【甲東分署】兵庫県立甲山森林公園で秋の火災予防運動に伴う防災イベントを行いました。
更新日:2025年11月27日
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火災予防運動について
早速ですが皆さん、「秋の火災予防運動」をご存知でしょうか?
毎年11月9日から11月15日の1週間、全国で一斉に実施される火災予防の週間です。また、3月1日から3月7日も「春の火災予防運動」を行っています。
この「火災予防運動」は、空気が乾燥し、火災が発生しやすい時期に、火災予防思想の普及を図ることで火災の発生を防ぎ、高齢者を中心とした死者及び財産損失を減少させることを目的としています。

2025年秋の火災予防運動広報用ポスター
そして、「秋の火災予防運動」期間中である令和7年11月11日(火曜日)晴天の秋空のもと、兵庫県立甲山森林公園で山火事に関する防災イベントを実施しました。
このイベントは、兵庫県立甲山森林公園主催で甲東消防分署も共催として行い、他団体として兵庫県立淡路景観園芸学校と兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科も共催参加しています。また、協力団体として西宮市消防職員の有志で結成している※ロープレスキューチーム「NR JAPAN」も参加し、とても盛り上がったのではないかと思います。
※「NR JAPAN」とは、西宮市消防職員の有志で結成し、災害や事故の現場を想定したロープを使った救助技術を競う大会に参加している「ロープレスキューチーム」の名称です。
あくまでも「勉強会」という名目で休日や非番に取り組み、自主的に活動を行い、ロープの技術や知識を高めることで市民を守る消防力の向上につなげています。
今回のイベントに来られた近隣自治会の方々や普段から甲山森林公園を利用されている各団体の皆様に対して、秋の火災予防運動の普及啓発広報を行うことができました。
そのうち甲東消防分署が担当したブースの様子を紹介します。

参加団体のご紹介の様子
各種イベントの様子
水消火器取扱い訓練

水消火器取扱訓練の様子
訓練用水消火器を体験している様子です。
大人の方も子供たちも一生懸命説明を聞き、熱心に取り組んでくれました。
消火器は、大きな火災になる前の小さな火種を消す大切な器具です。使い方は覚えておいてくださいね!
山火事に関する講話等

山火事に関する講話の様子
空気の乾燥が著しくなるこの季節、一旦火災が発生すると火は瞬く間に燃え広がります。小さな火種でも決して油断はできません。
全国では、今年の初旬に消火までに1ヵ月以上もかかるような大規模な山火事がニュースになったことを覚えておられるかと思いますが、今一度、山火事の恐ろしさを再認識してみて下さい。
また、この山火事に関する講話に引き続き、住宅内での防火・防災に関する内容として、地震の揺れに伴う電気機器からの出火や停電が復旧した時に発生する火災を防止する機器である「感震ブレーカー」の普及推進も行いました。
その後、住宅内での火災防止等に関するアンケート「住宅防災診断」も協力していただき実施することが出来ました。本当にありがとうございました。
ポンプ車を使用した放水訓練

ポンプ車を使用した放水訓練の様子
甲山森林公園内にある、みくるま池からポンプ車で水を汲み上げ、放水訓練を行うところを見学してもらいました。
また、見学者のうち代表者数名の方々には、実際に水が通ったホースを持ってもらったり、筒先を持ち放水するといった普段ではなかなか経験することがない体験をしてもらいました。
非常に好評でした!
おわりに
市民の方々に対して、火災予防に関する様々な防災に触れてもらえる機会を設けることができ、兵庫県立甲山森林公園の関係者をはじめ、他の共催団体及び協力団体の方々にあらためて感謝申し上げます。また、このイベントに参加された多数の市民の皆様、本当にありがとうございました。
「秋の火災予防運動」は1週間で終わりますが、私たちの火災予防広報は永遠に終わりません。市民の安心安全のため、今後も一層のご理解とご協力を賜わりますよう、お願い申し上げます。