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防災食レシピ甲子園in西宮 入賞作品発表!

更新日:2025年12月1日

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この度は、防災食レシピ甲子園in西宮への沢山のご応募ありがとうございました。
11月24日に浜脇公民館に於いて、入賞した5作品の実演審査を行い、最優秀賞作品が決定しました。
ここでは、最終審査に残った5作品と、審査員奨励賞を受賞した3作品について、以下の通りレシピを掲載いたします。
是非ご家庭で実践してみてください!

【アレルギー注意】
本レシピには小麦等の特定原材料等が含まれるものがあります。ご注意ください。
また、分量や調味料は目安です。お好みでアレンジしてお楽しみください。

入賞作品一覧

最優秀賞

ピザ風蒸しパン

発案者:田上寛子さん

材料(2人分)
  • ホットケーキミックス:150グラム
  • トマトジュース(1缶190g):150グラム(約4分の3)
  • スイートコーン:55グラム
  • チータラ(小袋):32グラム
  • ドライパセリ:少々
  • 塩:少々
  • 耐熱ポリ袋
調理方法
  1. 耐熱のポリ袋にチータラ以外を入れてよくもんで混ぜる
  2. 1に小さく切ったチータラを入れて混ぜ、袋の空気を抜き上の方で結ぶ
  3. 沸騰した鍋に袋が底に当たらないように皿を入れて2を入れて蓋をして20分湯煎し完成
アピールポイント

ローリングストックできる材料でポリ袋を使い湯煎してできるおやつパンを作りたいと思いました。
普段はおつまみとして食べているチータラを使って冷蔵庫がないときでもチーズを使った料理が作れたらいいなぁと思いレシピを考えました。

審査員コメント

鮮やかなオレンジ色が印象的。またおつまみのチータラ(チーズ鱈)を刻んで入れ、チーズ味の防災食レシピを考案された斬新なアイデアも素晴らしく、かつ簡単でタンパク質も補われ、お味も栄養価もよく工夫されていた。
希望の蒸しパン。お箸がなくてもいただけるのもよい。


優秀賞(4作品)

※エントリー順

海苔チャウダーパスタ

発案者:中村有加利さん

材料(2人前)
  • パスタ:200グラム
  • 水500ミリリットル
  • 粉末カップスープ(クラムチャウダー味):2袋
  • ツナ缶:小1缶
  • 味付け海苔:小袋2つ(10枚)
  • 塩胡椒:少々
調理方法
  1. フライパンに水を入れ、パスタを半分に折って水に1時間半つける
  2. パスタが白くふやけたら塩胡椒とツナをオイルごと加え、フライパンを中火にかける
  3. フライパンの水が沸騰したら少し火を弱め、スープの粉末・味付けのりを加え、だまにならないように海苔を崩しながらよく混ぜ、3分加熱する
  4. パスタに透明感が出て、柔らかくなれば完成
アピールポイント

家によくある食材で、大人も子供も大好きな味のシーフード風味のパスタが楽しめます。
今回はクラムチャウダー味のスープを使用していますが、スープを変えることによってお好みの味がなんでも作れます。
材料も家にある保存食材を使ってアレンジ自在。
フライパン1つででき、パスタを水につけることによって湯で時間を短縮し、カセットコンロのガスも節約できます。

審査員コメント

災害時に道具も少なく、作業も簡単。カップスープの素をつかうというのが、あまり気づきにくいところだが、手軽でいろんな味のアレンジができるだろう。
ローリングストックの場合は、パスタを水に漬けて調理するレシピはダマになり懸念があるので、茹でるのもありだと思う。

歯ごたえたっぷり切り干し大根サラダ

発案者:にゃんずさん

材料(4人分)(2人分は全て半量目安)
  • 切り干し大根:60グラム
  • 白アスパラガスの水煮(瓶詰):100グラム
  • コーン(缶詰):100グラム
  • 乾燥ワカメ:大さじ3
  • カシューナッツ:60グラム
  • ビーフジャーキー:40グラム
  • すりごま:大さじ4
  • しょうゆ:大さじ1.5(A)
  • お酢:大さじ1.5(A)
  • ごま油:大さじ1.5(A)
調理方法
  1. 切り干し大根をさっと洗って3センチ幅程度に切る
  2. 乾燥ワカメを水に戻して絞る
  3. アスパラを3センチ程度に切る
  4. カシューナッツを袋に入れて綿棒で叩いて砕く
  5. ビーフジャーキーを5センチ幅×3センチ程度にハサミで切る
  6. ボウルに、ゴマと(A)を加え混ぜ合わせる
  7. その他の材料と水気を切ったコーンを6に入れて混ぜ合わせる
  8. きれいに彩りよく盛り付けたら出来上がり
アピールポイント

