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平成30年8月24日 市長定例会見

更新日:2018年9月14日

ページ番号:50130945

発表項目

1.保育士奨学金返済支援事業について
2.西宮市新卒者企業就職面接会について
3.「RUN伴」の開催について
4.居住目的の空き家バンクについて
5.その他

会見録

 昨日また台風がありまして、今年はなかなか災害が多い年ということでもありますけれども、人的被害は深刻なものはありませんでしたけれども、風台風で木が倒れたり、西宮浜も大きなことがありました。この先もまだ台風の季節が続きますので、引き続きまたこうした態勢をしっかり作ってまいりたいと思います。

1.保育士奨学金返済支援事業について

 それでは、1点目、保育士奨学金返済支援事業についてでございますけれども、いま、資料をお配りさせていただいている通りでございますが、大学に在籍する学生のうち、4割が奨学金の貸与を受けているというようなことで、保育士の皆さんをどう西宮のほうに来ていただくかという施策の中で、保育士奨学金返済支援事業について、また今回こうして制度を作らせていただいたということであります。年額10万円を上限とした補助対象の2分の1を市で補助ということで、補助対象6年間というようなことであります。他市でも実際13市が事業を実施しているところでありまして、聞かせていただいている所によりますと、この返済支援事業に対する対象になる方々のニーズは高いようであります。今年度まだ待機児童が413人で、来年以降もシリアスな状況がまだまだ続き、保育の無償化などがあると、更にそうした意味では、こうした保育士の確保というのは、全市的に厳しい状況になると思われますので、これについてですね、いくつかある施策の一つですけれども、待機児童を少なくし、そして魅力のある保育環境というようなものを作っていく一助として、やっていきたいと思っております。1点目は以上でございます。

記者:この間、予算に上がっていたものですか。

市長:そうですね。補正でやった分です。
記者:現在、保育士さんは何人いらっしゃいましたか。民間保育所か。分かりました。獲得の目標などがありましたら。
当局:予算としては47人分を見込んでいます。

2.西宮市新卒者企業就職面接会について

 今年は、9月21日の午後に、西宮市フレンテホールで、西宮市新卒者企業就職面接会というものを行います。今年が5回目で、市内に事業所のある企業に出展いただいて、大学生と企業の就職マッチングを行うということであります。今回、出展は市内に事業所のある企業に限っておりまして、西宮でもこうした企業があるということを多く知っていただくことを目的として行っております。2部構成で、出展企業による業務内容のプレゼンテーションと出展企業による面接というようなことであります。面接会は、来春卒業予定者と既卒3年以内の方が対象となっておりまして、昨年は70名の方が参加をされ、うち11名の方が内定をされたというようなことであります。今年もこうした活動が市内の企業に就職をしていただく一助になればということでさせていただくと。参加をいただく出席予定事業社は、お配りしています資料に記載があります。これにつきましては、私からは以上です。


記者:参加の対象は西宮市内に住むか西宮の大学に通うか、そういった制限はなかったでしょうか。

当局:制限はないです。
記者:ここで面接をして、ここで内定は決定するということですか。
当局:色んなケースがあるんですけれども、ここでほぼ内定をもらうケースもありますし、次のステップにいって結果内定が出るというケースもあります。
記者:人気あるんじゃないですか。このあたりで働きたいという。
当局:そうですね。名簿を見ていただいたらお聞きになられたことのある企業とかもあると思いますので。市内のしっかりした中小企業さんに出ていただいております。
記者:市内に事業所があるということで、本社ではないですね。職場があるという。
市長:そうですね。
記者:第1部のプレゼンテーションは、1,2回生も参加できる?
市長:はい。

3.「RUN伴」の開催について

 「RUN伴」といいますのは、認知症の方や支援者、そして一般の人たちがリレーをしながら、一つのタスキをつなぎながらゴールを目指すというイベントで、認知症の人と一緒にできることは何だろうというような中で、NPO法人認知症フレンドシップクラブの人たちが始めてということで、今年が8回目の開催となるようであります。西宮市もマラソンコースであったようでありますけれども、これまではただ通っていたということで、今回は西宮市役所でもイベントといいますか、タスキをつなぐところにお伺いをさせていただいて、啓発の一助になればということでやらせていただきます。

