8月号　祝・日本遺産認定－下り酒が生んだ銘醸地－

西宮徹底解剖8月号「祝・日本遺産認定―下り酒が生んだ銘醸地－」
ゲストティーチャー／西宮市立郷土資料館　俵谷和子さん・東原直明さん
　　　　　　　　　　白鹿記念酒造博物館　学芸員　大浦和也さん
　　　　　　　　　　辰馬考古資料館　　　学芸員　青木政幸さん

放送日 月曜20時30分～	テーマ	音声配信
8月3日	祝、日本遺産認定。 【クイズ】 江戸へお酒を運んだ船の名前は何でしょうか？ 【答】樽廻船	8月3日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,215KB）
8月10日	酒の町西宮を見直そう　日本遺産認定をきっかけに 【クイズ】 日本遺産の構成文化財として認定された辰馬本家酒造の酒蔵は何と呼ばれていたでしょうか？ 【答】本蔵	8月10日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,210KB）
8月17日	酒造りがつなぐ文人・美術品・地域文化 【クイズ】 北辰馬家に1ヶ月程滞在して、『阿部仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図』を描き上げた画家は誰でしょうか？ 【答】富岡鉄斎	8月17日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,162KB）
8月24日	博物館で楽しむ日本遺産／質問コーナー	8月24日放送を聴く（音楽ファイル(MP3)：27,206KB）

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皆さんは「日本遺産」をご存じですか？“世界”遺産ではなく“日本”遺産です。世界遺産は遺産を保護することが目的なのに対し、日本遺産は遺産を活用することが目的で、2015年から5年計画で文化庁が始めた取組みです。そして、最終年にあたる今年、西宮市を含む近隣5市が申請した、日本酒をテーマにした『ストーリー』が日本遺産に認定されたのです。今月は、日本遺産への理解を深めるとともに、ストーリーを語る上で欠かせない西宮市の文化財群をご紹介します。

令和2年6月19日、神戸市、西宮市、芦屋市、尼崎市、伊丹市の5市が申請した『「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷』が令和2年度の日本遺産に認定されました。「日本酒」をテーマとしたストーリーが認定されたのは初めてです。「日本遺産（Japan Heritage）」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。第1話は、ストーリーの概要、構成文化財についてお話します。

第2話は、日本遺産認定を受けた灘五郷について、その成り立ちをご紹介します。また、灘五郷の中にある西宮の酒蔵のひとつで、明治2年に建てられた旧辰馬本家酒造本蔵（現在の白鹿記念酒造博物館 酒蔵館）や酒造りに使用した道具といった、今回認定となった構成文化財について、ご見学時の見どころをご紹介します。西宮の酒造りの文化を見直すきっかけにしていただければと思います。

銘酒「白鷹」蔵元である（北）辰馬家が収集したコレクションをもとに設立されたのが辰馬考古資料館です。考古資料はもちろんのこと、富岡鉄斎作品などの美術品にも優れたものが収蔵されています。収蔵品には、個人がただ買い集めただけではない人のつながりがあり、そのつながりは西宮市内の文化財とも深く関わっていきます。第3話は酒造家の文化活動という視点からお話しします。

構成文化財を所有する市内の3つの博物館（郷土資料館・白鹿記念酒造博物館・辰馬考古資料館）では、日本遺産を幅広い世代に楽しんでいただこうと、展示やイベントなど様々な事業を企画していきます。最終話は、博物館施設における日本遺産の取り組みについてお話します。

毎月第1～3週に1題ずつクイズを出題し、4週目に答え合わせをします。
全問正解者の中から抽選で1名様に、クオカード3,000円分をプレゼントします！
3週分のクイズの答えと、番組への感想・質問を書いて、さくらFMまでお送りください。
また、「こんなことが知りたい！」というリクエストもお待ちしています。
【FAX】0798-37-5514
【E-mail】787★sakura-fm.co.jp（★を＠にしてください）
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