西宮市無電柱化推進計画について
更新日:2021年12月27日
ページ番号:87645672
西宮市無電柱化推進計画の策定について
災害時の救援・輸送活動のための交通機能の確保や良好な景観の形成など、防災性や都市景観の向上等の観点から、市道の無電柱化を推進するため、「無電柱化の推進に関する法律」第8条第2項の規定に基づき、市町村無電柱化推進計画を策定しました。
なお、本計画は、兵庫県策定の「兵庫県無電柱化推進計画」や、本市の「第5次西宮市総合計画」、「西宮市道路整備プログラム」、「都市景観向上のための市道等無電柱化ビジョン」などを踏まえ、策定しています。
市内の無電柱化の整備事例
山手幹線(西宮市羽衣町周辺)整備前
山手幹線(西宮市羽衣町周辺)整備後
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リンク
第5次西宮市総合計画
西宮市道路整備プログラム
都市景観向上のための市道等無電柱化ビジョン
無電柱化推進計画(国土交通省策定)(外部サイト)
兵庫県無電柱化推進計画(兵庫県策定)(外部サイト)
無電柱化の課題と今後の取り組み姿勢について
無電柱化の課題
市では、これまで、主に電線共同溝方式により市道の無電柱化を進めてきましたが、無電柱化を進めるにあたっては、主に以下のような課題があります。
- 事業期間が長い
既存の道路において無電柱化を行う場合、既に水道管や下水道管、ガス管などが埋設されている地下空間に新たに電線共同溝を埋設するため、電線管理者に加え地下埋設物の管理者との調整が、設計段階から必要となります。
また、施工段階でも支障となる地下埋設物の移設や、沿道にお住まいの方々との調整などに多くの時間を要します。
これらのことから、既存の道路において無電柱化を行う場合は、完成まで長い期間を要します。
- 整備コストが高い
国土交通省の試算によれば、電線共同溝の整備には、施設延長1kmあたり約3.5億円(道路管理者負担額)という多額の費用を要することとなり、市の財政面での負担が大きいことが課題の1つとなります。
- 地上機器の設置場所等の確保
電線共同溝の整備にあたり変圧器などの地上機器を設置する必要がありますが、狭小な歩道や歩道のない既存の道路では、地上機器の設置場所を確保することが難しいのが現状です。
電線共同溝のイメージ図
出典:国土交通省ホームページ
今後の無電柱化の取り組み姿勢(整備方針)
市では、災害時の救援・輸送活動のための交通機能の確保や都市景観の向上などの観点から、これまで、一定幅員の歩道を有する主要な幹線道路や駅周辺などで、電線共同溝の整備を実施してきました。
今後も引き続き、災害時の救援・輸送活動のための交通機能の確保や良好な景観の形成など、防災性や都市景観の向上等の観点から、市道の無電柱化を推進します。
なお、前述のとおり、無電柱化の事業は、事業期間が長く、市の財政面での負担が大きいため、限られた財源で効率的な整備が行えるよう、無電柱化事業を単独で実施するのではなく、都市計画道路の整備や老朽化した幹線道路の大規模な再整備(リニューアル)、主要な駅周辺の整備、市街地開発事業等に合わせて実施します。
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