【消防局】ウー・カン消防通信！～消防車に備えられた「自衛噴霧」のお話～

皆さん、今年も大変な猛暑が続いていますね！
熱中症には十分に注意してください！
さて、水はもちろんそれだけでひんやり冷たいんですが、水が蒸発（気化）するときに多くの熱を奪う冷却作用があるのは知っていますか？
照り返った熱い熱いアスファルトに打ち水をすると、ヒヤッと涼しいですよね！？
この打ち水も、水が蒸発するときにその空間の熱を逃がしてくれるから涼しくなります。

実は、消防隊員もこの水の冷却作用を十分に活用して消火活動を実施するんですよ！
ただただ大量に水を放水したらOKっていうわけではないんですね。

それから、空間を効率的に冷やす方法として、ミストシャワーも効果的！
炎天下の中、街中の店先にミストシャワーが置かれていると、ついつい立ち止まってしまいますよね。
水を細かく砕いてきめ細やかなミスト状にすると、水の表面積が大きくなって、さらに冷却作用が高まります！
想像するだけで、なんだか涼しくなってきましたね！

そんなミストシャワーを備えた消防車があります！
それは、火点に最接近して消火活動を行うタンク車です！

この「自衛噴霧」の機能は、消防車が燃えてしまうような激しい火災を想定して、消防車はもとより、機関員や消防隊員の身を守るための機能になっています。
「自衛噴霧」は万に一つの緊急事態に備えた機能ですので、機能の効果を発揮しないで済むことが何よりです。
消防局では、今後も安全、確実な消防活動に努めてまいります！