ねずみの種類と駆除方法
更新日:2019年1月23日
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はじめに
ねずみには、建物やその周辺を生活地とする家ねずみ,ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミと山林や野原に生息する野ねずみ,アカネズミ、ハタネズミ他に分けられます。
ねずみは感染症の運び屋の代表的なもので、さまざまな病原菌を持っています。
直接噛まれて起こる,そ噛症,糞や尿から感染するサルモネラ症、レプトスピラ症、腎症候性出血熱、E型肝炎、寄生虫から感染するペスト、発疹熱、ツツガムシ病などがあります。
市では、感染症の予防の一環として、市内の公共場所に生息するねずみを捕獲・駆除し、寄生しているノミやダ二等を調べています。
市内で見かけるねずみたちの特徴
街中で見かけるねずみ
ドブネズミ
目が小さく、耳も小さく、耳を前に倒しても目に届かない。体が大きくズングリしており、尾が胴よりやや短い。色は背中が灰褐色でおなかは白い。
クマネズミ
目が大きく、耳も大きく前に倒すと目に届く。体が細く尾が胴より長い。色は背中が灰茶褐色でおなかは黄渇色。
ハツカネズミ
体は全体的に小さく足も小さい。耳は大きく丸い。尾は胴よりやや短い。体の色は背中が灰茶褐色でおなかは灰白色。
野山で見かける野ねずみ
アカネズミ
目と耳が大きい。尾の長さは体長とほぼ同じ、色は背中が茶褐色でおなかは白い色。
ハタネズミ
目と耳が小さい。尾の長さは短く体長の半分以下、色は背中が茶褐色でおなかは灰白色。
被害
感染症
ねずみは、さまざまな病原菌を持っています。直接噛まれて起こる、そ噛症、糞や尿から感染するサルモネラ症、レプトスピラ症、腎症候性出血熱、E型肝炎、寄生虫から感染するペスト、発疹熱、ツツガムシ病などがあります。
かゆみ
宿主のねずみから離れ落ちたイエダニなどが人に吸血し、かゆみを起こします。
破損
建材や家具、食品、電気コードやガス管をかじり、家電製品の故障や火災の原因にもなります。
ねずみの習性
警戒心が強く、通り道が一定している
ねずみがよく通るところはラットサインと呼ばれ黒ずんでいます。
学習力、環境適応能力が優れています。
仲間のねずみが、かごにかかったり捕獲されたところを見ると避けることがあります。
雑食性だが、住み着いたところで食べ慣れたものを食す。
一般的にねずみの好物はチーズや穀物類と思われていますが、住み着いたねずみはその家の食べ物を好んで食べます。
夜間人が寝静まってから活動する。
人目を避けて行動します。その家の住人の行動が夜であれば、日中に行動を開始します。
何にでもかじる
門歯が伸び続けるため、常に歯を研ぐ習性があります。
ドブネズミは泳ぎが得意でクマネズミは木登りが得意
ドブネズミは泳ぎが得意で、下水道内に生息することがあります。平面的な動きをするのが特徴的です。
クマネズミは木登りや綱渡りが得意で、家の屋根裏などで潜んでいることがあります。立体的な行動をします。
頭が通り抜ける穴があれば体も通り抜く事ができる。
通り抜けることができる穴の大きさを、体の大きさで判断してしまいがちですが、頭が入るところはすべて通り抜けることができます。
ねずみに寄生している虫たち
家で見かけるネズミには、イエダニ・ノミ
野山で見かけるネズミにはツツガムシ・マダニ
駆除方法
ねずみはもともと外で生活する生き物。もしかすると家のどこかにねずみの通り道があるかもしれません。例えば、物置や資材など人目に触れない場所。できるだけ家の周りに物を置かないようにしましょう。もし、置いても整頓して見通しの良い状態にしましょう。
ねずみの侵入口がないか調べてみましょう。
ねずみにはラットサインといって、普段よく利用する通り道があります。その場所は黒ずんで汚れています。
穴やすき間があればふさぐようにしましょう。
大きなねずみでも2センチほどの穴があれば、通り抜けれます。
通り道に、ねずみカゴ、もしくは粘着シートを仕掛けます。
すぐに位置を変えず、根気よくかかるのを待ちましょう。エサは残りもので構いません。夏場であれば、腐りにくいものにしましょう。
まれに、下水道から排水溝やトイレに侵入するねずみがいます。
できるだけトイレのふたを閉め、排水溝にも気を配りましょう。
その日に食べたものは必ず後始末し、食べ物を出さないようにしてください。
マンションや隣の家とつながった構造の家でも上記の内容を守れば巣になりにくいです。
しかし、大切なことは、棟全体で予防を心がけることです。ねずみの巣にならないようにしましょう。
野山を歩く時の注意点
ハイキングなどで野山に行く際、昼食時など地面に直接座る方もいますが、野山にはどんな生き物が潜んでいるかわかりません。
ねずみにはアカネズミ、ハタネズミなど野山で生息するものもいます。このねずみたちにもさまざまな寄生虫が潜んでいます。中には、人間に危害を加えるものもおり、ツツガムシやマダニなどが刺す場合がります。
野山に行くときは、できるだけ長袖、長ズボンを着用し、座るときもシートを敷くようにしてください。
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