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工業用水道事業の概要

更新日:2021年7月20日

ページ番号:97684615

 
 西宮市の工業用水道は、市南部の工場地帯の地盤沈下対策として昭和39年(1964年)に給水を開始しました。設立当初は給水能力は、1日あたり30,000立方メートルでしたが、地下水のくみ上げ規制区域強化による既設井戸の強制転換に対応するため、さらに高度経済成長時代における水需要の増大に対処するため拡張事業を行い、昭和43年(1968年)には、1日あたり80,000立方メートルの給水能力を有するようになりました。
 これにより、地盤沈下も完全に終息し、工業用水道建設の目的は十分に達成されました。しかし、昭和48年(1973年)のオイルショックを契機として、技術革新や産業構造の転換など工業用水を取り巻く環境が大きく変化し、それにより水需要も減少傾向が続くようになりました。
 このため、平成4年(1992年)4月から給水能力を1日あたり47,000立方メートルに縮小し、より効率的な運営を図ることとしました。
 また、工業用水道事業の経営の改善と、良質で安定した工業用水の供給を目的に、平成17年(2005年)3月より、中新田浄水場の運転・維持管理を包括的に委託しました。
 

工業用水道の沿革

昭和36年

2月

第1期事業計画の立案に着手。

37年

1月

神戸市と工業用水道施設の共同設置を協定する。

4月

第1期事業を実施。水道局工事課工業用水係を新設。

5月

第2期事業計画の立案に着手。

11月

本市のうち阪急電鉄神戸線以南の地域が、工業用水法の指定地域となる。

38年

3月

尼崎、伊丹両市と工業用水道施設の共同設置を協定する。

4月

第2期事業を実施。

8月

鯨池浄水場(第1期事業)建設を起工。

39年

3月

鯨池浄水場(第1期事業)を完工。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例が制定・施行される。 第1期事業の一部給水を開始。

6月

西宮市工業用水道給水協議会が発足。

11月

第1期事業共同施設が完成し、淀川を水源とする給水を開始。

40年

3月

第1期事業が完成。(給水能力1日あたり30,000立方メートル)
長柄可動堰改築事業に伴う水利権が許可される。

4月

水道局工業用水課を新設。

42年

3月

中新田浄水場(第2期事業)建設を起工。

12月

中新田浄水場(第2期事業)を完工。

43年

1月

第2期事業の給水を開始。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、メーター使用料を改定する。

44年

3月

第2期事業が完成(給水能力1日あたり50,000立方メートル)

5月

工業用井戸の基準外井戸は、工業用水法の転換猶予期限が切れ全面廃止となる。

45年

3月

工業用水道事業経営健全化計画を策定し、通商産業大臣の承認を受ける。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、料金を改定する。

12月

工業用水道事業経営健全化計画について、自治大臣の確認を受ける。

46年

3月

経営健全化対策として、未償還企業債のうち5億6,000万円の借換が許可される。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、料金を改定する。

47年

1月

長柄可動堰改築事業に伴う水利権が許可更新される。

3月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、県知事の要請する公害発生工場に対する給水停止などの措置をとる規定を定めた。琵琶湖総合計画の立案に伴い、下流負担金に関する覚書が交換される。

6月

琵琶湖総合開発特別措置法が制定される。

12月

琵琶湖総合開発計画が決定される。

48年

3月

工業用水道事業経営健全化計画を変更する自治大臣の確認及び通商産業大臣の承認を受ける。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、料金を改定する。

8月

全国的な異常渇水により、淀川も初の取水制限が実施される(7月31日~11月5日)。

49年

2月

長柄可動堰改築事業に伴う水利権が許可更新されるとともに、正蓮寺川利水事業に伴う水利権が許可される。

51年

3月

石油危機に起因するインフレに伴い、再度工業用水道事業経営健全化計画を変更する必要に迫られ、自治大臣の確認及び通商産業大臣の承認を受ける。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、料金を改定する。

52年

8月

異常渇水により、淀川の取水制限が実施される(8月26日~1月7日)。

53年

9月

異常渇水により、淀川の取水制限が実施される(9月1日~2月9日)。

54年

3月

工業用水道事業経営健全化計画(昭和45年度~昭和54年度)1年繰上げ完了。

57年

3月

琵琶湖総合開発計画、琵琶湖総合開発特別措置法が10年間延長される。

5月

琵琶湖総合開発に伴う下流負担金について、上下流団体の協議が成立する。

58年

8月

長柄可動堰改築事業、正蓮寺川利水事業に伴う水利権が許可更新を受ける。

59年

10月

異常渇水により、淀川の取水制限が実施される(10月8日~3月12日)。

61年

10月

異常渇水により、淀川の取水制限が実施される(10月17日~2月9日)。

63年

3月

淀川水系淀川等における水利使用(変更)に関する水利権が許可される。

平成4年

3月

工水転用に伴い事業変更及び財産処分が承認される。
琵琶湖開発事業に伴う淀川水系淀川等における水利使用(変更)に関する水利権が許可される。

5年

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、料金を改定する。

6年

8月

異常渇水により、淀川の取水制限が実施される(8月22日~10月4日)。

7年

1月

阪神・淡路大震災(1月17日午前5時46分 M7.3)により浄水場、配水管等が被災した。2月23日通水。

8年

3月

災害復旧補助事業完了。

4月

第2期施設改築事業着工。

9年

3月

琵琶湖総合開発事業が完成する。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、メーター使用料を改定する。

11年

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、1日当りの基本使用水量を引き下げる。

14年

3月

淀川水系淀川等における水利権が許可更新される。

4月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、料金を改定する。

9月

異常渇水により淀川の取水制限を実施(9月30日~1月8日)

12月

西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正し、給水(特定給水を含む)の開始・増量・減量・廃止時の使用者負担金を定める。

17年

3月

中新田浄水場の運転・維持管理を株式会社日立製作所に包括的に委託する。

20年

8月

西宮市工業用水道施設更新計画策定。

23年

2月

工業用水道事業変更届出についての適合通知を経済産業大臣から受ける(六甲トンネル湧水及び中新田浄水場内浅井戸を水源として追加)。

24年

3月

淀川水系淀川等における水利権が許可更新される。

31年3月西宮市工業用水道事業経営戦略策定。

お問い合わせ先

上下水道局 経営企画課

西宮市六湛寺町8-28 西宮市役所第二庁舎7階

電話番号:0798-32-2204

ファックス:0798-32-2278

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