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桜の名所・みどりの再生事業

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桜の名所・みどりの再生事業

西宮市では古くから公園や街路、河川沿いに桜が植えられてきました。桜は本市の風土・文化・歴史の中で市民に親しまれてきたことから、昭和40年に市民公募により市花に選定されました。平成2年には夙川河川敷緑地が(財)日本さくらの会による「さくら名所100選の地」に選定されるなど、桜は西宮の象徴となっています。
 しかし、市内各所の桜の名所では、突然枯れるなど樹勢の衰えが顕著に見られるようになってきました。そこで、桜の名所を未来へ引き継ぐため平成14年から「桜の名所再生事業」に取り組んできました。樹木医の指導に基づき樹勢調査・土壌調査・根系調査などを行い衰退の原因を解明し、桜が本来持っている力を再生させ樹勢の回復を図っています。また、後継樹として植物生産研究センターにおいて開発された「西宮権現平桜」・「夙川舞桜」をはじめとする多種多様な樹木の植栽も行っています。平成20年4月には、これらの取組みが認められ(財)日本さくらの会「さくら功労者」を受賞しました。平成21年度からは、既存桜の名所の再生に加え、新たな名所の整備にも取り組んで行きます。

夙川河川敷緑地の桜

 夙川河川敷緑地
 「さくら名所100選の地」


武庫川河川敷緑地の桜

 武庫川河川敷緑地
 「桜づつみ回廊起点」


桜の名所における衰弱した桜について

桜の状態1

 近年、桜の名所のうち、日常的に利用者の多い公園や交通量の多い街路樹などで、桜が突然枯れたりするなど樹勢の衰えが顕著に見られるようになってきました。
 西宮市では、桜の名所を未来へ引き継ぐため、平成14年度より『桜の名所再生事業』を実施いたしております。



桜の状態2 桜の状態3 


桜は、病虫害に弱く、特に菌類が原因の病気によって、衰弱し、場合によっては、枯れてしまうことがあります。また、地面を這うように伸びる桜の根は、花見の時などに桜の根元を踏み固めてしまうと、水分や養分を吸収する根がダメージを受け、病害に対する抵抗力が減退したり、虫害に対する復元力も無くなり、樹勢衰弱し、やがては枯損してしまいます。
 『桜の名所再生事業』では、専門的知識を有する「樹木医」の指導に基づき桜の健康診断を行い、樹勢の衰えた桜については、その回復を目指して根元の保護(低木植栽や立ち入り制限)・土壌改良等の治療を行います。しかしながら、桜の病気の中には、周辺の健全な桜の土壌を汚染したり、他の桜に伝播する場合も考えられますので、残念ながら回復の見込みがない桜については、他の桜の状況を鑑みながら、伐採処分し、土壌を入替え・土壌消毒を行い、新たに桜を植えるケースもあります。ご理解賜りますようお願い申し上げます。

桜の名所を未来に引き継ぐために

桜保護柵

人止め柵の中の桜の根元を踏んだり、枝を折らないようお願いします。「桜の名所」を未来へ残すために、みんなで桜を大切に育てていきましょう。
市民の皆様のご理解とご協力をお願いします。

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