「プレみや」について
更新日:2025年11月25日
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部活動にかわる西宮の新たな地域クラブ活動「プレみや」とは

少子化が進展していることや、教員がボランティアに近い形で支えていることから、従来の学校部活動は将来的に持続可能ではないとされています。そこで、生徒が将来にわたってスポーツや文化芸術活動に親しめるよう、国は部活動の地域展開を推進しています。この全国的な地域展開の西宮版が「プレみや」。
西宮市では、子供から大人まで幅広い世代が自ら主体的に選択し、「西宮での活動を楽しもう(プレイ)」をコンセプトにして、「プレみや(プレイにしのみや)」の環境を整備し地域展開を目指します。
西宮市における部活動の地域展開について(令和7年9月)(PDF:2,098KB)
部活動地域展開の必要性
少子化
生徒数の減少により、学校や地域によっては、従来の学校単位での部活動の運営は困難に…
(本市入部生徒数:令和元年度約10,000人→令和6年度約9,000人 6年間で約1,000人減少)
教員の働き方改革
専門性や意思に関わらず教員が顧問を務める指導体制を継続することは困難に…
(令和6年度教員アンケートより、地域クラブ活動に関わりたい教員は約2~3割程度)
子供のニーズの多様化
アンケートの結果から、「複数の活動をしたい子供が多い」、「学校部活動にない活動が多い」、「競技性よりも友達と楽しみながら活動したい子供が多い」といった傾向が見られ、これまでの部活動だけでは子供の多様なニーズに対応できない…
(令和7年1月実施市立小学校4~6年生アンケート調査結果より)
その他部活動改革など
国のガイドラインでは、生徒が望む専門的な指導ができない、生徒のスポーツニーズに必ずしも応えられていないといった課題や、目先のいわゆる勝利至上主義のもと、大会等で勝つことのみを重視した過度な練習は生徒の心身のバランスのとれた発達を妨げるといった問題などがあることにも触れられており、そのような観点からも部活動改革が求められている。
プレみやの目指す方向性
- 子供から大人まで希望する誰もが生涯にわたり、スポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保し、文教住宅都市にふさわしい環境を整備します。
- 「地域の子供たちは、学校を含めた地域で育てる。」という認識の下、学校部活動の教育的意義や役割について継承・発展させ、学校部活動にはなかった多様な活動や様々な世代との豊かな交流、学校部活動に入りにくかった生徒も参加しやすい活動の充実などの新しい価値が創出されるよう環境を整えます。
- 中学校の生徒のみならず地域住民を対象とした地域スポーツ・文化芸術活動全体を振興する契機とし、他の世代にとっても気軽にスポーツ・文化芸術活動に親しみ、生涯を通じた運動習慣作りや文化芸術等の愛好が促進されることなど、地域の持続可能で多様な環境の一体的な整備を図り、西宮市のスポーツ・文化芸術活動の充実を図ります。
プレみやの特色

様々な目的
- 同じ種目、活動でも、「楽しみ志向」や「競技志向」などの様々なプレみやクラブの中から自分の志向や目的に合わせて選択できる
多様なニーズ
- 学校部活動になかった新しい活動に参加したり、一つの活動に限定することなく複数の活動に参加したりするなど、子供たちそれぞれが学校以外の時間の過ごし方を主体的に選択できる
広域な活動場所
- 市外も含めて自身の学校区を越えて、様々なプレみやクラブの中からやってみたい活動に参加したり、専門性の高い指導を受けたりするなど、自分に合った活動を選択できる
多世代
- 中学生だけではなく、子供から大人まで一緒に地域でスポーツ・文化芸術に親しめる
部活動と「プレみや」のちがい
| 中学校部活動 | 「プレみや」 | |
|---|---|---|
| 定義 | 学校教育の一環として学校が行う | 地域の各クラブが行うスポーツ・文化活動 |
| 指導者 | 通学している学校の教員、部活動指導員等 | 地域の指導者、希望する教員(兼職兼業)等 |
| 参加者 | 通学している学校の生徒 連携しながら活動している学校の生徒 |
学校や地域に関係なく希望する活動を選択 |
| 活動場所 | 通学している学校の施設 連携して活動している学校の施設等 |
学校や体育館などの公共施設 民間スポーツ施設等 |
| 活動日数 | 最大週5日 | 月1回か週5日など各クラブが幅広く設定 |
| 費用負担 | 用具や交通費などの実費 | 会費+用具や交通費などの実費 |
| 保険・補償 | 日本スポーツ振興センター災害給付制度 | スポーツ安全保険など活動に必要な保険 |
地域展開に向けたスケジュール

※令和8年9月に平日・休日とも「プレみや」を開始
- 原則、令和8年8月末をもって部活動は終了しますが、大会、コンクールへの参加状況や3年生の引退時期などの観点から一部の部活動では終了時期を柔軟に対応します。
- 令和7年9月から先行実施が開始されており、一部のクラブでは令和8年4月の段階で本格展開の実施を検討しています。
参考資料
西宮の児童生徒数の推移

小学校・義務教育学校(前期)の児童数は、平成22年(2010年)は29,322人でしたが、令和12年(2030年)予測では20,667人に減少する見込みです。
中学校・義務教育学校(後期)の生徒数は、平成22年(2010年)は10,543人でしたが、令和12年(2030年)予測では9,835人に減少する見込みです。
教員の現状

児童・保護者向けプレみやの活動希望アンケート調査結果


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西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 8階
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ファックス:0798-35-4045