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令和7年6月(白龍や 武庫大橋に 雲の峰)

更新日:2025年7月10日

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てくてく歳時記

令和7年6月

白龍や 武庫大橋に 雲の峰

 市制施行の翌年となる大正15年に、武庫川を渡る阪神国道(国道2号)に架けられたのが武庫大橋です。
 当時は、工業の発展に伴って都市の人口集中が進むとともに、自動車が馬車や人力車に変わる輸送手段となり、交通量が増加していました。これに対応するため、阪神間を結ぶ主要道路として、武庫大橋を含む阪神国道が整備され、後の沿線開発に大きく寄与する橋となりました。
 橋完成直後の業界紙には、「武庫川の青松中に白龍の渡るが如き武庫大橋」と称されたそうです。確かに、モダンで洗練されたデザインは趣深く、連続する白いアーチが白龍のように見えます。その先の時代の発展を期す、躍動感あふれるイメージが湧いてきます。
 当時最大級の6連の開腹アーチ橋で、装飾的なデザインのバルコニーが設けられているこの橋は、橋梁工学の専門家である松村博さんが選んだ日本百名橋に紹介され、土木学会選奨土木遺産にも認定されるなど、現代でも高く評価されています。
 普段何気なく通る武庫大橋ですが、視点を変えて100年前にデザインされた橋の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。


≪写真≫ 武庫川河川敷から見上げた武庫大橋

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