火を使わずに簡単に調理できます。
災害時に不足しがちな食物繊維をたっぷり摂取でき、噛み応えもあるので、満足感も得られやすいです。

審査員コメント

火を使わず材料をカットし混ぜるだけの手軽さと、切干大根、カシューナッツ、ビーフジャーキーの歯ごたえが良く、噛むことを意識し満足感も得られる一品。
栄養価が高く食物繊維豊富な組み合わせ。ヘルシーなお酢を使い、まるで具だくさんの新感覚の酢の物のよう。

8大アレルギー不使用!ウマウマおやき

発案者:NPO法人alittle 坂口裕子さん

材料(2人分)
  • おやき:大4個
  • 米粉:100グラム
  • 熱湯:100ミリグラム
  • 塩:少々
  • 焼き鳥缶、切り干し大根、あんこ缶等のお好きな具材:スプーン3杯分を各1つずつ
調理方法
  1. アイラップの中に、粉類をすべて入れる
  2. タオルで包んだアイラップの中に、カセットコンロで沸かした熱湯を少しづつ入れて揉みこむ
  3. 耳たぶほどの硬さになったら、袋から取り出し、6つに分けて手で丸める
  4. 粉を引いて伸ばして、具を包む
  5. 油をひいてフライパンで焼く
  6. 両面に焦げ目がついたら完成
アピールポイント

災害時の炊き出しや物資の提供で、アレルギーのある方が原材料が分からないため、食べられないケースがあります。
どなたでも食べられるレシピを考えました。

審査員コメント

災害時、アレルギーをお持ちの人たちも安心して食べられるよう米粉を使用。高い防災意識から生まれたレシピ。
おかずにも、おやつにもなるところがよく、中身をいろいろな好みの缶詰・瓶詰などでアレンジして試してみるのもよいだろう。


お好みそなえ焼き

発案者:緑のラッキーすみれさん

材料(2人分)
  • 高野豆腐(乾燥):3つ
  • 玉ねぎ:小1つ
  • シーチキン:1缶
  • 小麦粉:80グラム
  • 片栗粉:適量
  • 鰹節:適量
  • 乾燥小エビ:適量
  • 塩:適量
  • 胡椒:適量
  • 水:200ミリグラム
調理方法
  1. 高野豆腐をおろし金でおろす
  2. 玉ねぎをみじん切りにする
  3. シーチキン、エビ、片栗粉を混ぜて、塩、胡椒で味付けをする
  4. 小麦粉、水を入れて混ぜる
  5. フライパンに油をひいて焼く
  6. 皿に薄し、鰹節を添えて完成
アピールポイント

なるべく家庭に常備されている食材を使うこと、使用する食材の応用が利くこと、子どもでも食べやすくてでも食べられ汚れにくいこと、楽しく作れること、などを意識しました。
ソースやケチャップで味変することで、連日でも食べられるものになっていると思います。
災害時だからこそ、不安な気持ちを和らげ、楽しく食べられることを期待しています。

審査員コメント

材料を混ぜて焼くだけの手軽さとお好み焼きのような味で親しみを感じる一品。
子供さんも食べやすく、ソース、ケチャップ、醤油、ポン酢など味を色々楽しむのもよいのではないか。栄養価の高い高野豆腐をおろして使うところも良かった。

審査員奨励賞(3作品)

麩(ふ)んわりきなこドーナツ(抹茶・砂糖)

発案者:チーム工房結遊華さん

材料(2人分)
  • 車麩(お手軽麩・戻し不要のもの)50グラム
  • 水:1200ミリリットル
  • グラニュー糖:150グラム程度(お好み)
  • メープルシロップ:100グラム程度(お好み)
  • シナモン:10グラム(お好みで適量)
  • バニラエッセンス:お好みで適量
  • きなこ:70グラム(コーティング用)
  • 抹茶:70グラム(コーティング用)
  • 粉砂糖:70グラム(コーティング用)
調理方法
  1. ・水にグラニュー糖・メープルシロップ・シナモン・バニラエッセンスを入れて煮立てる
  2. ・沸騰したら車麩を投入して煮込む
  3. ・約8分程度たったらざるに上げて、水分を切る(その間に少し冷ます)
  4. ・軽く手で搾り、水分を更に少し切ったものに、きなこ・抹茶・粉砂糖をまぶして出来上がり!
アピールポイント

