JICAボランティア3名が西宮市松永副市長を表敬訪問

　6月24日、独立行政法人国際協力機構（JICA）のボランティアとして海外に派遣される青年海外協力隊2名、シニア海外ボランティア1名の合計3名の女性隊員らが、出国を前に西宮市役所を訪れ、松永副市長を表敬しました。
　サモア独立国に派遣される隊員は、日本での仕事を活かし、国立病院で歯科衛生士として勤務します。病院職員や研修生に対する口腔ケアの技術指導のほか、児童への歯磨き指導なども行います。「現地に歯科衛生士が一名しかいないので、『歯の衛生週間』を作るなどして、積極的に働きかけていければ」と意気込みを述べました。
　また、スーダン共和国に派遣される隊員は、紛争などの影響で地域開発が進まない東部のまちで、農村女性への職業支援や生活安定のためのアイデア創出などにより、コミュニティ開発に取り組みます。現地の村に入って調査することが多いため、「しっかり信頼関係を築きたい」と話していました。
　一方、日本語講師の女性はパラグアイ共和国に派遣され、現地のニホンガッコ大学で日本語の授業や日本文化の紹介を行います。「現地で貢献するのはもちろん、パラグアイの文化を日本に持ち帰って伝えたい」と抱負を述べました。
　松永副市長は「現地の方としっかり交流して、派遣先に貢献できるよう頑張ってください」と激励しました。
JICAボランティアの3名の女性は、今後、約2年間にわたり派遣先で活動します。