石井市長の"てくて句歳時記"
更新日:2024年10月10日
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てくて句歳時記
令和6年10月
ようやく秋らしい涼しさを感じられるようになりました。今年も市内の各地で秋祭りなどのイベントが行われますが、山口町では、地元のガイドが町内の魅力を満喫できる散策コースを案内する「西宮山口アルキナーレ」が毎年行われ、今年は10月12日に実施されます。当日は、宮前通りを地域の人が古代衣装を着て歩き、『孝徳帝行幸行列』を再現します。これは大化3年(647年)に孝徳天皇が有馬温泉に行幸した際に、山口町に長期滞在したという故事にちなんで行われています。山口町には、天皇御一行が立ち寄られたのを、村人が身ぶり手ぶりで喜びを表現して歓迎したのが始まりとされる「山口袖下踊り」も伝わっており、市の無形民俗文化財に指定されています。
また、山口町徳風会が運営する山口町郷土資料館では、中世以降の山口町に関する多くの資料が展示され、代表的な産業であった寒天・竹かご・和紙づくりの技法やだんじりを見ることができます。このような地域の伝統を皆さんと一緒に盛り上げ、応援していきたいものです。
豊かな自然と趣あふれる山口町へは、ぜひ、さくらやまなみバスでお越しください!
≪写真≫ 孝徳帝行幸行列の様子
バックナンバー
- 令和6年9月(睡蓮や 甲陽園の 大池に)
- 令和6年8月(歓声や 山ふところの 水遊び)
- 令和6年7月(鳴尾なる 一本松へ 南風)
- 令和6年6月(花卯木 かむさるように 百間樋)
- 令和6年5月(青蛙 はぐくみ継ぎて 学び舎に)
- 令和6年4月(晴れ渡る 廣田の山に つつじ咲く)
- 令和6年3月(若鮎や 生瀬トンネル 開通す)
- 令和6年2月(雪解風 きづなつむぎて 復興へ)
- 令和5年12月(北おろし まちと人とを 育みて)
- 令和5年11月(朝焼けの 沖からきたる 百合鴎)
- 令和5年10月(天平の 空からきたか 鬼やんま)
- 令和5年9月(学文の 坂本ですが 鳥渡る)
- 令和5年8月(いにしへの あの夏空を 忘れまじ )
- 令和5年7月(夏空に 塔屋の威風 六角堂 )
- 令和5年6月(北山の 花木喜ぶ 梅雨の空)
- 令和5年5月(一望の いちご畑や 鳴尾村)
- 令和5年4月(浜大根 咲いて鳥待つ 人を待つ)
- 令和5年3月(先人の 思いをつなぐ 桜かな)
- 令和5年2月(鳥も木も 頬を緩める 梅の花)
- 令和4年12月(落葉掃き 我がまち思う 宮っ子ら)
- 令和4年11月(時超えて 町を見守る 紅葉山)
- 令和4年10月(芸術の 秋を市民と 半世紀)
- 令和4年9月(学び舎に 子等の育てし 稲香る)
- 令和4年8月(ひたむきに 白球を追う 夏の空)
- 令和4年7月(海猫と 永遠の少年 帰還せり)
- 令和4年6月(思ひのせ 蘭学のみち 蛍舞ふ)
※西宮市政ニュース令和4年6月からおおむね月1回掲載
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