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平成26年11月20日 市長定例記者会見

更新日:2020年4月3日

ページ番号:30404606

2014年11月20日資料提供


【発表項目】

(1) 阪神・淡路大震災20年 西宮市犠牲者追悼式」開催に伴い住所変更されたご遺族への呼びかけについて
(2) 阪神・淡路大震災20年-兵庫芸術文化センター管弦楽団定期演奏会ライブ中継及び講演会の開催について
(3) 平成28年度採用 事務・技術職採用説明会の開催について
(4) 西宮人形劇まつりチラシデザイン公募について
(5) その他
 平成27年度ゆすはら応援隊募集について
(6) 記者クラブからの自由質問

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【会見の要旨】

1.「阪神・淡路大震災20年 西宮市犠牲者追悼式」開催に伴い住所変更されたご遺族への呼びかけについて

市長:まずは、「阪神・淡路大震災20年 西宮市犠牲者追悼式」について、来年1月17日に開催させていただきますが、この追悼式のご案内を、ご家族を亡くされた遺族の方にお送りします。10年振りに開催する訳ですが、住所が変わっておられる方も多いと思います。市政ニュース等で皆さんに呼びかけていますが、10年前から住所が変わっている方はご連絡を頂けないかというものです。ご連絡いただければこちらからご案内をお送りさせていただけます。是非ご協力をお願いします。
 追悼式の概要ですが、1月17日の午前9時半から11時の1時間半の予定で、市民会館アミティホールで執り行います。ご遺族の方だけでなく、一般の方も、案内状無しでご参加いただくことが可能ですし、事前申込みも不要です。今後も、市政ニュースやホームページなどでも案内をさせていただきますが、住所変更をされたご遺族の方は西宮市へご連絡いただきますようお願いします。

記者:現在、何人くらい集まっているのですか。住所変更の申し出の日程が26日までと迫っているのですが、締め切りは延ばせないというところですか。

市長:10周年のときは1099人にご案内をさせていただきました。10周年のときは来賓も含めて1000人ほど参加していただいております。今回について、集約はまだこれからです。締め切りは、26日以降であっても随時、受付はさせていただきます。

記者:既に発送していて、市役所へ帰ってきているということですか。

市長:まだ発送はしていません。

記者:案内状を持参した方と、一般の方で、当日、何か違いがあるのですか。

市長:何も変わりません。座席は、案内状をお持ちの方は前のほうに設けたいと考えています。

記者:住基ネットなどで調べることはできると思いますが、追跡調査はできないのですか。

市長:それは個人情報の保護の観点から問題があると思われます。

記者:今回、連絡をお願いするご遺族というのは、どの範囲を想定されているのですか。

市長:例えば、ご遺族を亡くされたご夫婦であれば、どちらからもご連絡を頂く必要はありませんので、どなたか代表でご連絡をくだされば良いということです。

記者:これまでの開催頻度はどのような状況ですか。

市長:1、2、5、10、20年目での開催です。

記者:追悼式で、ご遺族の方が追悼の言葉を述べられたりするようなことはありますか。
市長:内容は、犠牲者の名簿献納、黙祷、追悼のことば、追悼演奏・献唱、顕花などですが、ご遺族が登壇されることも考えています。これからご遺族代表の方にお願いをしようかと考えています。

2.阪神・淡路大震災20年 -兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)定期演奏会ライブ中継及び講演会の開催について

市長:芸術文化センターで、PACが1月17日に佐渡裕さんの指揮による定期演奏会で、マーラー「復活」を演奏します。残念ながら定期演奏会のチケットは完売しております。そこで、この定期演奏会のライブ中継をアミティホールで行います。兵庫安全の日県民推進会議と芸術文化センターとの共催です。兵庫県公館でも行われますが、西宮市民会館アミティホールでも行わせていただきます。こちらは入場無料ですが、事前申込みが必要で、先着順に受け付けて、定員になったら締め切りさせていただきます。是非お申込みください。演奏会のライブ中継の前には講演会も実施する予定です。講師として、読売テレビ報道局解説副委員長の春川正明様にお越しいただきます。春川氏は、震災の時に「泊まりデスク」だった経験をお持ちで、当時の震災報道と今後、災害が起こった場合の心構えなどのお話しなどをしていただこうと思っています。
 当日、司会・進行には、震災当日生まれで、西宮で生まれ育った、武庫川女子大学2回生の鎌田優花さんにお願いしようと思っています。