お肉などの摂取が難しい被災時。
お肉の代わりに精進料理などでも使われる「麩」は植物性蛋白質が豊富に含まれます。保水性も高いことから少ない量でも満腹感も得られ、またナトリウム、カルシウム、鉄、亜鉛といったミネラルが凝縮され、豊富な栄養が得られる、優れた万能の食品です。
今回「麩」の中でも、丸い「車麩」を、被災時にほっと一息つけるスイーツとして、ドーナツに見立ててみました。ドーナツをコーティングする、きなこ、抹茶、そして粉砂糖はまた、それぞれに非常に栄養価に優れています。
やわらかい歯ざわりは、高齢者やお子さんにも心配なく召し上がっていただけます。
保管に優れ、軽くて扱いもしやすく、常に家庭に常備していたい「麩」を使って、非常時にも手軽に栄養が取れることのできる、新感覚スイーツとして提案します!
※戻す必要のない麩の種類はいろいろあり、いろんな形の麩を使ってもよいと思います!


体ぽかぽかマロニースープ

発案者:西村志津佳さん

材料(2人分)
  • マロニー:40グラム
  • 乾燥野菜:8グラム
  • 魚肉ソーセージ:1本(55グラム)
  • コーン缶の固形分:40グラム(煮る用20グラム、トッピング用20グラム)
  • 水:700ミリリットル
  • スキムミルク:大さじ3
  • コンソメ顆粒:小さじ1半
  • カレー粉:小さじ4分の1
  • コーン缶の汁:大さじ2
調理方法
  1. 魚肉ソーセージは斜めに10切れ以上になるように切っておく
  2. 鍋に分量の水、乾燥野菜、(1)の魚肉ソーセージを入れ、蓋をして中火にかける
  3. 2が沸くのを待つ間に、スープの器にコンソメ、スキムミルク、カレー粉を入れ、計量スプーンでよく混ぜておく
  4. 2が沸いたら一旦火を止め、煮る用のコーン20g、コーンの汁を加える。さらに3を加え、よく混ぜて溶かす
  5. 再び中火にかけ、煮立ったらマロニーを加え、時々混ぜながら中火で5分煮る
  6. 器に入れ、魚肉ソーセージ5切れとトッピング用のコーンで大きなお花を咲かせたらできあがり
アピールポイント

寒い時期の災害を想定し、体がぽかぽか温まるスープを作りました。
栄養面では、一品で炭水化物(マロニー)、たんぱく質(魚肉ソーセージ、スキムミルク)、野菜(乾燥野菜、コーン缶)を摂取できるように工夫しました。
食べる人の気持ちが明るくなればいいなと思い、魚肉ソーセージとコーンで大きなお花を咲かせました。
また、食欲アップのために、ほんのりカレー風味にしました。


食べたらお好みごはん

発案者:北川としえさん

材料(2人分)
  • パックごはん:2個 
  • 豆の水煮缶:1缶 
  • 干しエビ:10グラム
  • あおさ:2グラム
  • マヨネーズ:大さじ2
  • ソース:お好みで
調理方法
  1. ポリ袋にパックごはんと豆と干しエビとアオサとマヨネーズ大さじ2を入れてよくもむ。
  2. ひとまとまりになったら、棒状にしてお湯で5分ほど茹でる。
  3. 袋から取り出し、切り分けマヨネーズを添えて出来上がり。
アピールポイント

災害時にもほっとできる。いつも食べているお好み焼きの味をパックご飯で再現しました。

総評

今回、多くの皆さまが「災害時でも簡単に、美味しく、栄養が取れるレシピ」をローリングストックを活用して考案いただいたことに深く感謝申し上げます。
こうしたレシピは災害発生時に急に思いつくものではなく、日頃から備蓄食品と調理法を意識して準備しておくことが重要です。
様々な年齢層や疾患を持つ方にも対応可能なレシピが多く、見た目や美味しさも軽視されがちな災害時にあって独創的で美味しい料理が揃いました。
この取り組みは今後も継続すべき意義ある活動であり、多くの方々の助けになると確信しています。
皆さまのご応募、誠に有難うございました。 

防災食レシピ甲子園in西宮実行委員会

西宮市六湛寺町8-28 西宮市役所第二庁舎4階

電話番号:0798-35-3618

ファックス:0798-36-1990

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