令和7年度 西宮市総合防災訓練(土砂災害訓練)の実施について
更新日:2025年6月4日
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令和7年度西宮市総合防災訓練(土砂災害訓練)を実施しました。
近年、地震や集中豪雨による土砂崩れ等、甚大な被害をもたらす災害が頻発していることから、人命救助活動における災害現場対応能力及び連携力の向上並びに情報不足下での状況予測能力や意思決定能力の向上、ドローンを活用した本部会議の運営検証を目的とし、令和7年度西宮市総合防災訓練(土砂災害訓練)を実施しました。
訓練概要
1.実施日程・場所
令和7年5月29日(木曜日)
(1)救助訓練の部 【宝塚砕石場】 午後1時00分~午後4時00分
(2)本部会議運営の部 【災害対策本部室】 午後1時30分~午後3時00分
2.参加機関
(1)市職員
市長、副市長、危機管理監、災対本部員(教育長、上下水道事業管理者、病院事業管理者、消防団長)、全18災対局長、消防局
(2)関係機関
陸上自衛隊第3師団36普通科連隊、西宮・甲子園警察署、消防団、国土交通省近畿地方整備局六甲砂防事務所、兵庫県阪神南県民センター西宮土木事務所、DMAT(兵庫医科大学病院)、西宮建設協会、株式会社GEOソリューションズ
3.内容
訓練会場を、救助訓練の部及び本部会議運営の部の2つに分けて実施しました。
~訓練想定~
【地震の発生】
発生日時:令和7年5月29日(木曜日) 午前4時00分
西宮市における震度:最大5弱
震源地:兵庫県南東部
西宮市の北部地域にて局所的な土砂災害が発生
被害状況:一般住宅数棟が土砂に巻き込まれ複数名の安否が不明
公共交通機関:安全点検実施後、通常通り運行中
(1)救助訓練の部
地震により局地的な土砂災害が発生し、住宅数棟が土砂に巻き込まれたとの想定の下、災害現場と見立てた訓練会場において、消防局や自衛隊、警察等の関係機関が連携して、ブラインド型の捜索・救助訓練を実施しました。
関係機関との連携による捜索・救助訓練により、人命救助活動における災害現場対応能力の向上及び連携力強化を目指しました。
(2)本部会議運営の部
地震発生で防災指令第1号が発令され、第1回対策本部会議のために集まったとの想定の下、「災害時応援協定」締結事業者のドローンから送られてくる土砂災害現場の映像等を基に、情報不足下での本部会議の運営を、状況予測型の訓練手法を用いて実施しました。
重点対応業務を決定することを目的とし、情報不足下での状況予測能力や意思決定能力の向上、ドローンを活用した本部会議の運営検証に取り組みました。
訓練風景
救助訓練の部(1)
救助訓練の部(2)
本部会議運営の部(1)
本部会議運営の部(2)
最後に
本訓練を通じて、情報が限定された状況下における連携体制の構築や、状況予測に関する課題を改めて確認することができました。今後は、本訓練で得られた知見を実災害対応に的確に反映するとともに、関係機関との連携強化を図りながら、市職員の危機管理意識および災害対応力の一層の向上に努めてまいります。