 西宮市としても、認知症というようなことについての理解が広まる一助になればという理解で、9月29日に西宮市で行わせていただくということであります。当日は、西宮市役所は9時半に市役所本庁玄関前でタスキ渡しセレモニーが行われるというようなことであります。
 西宮から宝塚に行くルートの部分は、10時半にアクタ西宮円形広場ゴールに行き、西宮から神戸に行くほうは、12時の神戸ルートのゴールに向かっていくというようなことであります。当日は、オレンジ色のRUN伴Tシャツを着て、横断幕と旗を持って走るということで、私は今回は走りませんが、Tシャツは着るよというようなことでございます。そういう啓発イベントのお知らせでございます。3番目は以上です。

記者:参加者はもう固まっているんでしょうか。

当局:一応事前にエントリーをしていただく形です。応援の方は、関係なく当日沿道に来ていただいて、出来ればオレンジのものを何か身につけてもらえれば。なければなくてもいいんですけれども、走っている方たちも、走るというよりは歩く感じになると思うんですけれども、手を振っていただいたり、そういうことをしていただければありがたいです。
記者:リレー・フォー・ライフという癌の方がある場所を回られて、というイベントがありますが、そうではなくて、外に出て行って巡っていくイメージということですね。
当局:そうですね。ずっと、全国を巡っていますので、北海道を7月1日に出発してずっと各都道府県、タスキをリレーして回っていきます。こちらは、兵庫エリアという形になります。兵庫は赤穂で最後になりますので、赤穂が終われば次の県にバトンタッチをします。
記者:各エリアで同時にやるのではなく?
当局:ではないです。北海道から最後沖縄が11月末ぐらいです。

4.居住目的の空き家バンクについて

 お手元に西宮北部暮らしというパンフレットをお配りしていると思いますが、これ市役所の中で作ったものですけれども、特に今回居住用の空き家バンク、平成28年から公益的なものに関しては北部に限らず市のホームぺージに掲載をして、全域で紹介をしてきた訳ですけれども、今回は塩瀬、山口地域の居住用に関しても、これから空き家バンクを市も積極的にコミットしてやっていこうというようなことで取組みをするということであります。ご承知の通り、西宮はエリアによってそれぞれのカラーが異なります。その中で特に北部の地域に関しては、新興住宅地と伝統的な住宅地とが混在をしておりまして、その中で人口の減少が今後見込まれると言うようなこともあります。一方でその魅力を十分にまだまだお知らせしきれていない所がありますので、西宮という全体的なことだけで捉えるのではなくですね、まずは、北部塩瀬、山口というような所で、移住をしていただける方がいればということで、スタートといいますか、最初にこういったパンフレットを作らせていただいたということであります。ちょうど私が来る前後にこうした企画があったということでありますので、今回の5次総においても、地域ごとに区分けをして、色々お示しをしているところからあるように、きめ細やかに市政を見ていく一つの象徴として、また他市ではこの移住にスイッチを入れている所がありますけれども、西宮でも今後こうした部分に必要なことをやっていきたいというような思いを込めてやっていこうとしている事業だという風にご理解をいただければと思います。これに関し私からは以上です。

