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【西宮市国民健康保険】COPD(慢性閉塞性肺疾患)啓発推進事業

更新日:2023年10月26日

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令和4・5年度は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の発症リスクの高い人、または治療中断中の人を対象として実施します。
事業実施にあたって、株式会社キャンサースキャンと連携協力して行います。

COPDとは?

COPDとは、呼吸機能が低下していく肺の病気です。主な原因はたばこ(患者の90%が喫煙者)で、「肺の生活習慣病」ともいわれています。以前は「慢性気管支炎」、「肺気腫」と呼ばれていましたが、現在は「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と呼ばれています。
COPDになると、肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなります。
初期は無症状で、ゆっくりと進行し、しかも現代の医学では元通りにはなりません。

重症化を防ぐには

早期に診断し、すぐに禁煙をすることが必要です。さらに適切な治療をほどこすことで、悪化をできる限り食い止めることができます。主な症状は「階段や坂道で息が切れる」「咳やたんが長引く」などです。自覚症状が現れる前、もしくは症状が出たらすぐに医療機関に受診してください。

事業内容

事業対象者

40歳以上の国民健康保険被保険者で、次のいずれかに該当する人

  1. ハイリスク者:令和3年度の特定健診問診票で「喫煙習慣がある」と回答し、過去にCOPDの治療歴のない人
  2. 治療中断者:過去にCOPDの治療歴があり、過去6か月間にCOPDの治療歴がない人

事業内容

  1. 西宮市国民健康保険加入者のCOPDについての分析
  2. 事業対象者へ受診勧奨通知
  3. 効果検証

事業結果報告

令和4年度結果

  1. COPDについての分析
 事業対象者数

ハイリスク者
(特定健診受診者のうち)

1,769人

治療中断者
(国民健康保険被保険者のうち)

210人

2.事業対象者へ受診勧奨通知
ハイリスク者と治療中断者に対して、令和5年1月末に受診勧奨通知を1回発送しました。
 
3.効果検証
効果検証期間は令和5年2月~4月です。
(1)ハイリスク者:医療機関受診率4.1%で、受診勧奨を行っていない年度と比較すると2.1ポイント高まりました。
(2)治療中断者:医療機関受診率6.6%で、受診勧奨を行っていない年度と比較した結果、受診率は高まりませんでした。
実施内容の詳細ついては、以下をご覧ください。
ファイルダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。令和4年度COPD疾患啓発の推進に係る連携・協力(COPD個別受診勧奨)事業報告書(PDF:2,240KB)
 
4.令和5年度の取り組みに向けて
令和4年度結果を受けて、令和5年度は受診勧奨通知を年度内に2回行い、事業効果を分析・比較する予定です。

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お問い合わせ先

国民健康保険課 保健事業チーム

西宮市六湛寺町10-3西宮市役所本庁舎1階

電話番号:0798-35-3115

ファックス:0798-22-7288

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