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令和5年度国際交流事務研修生研修生だよりNO.4

更新日:2023年12月19日

ページ番号:64037221

令和5年度国際交流事務研修生として8月28日から12月22日まで、陳丹(ちんたん)さんが中国・紹興市から西宮市へ派遣され、市役所や西宮市国際交流協会で西宮市の行政や国際交流、日本文化や日本語について研修を受けられました。帰国に先立ち、西宮市での4カ月の研修について感想を書いていただきました。

研修生だよりNo.4

 中国語には「天下没有不散的宴席」-この世に終わらない宴はない、という言葉があるように、いよいよ皆様とお別れの時が来ました。4カ月の研修期間、長いようで実はとても短いものだと感じました。来た時の歓迎会はつい昨日のことのようです。
 本当に言葉に出ないぐらい感無量の研修経験でした。秘書課及び国際交流協会の皆様の温もりに包まれ、毎日充実していて楽しく過ごさせていただきました。そして、研修先の職場の皆さまにも優しく丁寧に受け入れていただきました。ここに深く感謝を申し上げたいと存じます。
 この4カ月の間に、これまでにない数多くの初体験や感動がありました。
 初めての議会での傍聴、議員と職員との真剣な質疑応答に圧倒されました。初めての酒ぐらルネサンスでの新種番船への参加、「惣一惣一」という言葉に含まれる意味が分かりました。初めての消防署見学、消防服は思った以上に重かったことを知りました。初めてのラジオ収録、ワクワクドキドキしていました。初めての大舞台での講演、まだまだ試練が必要であることを改めて認識しました。初めての日本の子供たちに対する授業やお話、いっぱい元気をいただきました。初めての図書館でのビブリオバトル、とてもよい方式なので日本語の授業でもやってみようと思いました(注:陳丹さんは本国で日本語を教えています)。初めての紙漉き体験、可愛らしいクリスマスの絵葉書を作り、手作りの楽しさを実感しました。初めての茶道体験と能舞台でのすり足体験、伝統文化の奥深さに魅了されました。そして、初めての上下水道施設とゴミ処理場、初めての甲子園球場、オルゴール館、西宮最高峰、日本の禹王との出会いなど、言い出したら切りがないぐらい、すべてがこの4カ月の間にギュッと圧縮され、最高の体験と勉強になりました。
 そして、再び安井小学校に行ったときにある3年生が「この前授業をしてくれた中国人ですね」と親切に声をかけてくれたとき、スーパーで中国語入門講座の受講生が「先生、この前中国語で中国人に自己紹介したらちゃんと通じました。とてもうれしいです。これからも頑張ります」と喜んで言ってくれたとき、紹興ウィークの特別講座の話を聞いて「話はとても分かりやすかったです。素晴らしい。紹興っていい町ですね。行ってみたい」と目をキラキラして言ってくれたとき、ビブリオバトルの話を聞いて参加者が「話が論理的でディベートしたい」というメッセージを書いてくれたとき、西宮・紹興友好交流協会の皆さんがこれでもかこれでもかと中国のことについてお話をなさったとき、どれもがビシビシ胸に伝わってきて心に刻まれました。紹興市のことをより多くの日本の方に少しでも知っていただければ、少しでも西宮市民との交流に役立てば幸いです。
 皆さんのおかげで、今回の研修が無事終了し、私の人生が一歩大きく前進したような気がします。自分の故郷―紹興の良さを一層分かるようになりました。人の前でお話しすることも来た時より少し慣れました。また、日本人の仕事に対する真面目さときめ細かさ、職員の市民に対するサービス精神、人に対する気遣いや思いやり、楽しい雰囲気の職場などを、身近で見て感じ取りました。そのすべてを大切にしまい、今後の仕事や生活に生かしたいと思っています。
 皆さん、これまで本当にいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。

令和5年度国際交流事務研修生 陳丹


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