記者:ターゲットとしている世代といいますか、例えば子育て世代がとかそういったものは想定されていますでしょうか。

市長:移住をしていただく方であれば、それはリタイア層であれ、若年層であれという所ではあるんでしょうけれども、ただパンフレットの立て付け上ですね、特に移住の先輩からというのが、子育て世代でありますから、こういう世代が大阪まで通える距離で自然豊かな所ですよ、という認識で来ていただけたら嬉しいなというような所はあります。
記者:これは8月発行ということでいいんでしょうか。
市長:はい8月から、支所やサービスセンターなどに置かせていただいているというところでございます。今の所まだスタートしたばかりなので居住用の登録はないですよね。
当局:はい。4月からのスタートとなっています。
記者:空き家があるのに知られてないから登録がされていないということか、そんなには空き家は目立って増えていないということですか。
当局:市内の中で北部の方が割合的には高い、空き家が多いというようなことになっているんですけれども、この空き家バンクというのが、まだそこまで浸透していないのかなという所があります。
記者:空き家として登録されている方が少ないということでしょうか。
当局:空き家として登録するということではなくて、空き家バンクといいまして、市役所が不動産屋のようなことをやりまして、空き家を持っている人が市役所に来て登録をして、それでうちでホームページで広報するという感じですね。おっしゃっているように、その空き家の登録が今のところないということです。
記者:物がないということですね。
当局:そうですね。
記者:実質空き家はあるんですね。登録されているものがないということですか。
当局:一般的には不動産の流通にのせていきますので。
記者:このパンフレットは、空き家を持っている方に登録してくださいよとはまた違うんですか。
当局:両方です。空き家を持っている人には登録してくださいよ。それと、例えば、大阪から北部のパンフレットを見て、いい所だという魅力を見ていただいて、北部に来ていただきたいというような形です。
記者:通常移住といいますと、Iターン、Uターンということで、市外の方が対象になろうかと思いますが、市外の方への広報手段といいますか、PR手段というのはあるんですか。
当局:市外の方向けにということで、色々と考えたんですけれども、パンフレットを置く場所がなかなか難しくて、その中で、一つあるのは兵庫県がやっている「カムバックひょうご」というのがあります。神戸事務所、東京事務所がありまして、そこで兵庫県の他の市町村のこともPRするという場所なんですけれども。そういった所には置かせてもらおうかなと思いますけれども。
記者:北部のイメージは、西宮のイメージとちょっと違うところがありますよね。都市部の田園みたいな感じですかね。兵庫県の北部とはまた違いますから。そこと勘違いされるとそれも困りますよね。
市長:例えばね、とにかく西宮市に住みたい人っているんです。だけど家を買うので西宮市の生瀬に住む。引っ越したと。借り家は甲子園口だったけども、といった人も結構いてですね。それはトータルで西宮という名前なのか、西宮という行政サービスなのか、あれですけれども、お隣の尼崎市さんだけだったら、うちでいう下半分しかないですけれども、うちには上半分がある意味ありますんで、それを別の形で知っていただいてというようになればと。ただ、スーモ見ればという風におっしゃったことは、おっしゃる通りなんですけれども、一方でそういう見方でなくて、例えば西宮というまちで、あり意味地価がそう高くなく、そして蛍も飛んでいてというような所が、どれだけ、世の中に知られているかという意味では、まだまだお知らせする努力が行政としてもあるんだろうと、そういう文脈の中でじゃないですかね。
記者:尼崎市とかそういったエリアの人も対象になりそうですね。
市長:それもあると思いますよ。逆に西宮市内に住みたいけれども、車族の人からすると別に苦にならないという人もいるだろうし、とにかく一軒家で、西宮市内でというようなニーズももしかしたらあるかも知れないし、そういう文脈じゃないでしょうかね。
