小児の肺炎球菌感染症の予防接種
更新日:2022年10月25日
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概要
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因の1つで、2歳未満での感染のリスクが特に高くなっています。多くの子どもの鼻の奥にはこの菌があり、細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を引き起こすこともあります。死亡率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅滞等)はヒブによる髄膜炎より高く、約21%に後遺症を残す可能性があります。
子どもで重い病気を起こしやすい13の肺炎球菌血清型について、子どもの細菌性髄膜炎などを予防するように作られたのが、小児用肺炎球菌ワクチン(13価肺炎球菌結合型ワクチン)です。このワクチン、現在は100か国以上で導入されています。導入後は、細菌性髄膜炎や菌血症の感染者数が大幅に減少しています。
なお、副反応として紅班(発赤を伴う赤み)、腫れ、発熱等が見られることがあります。
対象者
西宮市に住民登録のある生後2か月以上5歳未満の者
標準的な接種期間
初回接種
生後2か月以上7か月未満に開始
追加接種
初回接種終了後、生後7か月以上15か月未満で接種
接種間隔と回数
初回接種開始時に生後2か月以上生後7か月未満
初回接種
生後24か月(標準的には生後12か月)未満の間に27日以上の間隔をあけて3回
追加接種
初回接種終了後60日以上の間隔をあけて生後12か月以降(標準的には生後15か月まで)に1回
※初回接種開始時に生後2か月から生後7か月未満の場合は、生後24か月以降に初回2回目及び初回3回目の接種を行わないこと。また、生後12か月以降に初回2回目の接種を行った場合は、初回3回目の接種を行わないこと。ただし、追加接種は実施可能
初回接種開始時に生後7か月以上生後12か月未満
初回接種
生後24か月(標準的には生後12か月)未満の間に27日以上の間隔をあけて2回
追加接種
初回接種終了後60日以上の間隔をあけて生後12か月以降に1回
※初回接種開始時に生後7か月以上生後12か月未満の場合は、生後24か月以降に初回2回目の接種を行わないこと。ただし、追加接種は実施可能
初回接種開始時に1歳以上2歳未満
初回接種
60日以上の間隔をあけて2回
※追加接種は不要
初回接種開始時に2歳以上5歳未満
初回接種
1回
※追加接種は不要
委託医療機関及び実施方法
委託医療機関及び実施方法についてはリンク先を参照してください。
