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【甲東分署】火災報知器のベルが鳴った時

更新日:2025年8月11日

ページ番号:61852157

はじめに

皆さんは火災報知器(注1)についてどれぐらい知っていますか?
「火災の時にベルが鳴るもの」という程度の認識ではありませんか?
実はその認識だけでは不十分です。この設備は消防隊ではなく、市民の皆様がいち早く火災に気づくために皆様が設置されている設備であるため、皆様自身が操作方法を把握しておく必要があるからです。
ご自宅のマンションや勤務先で火災が発生した場合、この機械を正しく認識しておくことで自分や周囲の大切な人の命を守るのはこの記事を読んでいるあなたです。
また、操作方法を把握することで、火災ではないときに皆様自身でベルの音を止めることも簡単にできるのです。
今から一緒に覚えておくべきポイントを見ていきましょう。

(注1)火災報知器は一般的な名称です。正式名称は自動火災報知設備です。

火災報知器ってどういうもの?

火災報知器と聞くと皆さんはどのようなものを思い浮かべますか?
実はこの火災報知器はどのような建物についているかで種類が変わります。
一軒家のような個人の住宅には「住宅用火災警報器
一方、マンションや一定規模以上の建物には「自動火災報知設備」が設置されています。
今回は「自動火災報知設備」についてのお話です。
この設備は感知器による自動もしくは押しボタンによる手動でベルを鳴らし火災を建物の人に知らせる機械です。
ですのでベルが鳴った際、「火災ではないだろう」と決めつけることは危険です。

火災報知器が鳴っている時の行動

まずは避難を最優先してください。安全が確保できた場合、受信機の確認に向かいます。※受信機は管理人室や人通りの多い1階に設置されている場合が多く、火災受信所という標識が目印です。
この受信機は司令塔の役割であり、どこで火災が発生しているか確認することができます。
行動手順
1、主音響(受信機の音響)を停止
2、受信機ランプで場所の確認
3、現場を確認

現場確認後の対応はこちら

おまけ

ベルが鳴った際、音を止めようと焦って押しボタンを押してしまう方がいます。
押しボタンはベルを鳴らすことはできますが、止めることはできませんので、ベルが鳴っている際は絶対に押しボタンを押さないでください。(ベルを止めるには受信機にて地区音響を停止する必要があります。)
また、押しボタンを押して火災報知器を作動させた場合、火災報知器を正常な状態に戻すためには、押しボタンを戻した状態で復旧作業をする必要があります。
押しボタンの戻し方はとても簡単です。
1、ボタンの周辺についている小窓やカバーをスライドさせる
2、中についているリセットレバーを押す


操作手順

おわりに

もし、火災報知器が鳴っている場面に遭遇した際はこの内容を思い出し、冷静に行動してください!
今の時期は台風等の外気圧の低下や降雨による湿度や水漏れにより誤作動が起きることもありますが、「火災ではないだろう」という思い込みや決めつけは初動の対応を遅らせます。火災は初期対応が大事であり、通報、消火、避難が迅速に行われた場合にのみ被害を最小限に止めることができます。
日頃からの備えが自分自身や家族、友人の命や財産を守ることに繋がりますので、他人事と思わず、一人一人が当事者意識を持って行動しましょう!

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お問い合わせ先

甲東分署

西宮市上ケ原一番町1-64

電話番号:0798-54-0119

ファックス:0798-51-5411

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