【消防局】「林野火災に関する注意報・警報」について

令和7年2月26日に岩手県大船渡市で、焼損面積約3,370haとなる昭和39年以降では最大の林野火災が発生しました。
この火災は、記録的な降水量の少なさ、発生日前後の乾燥、強風、地形等の影響を受け、火災覚知から約2時間で延焼範囲が600ha以上に達するなど、急激に延焼拡大した大規模災害となりました。この火災から、消防庁において林野火災の予防の取組や火災に関する注意報等の運用が検討され、西宮市においても的確に注意報等を発令し林野火災予防の実効性を高めることを目的として、西宮市火災予防条例が改正される運びとなりました。
本改正により、市内の気象状況が林野火災の予防上注意を要する気象状況になった時は「林野火災注意報」が、林野火災の予防上危険な気象状況となった時は「林野火災警報」が発令されることになります。

各発令基準は以下のとおりで、注意報、警報ともに消防長が必要と認めた場合に発令されます。
林野火災注意報
　前3日間の合計降水量が1ミリ以下であり、かつ、前30日間の合計降水量が30ミリ以下で乾燥注意報が発表された場合
林野火災警報
　「林野火災に関する注意報」の発令基準に加え、強風注意報が発表された場合

対象期間は、「1月～5月」です。
※空気が乾燥し林野火災が起こりやすい時期です。

（1）防災ポータル～「西宮市ホームページ」及び「西宮市消防局ホームページ」のトップ画面にある、防災
　　 ポータルサイトの「お知らせ情報」から確認できます。
（2）西宮市公式LINEでの確認～公式LINEのメニュー「防災情報」から確認できます。
（3）消防テレホンサービス（0798－22－9999）～発令をお知らせします。
（4）消防局・消防署の屋外表示板～発令をお知らせします。
（5）防災ネットでの配信～「ひょうご防災ネット」に登録いただくと警報のみ「発令及び解除」が通知されます。
　※防災ネットの登録はこちらから
また、発令時には、消防車による巡回広報も併せて実施します。

火の使用の制限として、西宮市火災予防条例第30条に規定する、下記の（1）～（5）の項目について、市民の皆様には、守っていただく必要があります。
「林野火災注意報」の発令時は、あくまでも努力義務ですが、「林野火災警報」の発令時においては、消防法上の罰則が定められています。

森林等が存在する、下表の町名とします。