記者:申込みはいつからですか。

市長:市政ニュースの11月25日号で初めてお知らせするものですが、29日から受付を開始します。

記者:こういった取り組みは初めてですか。

市長:初めての取り組みです。

担当課:兵庫県公館では10年前に行われていますが、西宮市では初めてです。

3.平成28年度採用 事務・技術職採用説明会の開催について

市長:1月24日の土曜日に大学交流センターの大講義室で、13時から15時まで、西宮市政や西宮市職員の業務内容、市の魅力などを宣伝する、要は西宮市役所で働くことにやりがいを感じて頂くような採用説明会を開くことにしました。細かな内容については調整中ですが、どの様な試験制度かという話、若手職員などによる業務内容の紹介などもしようと思っています。定員は140名で、参加方法等は、11月29日から1月16日までで、専用フォームからパソコン等で申し込んで頂きます。対象者は、事務職、技術職を目指す方で、既卒者や大学生以外の参加も可能です。先着順140名ですが、もし申込みが多ければ、別日程を設けたりできれば良いと思っています。

記者:年齢制限はありますか。

担当課:この説明会自体に年齢制限はありませんが、実際の採用試験においては、事務職は29歳未満、技術職は33歳未満を対象として実施しています。

4.西宮人形劇まつりチラシデザインの公募について

市長:西宮人形劇まつりのチラシ兼当日のパンフレットのデザインを公募します。
西宮人形劇まつりは、毎年6月に2日間開催している親子向けのイベントで、例年、延べ3千人以上の来場がある人気のイベントです。それで、ご案内させていただいているチラシは3万枚程度を印刷して市内の小学校を中心に配布するものですが、そのデザインの公募をしようと思っています。市内でデザインを学んでいる学生や若いデザイナーさんたちに是非、挑戦していただきたく考えています。応募方法は、デザインデータを文化振興課に提出する形で行います。

記者:こういう取り組みは初めてですか。


市長:初めてです。


記者:公募するデザインというのは、イラスト部分のみですか。


市長:レイアウトも含めた、全部です。イラスト募集ではありません。

5.その他

●平成27年度ゆすはら応援隊募集について

市長:市の事業ではありませんが、西宮市の友好都市である梼原町の事業の宣伝をこちらでご協力させていただきます。この「ゆすはら応援隊」というのは、梼原町に住んで、まちづくりに一緒に取り組んでくれる人を、友好都市である西宮市民から募集しています。既に4人の若者が応援隊として活躍していただいており、西宮市とは断然異なる環境のなかで、やりがいのある仕事に挑戦してみたいな、という方は是非、応募してください。