記者:まず、移住という言葉なんですけれども、これは市内も含めているんですよね。南から北に来ることも含めて、移住と言われているわけでよろしいんですよね。先ほどお話ありましたけれども、市外から来ることを大体普通は思うけれどもそうじゃないんですよね。
当局:市内の方でも南から北へという方も歓迎です。
記者:あと、災害関係なんですけれども、僕の勝手な印象かもしれませんが西宮北部は災害にすごい弱いと思っていて、今回の台風でも公共交通が全て止まってしまったりとか、先だっての台風のときにも道路が止まることがあって、そういった意味ではなかなかそこに対しての疑問点って多分住民ってすごく多そうなんですけれども、何かこういう居住をしてもらうだけのプロデュースをするのであれば、災害に対して強くするというようなアピールは考えているんでしょうか。
市長:そこは、まずご指摘いただいたところは否定しがたい事実の所ではありますけれども。ただ、まず今の災害の脆弱性に関しては近未来に解消されることを期待して施策を進めておりますんで、それと後は実際、お聞きいただいたときでは当然素直にお答えいたしますけれども、ただ一方で、普通に暮らしていく中で、365日の内、全く影響がない年もあるし、今年のように365日の内、結果として2か月の間に、5日間、6日間、そういったことになったこともありますけれども、しかし、どこの地域においてもそういうリスクでありますとか、そういうのは確かにある訳でですね。だからこそ蛍がいて、ということなのかも知れないし。という所じゃないんでしょうかね。
記者:あと、データ的なことで教えてほしいのが、山口や塩瀬の地域って、土砂災害警戒区域がどれくらいパーセンテージを占めているかを知りたいんですけれども。
市長:パーセンテージはまた後で事務的にということでいいんですけれども、ただ、南と比べるとパーセントは高くなるんじゃないんですか。
記者:そうですね。なぜこういうことを聞くかというと、広島とかの土砂災害を見たときに、あっちの方は真砂土がすごく多くて、割と六甲山系と一緒なので、行政が北部に住みましょうというのはありだと思うんですけれど、結構不安なところってどんどん高まっていると思うんですね。そういった所で、どれぐらい警戒区域があったりとかやっぱり山の背をしているところに空き家バンクがあっても、どうなのか多分すごい不安やと思うし、その辺の所がちょっと知りたいなという風に思ったんですけれども。
市長:そういう意味では、西宮が出している、ある意味この家はR指定(土砂災害特別警戒区域)で、こちらは土砂災害を指定されているけれども、道を隔てた向こうはかかっていないというような所があって、裏山から見て地図を作っている所があって、県は北部のR指定全部済んだ所でありますけれども、一方でどうなんですか、空き家の方でそれとの相関性とかR指定の所とか。
当局:空き家バンクについては、土砂災害特別警戒区域に関しては、登録は止めてくださいとなっています。警戒区域に関しては、数もあり面積もありますので、そこまでは否定をしていない状況です。
記者:もし分かれば、パーセンテージで出るか分からないですけれど、面積に対してどれくらいなのかが分かれば。別にくさす訳ではなくて、それを乗り越えて行政がプロデュースしていると出来るのであれば、その方が面白いかなと思いまして、防災対策とかしているのであれば、と思った所だったので。
市長:パーセンテージというとあれだけど、ハザードマップはお持ちですか。3つ区域に分かれているものですが。数字はいる?
記者:もし出来たら。パーセンテージか面積割合か分からないですけれども何か。新聞で書くのに、北部でなんとなく山間部いいですよと書くのはちょっと違和感が個人としてはあって、その辺のリスクを考えたいなと。あと細かなデータとしたら、空き家数が増加傾向にあるというこの辺のデータとかもあれば。空き家率がどれくらいかというところもちゃんと数字を揃えて資料を提供してほしいです。
市長:では後は所管としてください。
記者:はい。

