日本脳炎の予防接種
更新日:2020年4月1日
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概要
日本脳炎はブタの体内で増えた日本脳炎ウイルスが蚊によって媒介され、感染します。ヒトからヒトへの感染はありません。7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐(おうと)、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。全国的な感染者数は毎年2桁台で推移していますが、脳炎にかかった時の死亡率は約20~40%です。生存者の45~70%に神経の後遺症が残り、特に乳幼児には重度の障害が残ることが多いと言われています。
日本脳炎予1期定期予防接種を3回(初回2回、追加1回)接種することで、基礎免疫を付けることができます。さらに、1期の接種によってついた基礎免疫が時間の経過により下がってくるところで、2期接種を4回目として行うことにより免疫機能を長く保つことができます。
なお、副反応としては、発熱や腫れ等が見られることがあります。
標準的な接種期間
1期初回(1回目、2回目)
3歳から4歳未満
1期追加(3回目)
4歳から5歳未満
2期(4回目)
9歳から13歳未満
対象者・回数等
日本脳炎は合計4回接種します。平成17年度から21年度まで日本脳炎の積極的な接種の呼びかけを中断していたため、生年月日によって、接種可能な時期が異なります。詳しくは以下をご確認ください。
平成7年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた方
対象年齢 | 20歳未満 |
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接種間隔及び回数 | 初回:6日以上の間隔をあけて2回 |
留意事項
1期の接種回数が不足している場合、不足回数分を20歳の誕生日の前日まで接種可能
平成23年5月20日までに日本脳炎定期予防接種を1回でも受けている場合は、6日以上の間隔で接種可能
対象年齢 | 9歳以上20歳未満 |
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接種回数 | 1回 |
留意事項
2期を接種していない場合、20歳の誕生日の前日まで接種可能
1期追加終了後は6日以上の間隔をおくこと
日本脳炎3期は予防接種法の改正により、平成17年以降廃止されました。
平成19年4月2日から平成21年10月1日までの間に生まれた方
対象年齢 | (ア)生後6月から生後90月に至るまで |
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接種間隔及び回数 | 初回:6日以上の間隔をおいて2回 追加:1期初回終了後、6か月以上の間隔をおいて1回 |
留意事項
1期の接種回数が不足している場合、9歳以上13歳未満の間に接種可能
平成22年3月31日までに日本脳炎定期予防接種を1回でも受けている場合は、6日以上の間隔で接種可能
対象年齢 | 9歳以上13歳未満 |
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接種回数 | 1回 |
留意事項
1期追加終了後は6日以上の間隔をおくこと
平成21年10月2日から現在までの間に生まれた方
平成21年10月2日以降に生まれた方は、通常の対象年齢での接種となります。
対象年齢 | 生後6月から生後90月に至るまで |
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接種間隔及び回数 | 初回:6日以上の間隔をおいて2回 追加:1期初回終了後、6か月以上の間隔をおいて1回 |
対象年齢 | 9歳以上13歳未満 |
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接種回数 | 1回 |
委託医療機関及び実施方法
委託医療機関及び実施方法についてはリンク先を参照してください。
