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ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)の予防接種

更新日:2024年3月5日

ページ番号:78761714

概要

ヒトパピローマウイルス(HPV)は皮膚や粘膜に感染するウイルスで、100種類以上あります。このうち主に粘膜に感染する種類は、性行為を介して生じる表皮の微少なキズから、生殖器粘膜に侵入して感染するウイルスであり、海外においては性活動を行う女性の50%以上が、生涯で一度は感染すると推定されています。
粘膜に感染するヒトパピローマウイルスのうち少なくとも15種類は子宮頸がんから検出され、「高リスク型ヒトパピローマウイルス」と呼ばれています。高リスク型ヒトパピローマウイルスの中でも16型、18型とよばれる2種類は特に頻度が高く、海外の子宮頸がん発生の約50~70%に関わっていると推定されています。
HPV未感染者を対象とした海外の研究では、感染や前がん病変の予防にワクチンが効果的であることが示されています。
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)の予防接種は、平成25年4月に予防接種法に基づく定期接種に位置づけられました。
なお、平成25年6月14日以降、厚生労働省の通知勧告に基づき、子宮頸がん予防ワクチンの積極的な接種勧奨を差し控えておりましたが、令和3年11月26日付けの厚生労働省の通知により積極的な接種勧奨の再開がされることとなりました。詳しくは「ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)の予防接種の積極的勧奨およびキャッチアップ接種について」をご参照ください。

キャッチアップ接種について(令和4年4月から開始)

厚生労働省において、これまでの積極的な勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対しては公平な接種機会を確保する観点から、積極的な勧奨を差し控えている間に定期接種の対象であった平成9年度生まれから平成18年度生まれまでの女性について公費負担(無料)での接種対象者とすることが決定されました。詳しくは、「ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)の予防接種の積極的勧奨およびキャッチアップ接種について」をご参照ください。

対象者

小学校6年生から高校1年生相当年齢までの女子

12歳となる年度の初日から16歳となる年度の末日まで

標準的な接種期間

中学校1年生

13歳となる年度の初日から当該年度の末日まで(4月1日から翌3月31日まで)

接種間隔と回数

ワクチンの種類により接種間隔が異なります。

2価ワクチン(製品名:サーバリックス)

・1月以上の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上の間隔をおいて1回
※標準的には1月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回

4価ワクチン(製品名:ガーダシル)

・1月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて1回
※標準的には2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回

上記の2種類(2価ワクチン・4価ワクチン)のワクチンの互換性に関する安全性、免疫原性、有効性のデータがないため、2種類のワクチンの併用はできません。

9価ワクチン(製品名:シルガード9)

・小学6年~15歳未満でシルガード1回目を接種した場合、1回目から5月以上の間隔をおいて1回
※標準的には1回目から6月の間隔をおいて1回
ただし、1回目から1月以上5月未満で接種した場合は、上記4価ワクチン(製品名:ガーダシル)と同じ接種間隔にて合計3回接種(標準的には2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回)
・1回目接種時に15歳以上の場合は、ガーダシルと同じ接種回数及び接種間隔になる(標準的には2月の間隔をおいて2回行った後、1回目の接種から6月の間隔をおいて1回)

委託医療機関及び実施方法

委託医療機関及び実施方法についてはリンク先を参照してください。

9価ワクチン(製品名:シルガード9)の定期接種化について

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)の定期予防接種について、令和5年4月1日から9価ワクチン(シルガード9)を新たに定期予防接種の対象として追加されました。9価ワクチンは、4価ワクチン(ウイルスの型6・11・16・18型)に加えて31・33・45・52・58型に予防効果が期待されるワクチンです。
厚生労働省のホームページ「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」(外部サイト)新規ウインドウで開きます。で最新情報が掲載されていますので、ご確認ください。

お問い合わせ先

保健予防課

西宮市池田町8-11 池田庁舎3階

電話番号:0798-35-3308

ファックス:0798-33-1174

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