令和4年10月（芸術の　秋を市民と　半世紀）

　過ごしやすい季節となりました。スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋の到来です！
　さて、その中でも、この秋に大きな節目を迎えるのが、開館から50周年を迎える西宮市大谷記念美術館です。
　故大谷竹次郎氏から敷地やコレクションの寄贈を受けて1972年に開館した同館は、優れた芸術を鑑賞できるだけでなく、市民の皆さんに憩いと交流の場を提供し、子供の豊かな感性や多様な価値観を育む美術館として、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展をはじめ、現代美術やデザインなどの企画展を開催してきました。展覧会期中に実施するミュージアムコンサートは人気イベントとして、多くの皆さんにお楽しみいただいています。
　現在開催中の開館50周年を記念した特別展は、開館当時に制作された、主に関西の現代美術を5つのテーマに沿って紹介しています。ぜひこの機会に、美術館へお越しください。展覧会をご覧いただいた後は、現代美術作品が常設された庭園にもお立ち寄りください。季節ごとに表情を変える多彩な植栽に、心が洗われることでしょう。
　これからも、市民の皆さんと共に、文教住宅都市・西宮の文化芸術を盛り上げていきたいと思います！

≪写真≫紅葉も楽しむことができる庭園