"チャレンジにしのみや25"達成状況報告

市では、平成20年3月に「平成30年に25パーセントのごみ減量」を目標とする「チャレンジにしのみや25」を策定しました。
この計画は、1人1日当たりのごみ排出量を平成17年度（基準年度）1,161グラムから平成25年度（中間目標年度）933グラム（19.6パーセント減量）、平成30年度（最終目標年度）870グラム（25.0パーセント減量）にすることを目標としている。

西宮市の人口とごみ排出量の推移

グラフは、西宮市の人口とごみ排出量の推移です。人口は、阪神淡路大震災以降、緩やかに増加し続けていましたが、平成30年度実績では減少傾向にあります。
平成20年度にごみ排出量の減少が見られますが、平成19年度に廃棄物処理手数料の変更（無料部分の廃止等）により、一時的にごみの搬入が抑えられたことが要因の一つと考えています。
また、この時期、世界的な有名大手企業の破綻で経済活動が停滞し、消費が冷え込み、ごみの発生も抑えられたのではないかと推測しています。

削減率（％）とは、
平成17年度(基準年度)1人1日排出量ー各年度1人1日排出量÷平成17年度(基準年度)1人1日排出量

下記の表は、目標値、実績値、最終年度の目標値及び実績値をまとめたものです。
平成30年度の目標値870グラムに対し、実績値は38グラム上回る908グラム、削減率は目標の25％下回る21.8％に留まり、目標を達成することは出来ませんでした。生活系ごみについては、一人一日あたりの排出量実績は,目標値570グラムを37グラム下回る543グラム,削減率は目標の19％を上回る22.5％となり,目標達成することができました。しかしながら、事業系ごみについては、一人一日あたりの排出量実績は目標値の300グラムを大きく上回る365グラム、削減率は20.7％に留まり、目標達成することはできませんでした。

下記の表は、資源化量と埋立処分量についてまとめたものです。
資源化率、埋立処分率ともに目標達成することはできませんでした。
特に、資源化率は目標の半分程度に留まっています。市民の皆様、また、市内の事業者の方々におかれましては、ごみの減量や再資源化に取り組んでいただいたかと思いますが、チャレンジにしのみや25は残念ながら目標達成には至らずという状況であります。

平成31年度から新たな計画（西宮市一般廃棄物処理基本計画）に掲げる各目標の実現に向けて取り組んで行きます。
市民、事業者、行政の三者が手を取り合って、これまで以上に積極的に取り組んでいく必要がありますので、よろしくお願いいたします。