5.その他について

記者:今日情報が解禁になった決算のことで、どう見るかということなんですけれども、ふるさと納税が他市に個人市民税が流れて、5年ぶりに個人市民税が減額になっているようなんですけれども、それへの対応というか受け止めというか、市として持っていかれているという状況なんですが。
市長:これは西宮だけではなくて都市部の一つの象徴みたいになっていますけれども。今この段階で新たな具体的なカードがある訳ではありませんが、前の市長もまずそもそもやっていなかったところから、同じ問題意識からまず制度そのものを走らせましたよね。この先、例えばただ、最近アイデアものが多いじゃないですか。物ではなくて。ですから、額をですね。例えば田舎のお肉を送ったりとか旅行券とかというようなところに、面と向かって対峙するというのはなかなかきついと思っています。要するにそれに伴うものが西宮にないことはないけれどもあんまり多くないしですね。そういう意味では、ふるさと納税の額を取り返すというようなことになるかは分かりませんけれども、別の展開でアイデアもので新たなものが始められるのであれば、来年度以降検討していきたいというようなことをいま話を始めているというようなところでございます。なんとなく。
記者:ふるさと納税の西宮市の返礼品としてということでしょうか。
市長:それは物を返すということではなくて。例えばですよ、決まっている訳ではないですよ。公園のベンチがあってですよ。お世話になりました西宮市って、〇〇という人が8月になんかこう10万円をおいていったら、そのプレートをね、例えば寄贈しました形に例えばなるとか、それで市としては、税を若干控除するけれども、一方でいただいた人に対して、お名前をプレートに載せることでですね、何か自尊心というかそういう風な話もあるだろうし。あとは、参考になるのが他のまちでね、実家の空き家でお父さんが施設に入ったので、空き家をチェックするようなところにふるさと納税を使うということは一つ参考になったりするし、本来、ある意味拡大的な、物でない、その地域に対する貢献みたいなことで、そういうアイデアを行政が出せれば面白いことにつながる、ないしは他の所との差別化になるようなアイデアが出ればいいなと思いますね。
記者:これまでだったら市に入ってくる分が西宮に限らずですが地方に流れるということに関しては、まぁしょうがないと。
市長:しょうがないというか、そもそもこの制度に対して否定的な首長って結構いますよね。ただ、この制度に対して否定的かということに対しての判断はちょっと留保させてもらって、現実問題として、まだ取り得る策が西宮としてあるんだったら、ちょっと頑張りたいなというようなそういうニュアンスですね。
記者:ふるさと納税で取り返す策があればということですか。
市長:そうです。よく西宮出身で東京でいい仕事をしている人って、結構いっぱいいたりとかしますけれども。そういうやっぱりそれなりに所得高い人がね。例えば北海道のスキーリゾートで何十万円寄付したから、家族で20万円の商品券がきたよみたいなことをやっている人が多いんですよ。やっぱり構造として何か普通に税金を払うんだったら、ちょっとぐらいそっちの方がお得だみたいな人が多いけれども、しかし、制度として根付いちゃっている部分があるんで。全くなくなるって訳ではないと思うので。そこを何か策で、何か出来ればなと思うので。何かいいのありますか?
記者:○○さんに10万円もらうのはいいんじゃないですか。
市長:ちょっとプレートとか。
記者:お金の話はちょっと。問題発言した人がいるから。
記者:「さとふる」でしたか。あれはされているんですか。災害の時に、大変みたいで、ふるさと納税の手続きを被災自治体がするのは。いま被災したときに自動的に代行して手続きをしてもらうという手続きがあるようですけれども、それをかなり自治体が結んでいっていると。
市長:いくつかあるでしょう。システムが。それのどこかとやっていると政策課長がいっていました。また必要であれば。課長がつい先週言っていましたのでどこかの何かを使っていると言っていました。どこかの何かですいません。
記者:否定的な判断かどうか留保するというその理由というのはどういった所なんでしょうか。
市長:確かにネガティブな、市にとって財政的にネガティブな所なんでしょうけれど、要するに取られているから。まぁしかし、国全体として盛り上がっていることも一つの事実だし、おまけに行き過ぎに関しては総務省としても是正をした所なので、もうこれはこんなもの止めてしまえといったら、西宮にとったら元の姿に戻ってポジティブになるんだろうけど。しかし、そこまで詳しく精緻に分析をしている訳ではないですけれども、もう一つ、もう二つ工夫の余地はあるんじゃないかという風に思っているので、いま、さっき例に出した話じゃないですけど、例えばふるさと納税だけじゃないですけれどもどうやって納税者、市民が単に税金を取られてると思うのではなく、自分の思っている所に税金をやるかと。例えば昔、市川市で始まった市民税の1%を自分の好きなNPOとか社会福祉法人に、といったのがあったじゃないですか。あと、私が選挙で言っていた色々なこと、納税意識をどう喚起するかという文脈から言うと、必ずしもふるさと納税という制度そのものは都会にとっていま、なかなか厳しい構造ではあるけれども、しかし、広い意味で言うと納税者の納税意識を高めるために自治体が知恵を絞り合戦というような言い方も言えなくもないんで、その面からすると悪いことではないなと。ただ西宮市長ですから、私は。そういう意味ではここに知恵を絞る労力でどれだけゲットできるかなと思う部分はあるけれども。しかし、まだ余地はあるなと思いますので。まだ試したいと例えば公園とか森をハイパーにきれいにするための基金とか、クラウドファウンディングみたいなものじゃないですか。ある意味一つの。勿論クラウドファウンディングはある程度の額いったらということだけれども。これの場合は、どれだけ集まらなくてもどう中途するのか、そのスキーム作りはありますけれどもね。
記者:甲子園球場での高校野球ですけれども。盛り上がりがすごかったですが、これから甲子園球場の歴史などを使ってイベントじゃないですけれども、もっと施策を打ちたいとかそういうアイデアがあったりしますでしょうか。さっきのふるさと納税についても何かからんでくるかも知れないですけれども。
市長:これはひとえに所有者である阪神さんと話をしないといけないことですけれども、ただ、問題意識はすごくいい所をついてらっしゃって400万人来ると。そして今回100万人超えたと。そういう中でその人たちは、駅からあそこ行って、すぐ帰っちゃうと。それをどうあの辺りに滞留してもらい、そしていい意味で西宮にお金を落としてもらうかという。そこは繰り返しになりますが、阪神さんも同じ課題意識を持っていただいているので、そこは今後、いま具体的な策というのは正直ありませんが、考えていきたいと思っているところであります。

以 上

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