記者:これはいつから始まったのですか。


担当課:平成24年8月に採用されたのが初めてです。


記者:その当時に4名ですか。


担当課:当時は3名で、今年の7月から1名追加で採用しております。当初の3名は、この年度末で任期を終えます。

記者:3年で任期を終えるわけですが、住民票を移す理由は何ですか。

担当課:梼原町の住民として愛着を持っていただくことが理由です。

記者:期間は未定なのですか。

市長:とりあえず1年で、希望によって2年延長です。

担当課:29年の3月までが最長です。

記者:特に、まちづくりの知識があるなどの採用条件があるのですか。

市長:採用条件にはそういうものはないです。知識があるというよりも、そういったことをやってみたいと思う人は是非来てください、というところです。

記者:これまでは、どういった経歴をお持ちの方がいらっしゃるのですか。

担当課:新卒の方やお仕事を辞められてから来られた方もおられます。

記者:何人くらいの応募があって3人が選ばれているのですか。

担当課:正確な人数はこの場ではわかりませんが、10人程度の応募があったかと思います。

記者:梼原町での住まいは町営住宅みたいなものですか。

担当課:町が借上げた住宅に住んでいただいています。

●その他

記者:衆議院の解散ということで、兵庫7区からも何人か立候補があると思いますが、市長が応援したり、街宣活動に同行してお話をされたりすることはお考えですか。

市長:それは想定していないです。

記者:今回の衆議院解散について、市長はどのようにお考えですか。

市長:市としては、選挙事務の準備をしっかり行い、市民の皆さんに国民として投票にいってくださいというところで、それ以上でも以下でもありません。あとは、投票率が上がってほしいな、というところです。「こういうものが論点だ」とか言う立場にも無いし、解散が良いとか駄目だとか言う立場でも無いです。

記者:震災20年のお話も出ていましたが、西宮市では借上復興住宅が一番早いところで9月が転居の期限で、先日、その問題に対する意見書などが提出されたと思います。法律的な観点や住環境のことで継続入居を求められているのかなと思うのですが、現時点での市長のお考えをお聞かせください。

市長:今やっている方向で粛々とやるということです。

記者:議会で既にお答えになったりしていると思いますが、改めてお伺いしたいのですが、市長選挙前に借上復興住宅に関して、別の道を模索するというお話しがあったと思います。市長になられた後にお考えが変わった理由をお聞かせ願いたいのですが。

市長:考えや方向は変わっていないです。別の道も模索しました。そのお話は6月定例会で申し上げました。

記者:では、どういう経緯で既定路線になったのかお聞かせください。

市長:6月定例会でまつお正秀議員に一般質問を頂きまして、そちらでお答えさせていただきました。

記者:改めてお聞かせ願えませんか。

市長:当初言っていたのは、まずはURと交渉すべきではないか、ということでした。そして、交渉すべきというのは、これまでURに対して市からお支払いしている金額を考えると、もう既にレンタルアップしていると言っていい。既に買い取っているのと同じだけの金額を支払っている。そのうえで、もし市が買い取るとしたらどれ程の金額が必要ですかと。不動産の一般的な考え方からすると、47年ほどで償却できるので、もう20年分支払っているし、残りの二十数年分を支払えば、市のものになりますよね、というようなところで交渉すべきだということで整理しました。現場からもURへその旨を、一般的な不動産の取引ではないですか、と投げかけさせていただきました。但し、URでのルールではそういった対応はしないと言われた以上は、法律的な行為はこれ以上できませんので、元々定めていたとおり、住み替えをお願いするという方向でやるべきだと考えています。
「別の方法を模索する」というのは、そういったことを相手に提案した経緯が全然無かったので、そういうことをお話しすべきではないですか、というのが私の言っていたことです。選挙の前にも、それは相手がどう捉えるかはわからないですよということは言っていました。

記者:URとは今後またそういった交渉をしていくことはお考えではないですか。

市長:URのものですので。例えば裁判や法律的な行為によって何かを得られるということは無いと判断しました。

記者:他の市や県の復興住宅の条件などはそれぞれ異なりますが、そういったなかで、井戸知事はある程度柔軟な対応を取っていきたいというようなお話をされていたと思います。市長はそういったところをどうお考えですか。

市長:そういった対応は、それぞれの自治体で対応すべきだと思っています。西宮市の場合には、近隣で住み替えの住宅を紹介できています。他の市営住宅の入居を希望している皆さんからすると、破格の条件だと思います。そういった条件を提示させていただくということで、スムーズな住み替えをサポートしていく体制を取らせていただいていますので、その方向で進めていきたいと思います。
 また、高齢者などについては、一般的な市営住宅の建て替えにおいても同じことが起こるはずです。市営住宅の建て替えの期限が来ているので、こちらの建物に移ってください、という様なことは一般的に行われていることです。その場合でも、入居者の方で高齢の方もいらっしゃれば障害をお持ちの方もいらっしゃいます。そういった場合にも同じように福祉面でのサポートをさせていただいていますので、一般的な対応と同じ対応を今回もきちんとご用意させていただいています。

