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HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)について

更新日:2026年6月23日

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近年首都圏をはじめとする大都市圏での性的接触等によるHTLV-1の感染が増加しています。

HTLV-1とは

HTLV-1は、Human T-cell Leukemia Virus type 1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)の略称で、ヒトに感染するレトロウイルスの一つです。同じレトロウイルスでは、エイズの原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が有名ですが、HTLV-1とHIVは全く別のウイルスです。HTLV-1は、血液中の白血球の一つであるリンパ球のうちのT細胞に感染します。

HTLV-1キャリアとは

HTLV-1ウイルスに感染しているが、生涯無症状でウイルスを保有している人のことです。HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)は、感染者の約95%は生涯にわたり症状を発症せず、健康な人と同じ生活を送ることができます。

感染経路

HTLV-1感染者の血液、母乳、精液等に含まれるウイルスに感染した細胞が大量に体内に入り込むことで起こります。感染経路は主に母乳を介した母子感染と、性的接触による水平感染等があります。

HTLV-1に感染するとどのような病気になりますか

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生涯のうちに、約5%の頻度で成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)とよばれる血液の病気を、約0.3%の頻度でHTLV-1関連脊髄症(HAM)とよばれる神経の病気を発症します。また、HTLV-1キャリア10万人あたり90~110人がHTLV-1関連ぶどう膜炎(HU/HAU)という眼の病気を有していることが知られています。

HTLV-1の感染はどのように調べることができますか

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血液中にHTLV-1に対する抗体があるかどうかを調べることによって行われます。

HTLV-1に感染すると、体にもともと備えられている防御機構である免疫によりHTLV-1に対する抗体が作られ、体の中からHTLV-1を排除しようとします。そのため血液中にHTLV-1に対する抗体がある人はHTLV-1に感染していると言えます。

HTLV-1の感染を調べるための検査はどこで受けることができますか

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妊娠中の方は妊婦健診の項目にHTLV-1抗体検査が含まれていますので、かかりつけの産婦人科で検査を受けることができます。それ以外の方は、一部の医療機関で検査を受けることが可能です。

HTLV-1感染の検査は、日本HTLV-1学会が認定した日本HTLV-1学会登録医療機関で受けることができます。
日本HTLV-1学会登録医療機関一覧(外部サイト)新規ウインドウで開きます。

治療方法

HTLV-1キャリアに対しては、HTLV-1ウイルスが体内で増殖することを抑える薬は今のところ使える状況にはありません。
ATL(成人T細胞性白血病・リンパ腫)に対しては、抗がん剤による化学療法などの薬物療法や造血幹細胞移植による治療が行われます。
HAM(HTLV-1関連脊髄症)やHU/HAU(HTLV-1関連ぶどう膜炎)などに対しては、ステロイドなど炎症を抑える治療が中心になります。

予防するには

HTLV-1の感染は、ウイルスに感染した細胞が、生きたままの状態で大量に体内に入り込むことがない限り感染しません。
精液や粘液を介した性行為感染を防ぐには、性行為の際のコンドームの使用が有効です。他に、血液が付着した歯ブラシやかみそりを共用すること、消毒が不十分な器具を使用してピアスの穴をあけること、刺青(タトゥー)を入れることは避けましょう。

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