郷土資料館開館40周年
西宮の歴史に出会える にしはくの魅力

画像の左上から順に、(1)今津灯台、(2)岡本家文書、(3)史跡見学会(大坂城石垣石丁場跡 東六甲石丁場跡)、(4)具足塚古墳出土品

にしはく(市立郷土資料館)は、7月10日で開館40周年を迎えました。西宮の歴史を「見て・聞いて・体験できる」貴重な施設です。
にしはくのイベント情報など詳しくは、市のホームページでご確認ください。

【問合せ】文化財課(0798・33・2074)

「にしはく」 実は〇〇なんです

郷土資料館は「博物館」です!

写真:登録博物館証書
登録博物館証書

「郷土資料館」という施設名のため、資料を保管しているだけと思われがちですが、博物館法(注1)に基づいて登録されたれっきとした歴史博物館です(平成25年(2013年)2月18日登録)。地域の特徴を〝モノ〟を通して、見て、触れて、感じ取って、知ることができる博物館は、地域の魅力の発信拠点の一つとなっています。

市は、郷土資料館を地域博物館としてより親しんでもらいたいという思いから、愛称「にしはく」とともにPR活動を行っています。

(注1)博物館としての事業(資料の収集・保管、展示、調査研究、教育普及)や事業の充実を図るための他の博物館との協力・連携、博物館職員(館長・学芸員)の配置などの基準が示されたもの。これらを満たしている施設が登録博物館として登録されます

歴史資料約4万点を所蔵する市内で唯一の歴史博物館

写真:〝ホンモノ〟250点が並ぶ展示室
〝ホンモノ〟250点が並ぶ展示室

「にしはく」の収蔵品は、指定文化財をはじめ、西宮の歴史や文化、町の成り立ちを直接的に物語る〝ホンモノ〟の一級品ばかりです。

約4万点におよぶ所蔵資料の中からテーマに沿ったものを紹介する企画展示を開催しているほか、団体見学や講座・史跡見学会などでは、資料を間近で見たり、直接触れたりすることもできます。

個性豊かな13人のエキスパート(学芸員)がいる

写真:高畑町遺跡発掘調査の様子
高畑町遺跡発掘調査の様子

「にしはく」には、複数の分野(考古学・歴史学<古代・中世・近世>・民俗学)の学芸員がいるので、さまざまな角度から話を聞くことができます。各企画展示は、担当学芸員が一人で企画・運営を行っているので、その人の個性を強く感じることができます。

毎月開催の学芸員講座がおすすめ

月1回開催の「学芸員講座」では、各分野の学芸員が、収蔵品や文化財について、分かりやすく解説します。

次回の講座は『考古学』
最新の研究成果や
実物資料が見られます‼
写真:森下学芸員
講師は森下学芸員
  • 7月17日(木曜)午後1時半から(受付は1時から)
  • テーマ:高畑町遺跡発見30年、西宮の発掘調査と「高畑・津門遺跡群」
  • 参加費無料。定員あり(当日先着順)。申込不要

分館で「紙すき」ができる

写真:夏休み子ども紙すき
夏休み子ども紙すき

「にしはく」分館の名塩和紙学習館は、県指定無形文化財「名塩紙技術」を学び、体験できる施設です。1年を通じて、入門から本格的な紙すき体験ができる講座などを開催しています。

名塩和紙学習館 紙すき講座2025


自由研究に使えるかも!?
夏休みは「にしはく」であそぼう!

子供も大人も楽しめます!ぜひお越しください!

催し名 日程
展示室たんけん 7月15日(火曜)~8月31日(日曜)
にしはく夏まつり 7月26日(土曜)・27日(日曜)
郷土資料館サマースクール 8月14日(木曜)・17日(日曜)・23日(土曜)

みんなが楽しめる、愛される博物館に

写真:文化財課 俵谷課長
文化財課 俵谷課長

地域の歴史を見直すことで、地域の魅力を再発見し、その特徴を効果的に発信することが、今の博物館に期待されている役割です。今後も、収蔵資料を適切に次世代につなぎ、西宮の歴史や収蔵資料の価値を再評価しアップデートすることで、『地域に根付いた大人も子供も楽しめる、愛される博物館』を目指して、「にしはく」に足を運んでもらえるように、さまざまな挑戦を行っていきます。

市立郷土資料館

  • 【電話番号】0798・33・1298
  • 【開館時間】午前10時~午後5時(入館は4時半まで)。月曜休館 ※展示替えのため、臨時休館あり
  • 【住所】川添町15-26(教育文化センター内)
  • 【入場料】無料

西宮市立郷土資料館 利用案内・アクセス

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