記者:市長のお考えを理解したうえで伺いますが、今回の転居の対象となった方々からは、市の担当者は何を言っても話をしてくれない、というようなご意見もありました。直接対話するような機会を設けたりすることはお考えではないですか。

市長:現場の担当者は精力的に現地へ赴いて、住み替えにご協力いただけるよう話し合いをしていますので、放ったらかしにしている訳ではありません。現に177世帯の方には住み替えをしていただいています。

記者:そういった方々は望まれた形で転居したというふうにお考えですか。

市長:転居を望むかどうかは、先程の建て替えの話と同じで、引っ越したくて引っ越す方ばかりではありません。引っ越さざるを得ない状況になったからで、望んでいないからといって皆が住み替えをしなくて済むわけではありません。例えば、建物がこれ以上持ちませんから建て替え対象になっています、といった場合であれば望んでいなくても住み替えをお願いするしかないです。今回の場合も、20年が経てば市営住宅ではなくなりますので、公団の家賃をお支払いいただき、そのまま住んで頂くしかなくなってしまいます。そうなることは忍びないため、他の市営住宅への住み替えをご案内しています。現場は住民の立場に立った対応をさせていただいていると思っています。

記者:では、このまま出ることができないと継続して住み続けるようなことがあれば、法的な措置を取ることも考えているのですか。

市長:それは双方に利が無いので、そうならないためにも住み替えをご案内しています。今はURの住宅を市営住宅として借り上げていますが、それが20年経てば市営住宅ではなくなります、ということは入居のときから申し上げていることですし、福祉のサポートも含めて対応はさせていただいております。住み替えにおいては、高齢になった方が全く馴染みのない場所に引越しさせられることは申し訳ないということで、西宮市は市営住宅を多く保有していますので、できるだけ近隣で住み替えをしていただけるようにご案内させていただいております。そういった対応を続けていることで、住民の方の理解も進んできており、住み替えも進んできております。ですので、来年の期限が来るまでに住み替え完了を目指して頑張っております。

記者:色んな方々が住んでおられるのが借上復興住宅だと思うのですが、入居時に期限が20年であることが承認書に記載が無かったと言う方もいらっしゃいます。そういったなかで転居せざるを得なくなってしまうということをどう感じてらっしゃいますか。

市長:入居案内書に借上契約の期間が20年と書いてあります。引き続き入居される場合は新たに公団と契約して公団の家賃をお支払いいただくことになるとあります。ですので、今お住まいの皆様に、20年は市営住宅として住んで頂くことは可能ですが、それを越えてということであれば、入居の際にこちらからお願いしたことなどからは範囲が逸脱します。
では、彼らに別に措置を取るとすれば、それはこれまで住み替えにご協力いただいた皆さんや、他に市営住宅への入居をお考えの皆さん、他の被災した皆さんとの間で不公平が生じます。それぞれの方が被災して立ち直る際に、不公平が生じないように福祉サービスを提供していくのが行政であり、きちんと法律やルールに基づいて制度を運用していくのが私たちの仕事です。

記者:西宮市としては法令などに基づいてきちんとしているということですか。

市長:そうです。

記者:アサヒビール西宮工場の跡地ですが、交渉で何か進展はありましたか。

市長:明確に何かあったとしたら、まず議会への報告ということになります。鋭意交渉中、ということです。次にご報告することがあるとすれば、こういう契約が成立しました、ないしは契約が内定していますというところでさせていただくことになると思います。

記者:近々、委員会の開催はありますか。

市長:もちろん、自分はそうしたいと思います。7月の末に議会と方向性が一致したときから、不動産会社に対してずっとアプローチは続けているわけですので、一刻も早く、議会や市民の皆さんが納得できる条件での契約ができればと思って進めています。

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