますが、アスファルトは硬く、足元はとても暑い、その上沿道にはたくさんの人が繰り出して、人馴れしているゾウたちとはいえ、とても大変だったことでしょう。


3.ここはタイか?!(昭和45年8月3日)

ここはタイか?!

 足を痛めたゾウが出て、予定が二時間遅れてしまいます。武庫川にさしかかり、休憩の水浴びをするため甲武橋下に下りて行く。水を見たとたん重かった足取りが軽くなり、小走りに近づき、鼻を使って水浴びをしたり、草をはんだりするゾウに子どもたちは大喜び。からだを洗ってもらってとても気持ちがよさそうです。結局この日は武庫川で野宿をすることになりました。


 4.赤ちゃんゾウが生まれて(昭和45年9月3日)

赤ちゃんゾウが生まれて

 一ヵ月後、万博の出演を終えての帰路でも、武庫川で休憩をしました。16頭のゾウの行進に赤ちゃんゾウが加わり、前回にも増して騒然としました。万博会場で生まれ、「ひろばちゃん」と名づけられた赤ちゃんゾウ。途中の夕立で少し元気を回復し、川原では地面に寝転がって一休み。それがまたかわいくて、観客は後を絶ちません。翌日、母ゾウに寄り添いながら神戸港目指して歩いて帰っていきました。



<参考文献>

『グラフにしのみや’70』

『毎日新聞』(昭和45年8月4日)(昭和45年9月5日)

『産経新聞』(昭和45年9月4日)

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