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令和元年7月19日 市長定例会見

更新日:2022年5月11日

ページ番号:36808320

発表項目

1.「西宮市シェアサイクル利用動向調査」の実施について
2.「西宮市成人式~二十歳を祝うつどい~」の実施について
3.その他

1.「西宮市シェアサイクル利用動向調査」の実施について

市長:では今日もよろしくお願いします。まず冒頭にひと言本題に入る前に申し上げさせていただきたいと思います。昨日報道された、京都アニメーションの何者かによる放火ということで、30名以上の方が亡くなられて、そしてまた30数名の方が負傷されたというようなことであります。この京都アニメーションは、先日ですね私が代わりに受け取りましたけれども、本市が「訪れてみたい日本のアニメ聖地88か所」に認定されることになった「涼宮ハルヒの憂鬱」をはじめ、アニメを手掛けていただいた会社でありまして、私も最初そのことは知らなかったのですが、報道を受けて知り、また私としても衝撃を受けたところでもあります。お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々の1日も早い回復を祈念するところでもあります。こうしたことは本当に許されることではありませんし、また、今回のこういう事案がこの先どういう展開になるか定かではありませんけども、ひとつの表現の自由が損なわれることがあってはならないと思っておりますので、まず冒頭にそのことについて触れさせていただきたいと思います。

 それではあの、今日は大きく2点ですが、今ありましたように西宮市シェアサイクル利用動向調査の実施というようなことで、ひとつご報告をさせていただきます。来週7月22日より、シェアサイクル利用動向調査を実施します。そのことについてのお知らせでありますが、シェアサイクルというのはいわゆるレンタサイクルと違いまして、A地点で借りたらA地点に返すというのがレンタサイクルです。それはまああちらこちらで本市にもありますが、A地点で借りてB地点で返せるというようなものがひとつでありまして、市民のみなさんが手軽に利用できるだけでなくて、公共事業の補完にもなりますし、経済活動の活性化などの効果が期待できるという風に考えているところであります。そうした中で、どこにどういう形で置いたらどれだけ利用していただけけるかというのをまず、調査をしっかりしたいということで民間事業者と連携をして動向を調査するということであります。本市ではすでに民間のハローサイクルというシステムを展開している、オープンストリート株式会社と本市が提携して調査を実施するということであります。

 西宮市の駐輪場なども一部提供してですね、そしてそこにサイクルポートを置き、そしてオープンストリート株式会社の運営の中でですね、7月22日から再来年の1月末までの1年半やっていこう、ということであります。現在、市内でハローサイクルがやっているように15分ごとに60円、24時間以内であれば最大1000円というようなことで、すべて電動アシスト付きの自転車で、サイクルポートはすでに設置されているところが7か所、そして当市が新たに提供8か所を加えた15か所でスタートします。サイクルポートや詳しい利用方法については、お手元に配布しておりますのでご確認をいただければと思います。

 私もまだ登録しておりませんが、さっそく登録をして1回乗ろうかと。1回でなく何回か乗ろうかなと思っているところでありますので、皆さんも是非ご活用いただければと思います。私から本件に関しては以上です。

当局:ご質問ございましたらお願いします。

記者:シェアサイクル利用動向調査の狙いと言いますか、1月31日までやった後はどのように事業化するかの判断も含めて、どのような流れをイメージされていますか。

当局:今回1年半実証実験させていただいて、もともとの狙いは所謂公共交通の補完でありますとか、観光の推進であるとか、環境負荷の軽減であるとか、大きくは自転車利用の促進を図って自動車の削減ですかね、自動車利用の削減につながればと考えているのですが。ただし今回規模がそんなに大きくありませんので、ポートは15か所、15か所のところに区画が75か所ありましてという規模なので、そこまでは効果は望めないのですが、一定そういった実験をさせていただく中でですね、導入効果であるとか、事業採算性なんかを確認させていただいて、それをもってですね、今後本格運行に移行するかどうか判断させていただきたいと考えております。

記者:75か所というのは75台ということですか。

当局:75台というわけではなくてですね、自転車を止めれる区画数が75か所で、概ねその4割の30台ほどのアシスト付きの自転車を用意させていただいて、それで各ポートを移動していただくということになります。

記者:概ね30台だと1か所2台ということでしょうか。

当局:そうですね、単純計算でいくとそうなります。

市長:まあスモールスタートという感じですね。

記者:もともと民間事業者が事業展開されている中で、民間事業者さんがそのまましてもらってもいいじゃないかとも思うのですが、市があえて一緒にやるという狙いとは何なのでしょうか。

市長:それは一番は、今回は駐輪場であるとかいくつか市の場所を貸しますよね、彼らにしてみれば、もちろん彼らが独自にやってもらっていて業としてまわっていたことですけれども、市として今回特段予算を使うわけでもありません。ただ、場所を貸しているじゃないかというのは確かにあります。そのことで、こっちからしてみると民間だけでやってもらうのももちろんありがたいのですけれども、市が一定の場所を提供することで、これがより利用価値のあるものになると、公共交通機関の補完になるんじゃないかと、等々さっき言ったような効果が得られるんじゃないだろうかと。そういう意味では民間だけで終わらせるのではなくて、行政も一枚かんでいこう、そういう風に理解しています。

記者:この会社さんはもともとは7か所しか持っていないのですか。サイクルポートというものを。それにプラスして市が8か所提供するということでしょうか。

当局:先ほど市長が申しましたとおり、シェアサイクルで一番の課題というのがポートの確保になってまいります。なので一定市の方もですね、公共用地を一部実験に合わせて提供させていただいて、ポートの数を増やして利便性を向上させる。そして住民の皆さんに活用していただく、というところがひとつ共同して行う狙いのひとつ、メリットのひとつかなと思います。

市長:例えばこれを見てもらうと、もともと彼らがやっていたのは阪神とは一部ご協力されていたようで、阪神西宮東駐輪場とか、阪神甲子園北駐輪場とかは阪神ですよね。一方で、あとは民間と協力して民間同士がやったサイクルベースあさひ山幹西宮、これも市は関係ないです。ただもうひとつ上の西宮北口市営駐輪場なんかは今回市がいったことによるもので。あと下の方の浜甲子園運動公園なんていうのはですね、これは市がどうぞというか、いっしょにやりましょうという。そうなると浜甲子園でテニスやろうなんていう人が、じゃあ私自転車で行くわ。というような形で動く方が出てくるんじゃないだろうかと。そういうようなことです。

記者:既存の7か所とはどこになりますか。

当局:細かくなるのですが、もともと阪神西宮駅に3か所の駐輪場がございまして、その阪神西宮駅周辺の3か所ですね。あと、阪神甲子園駅の周辺2か所、その他山手幹線にあるサイクルベースあさひさんという自転車屋さん、あと先ほど市長が申しましたリゾ鳴尾浜の駐輪場、そこが民間既設のポートになります。それ以外は今回公共地として提供させていただいています。

記者:2台とは言え、ある程度利用頻度とかが確認されれば、そのまま継続的にその駐輪場を使ってもらうとか、ということになるのでしょうか。

市長:ここは事業者さんの、ようするに市としては今回予算措置とかは基本的に無いんです。だから今台数とかが、業者が増やすということはありますよね。それから再来年の1月以降どうなるかというのはですね、今申し上げられる建付け上は、実証実験のあと本格的にやりましょうという風になると、基本的には今度は公有地を使ってやってもらうということになりますから、民間の部分はそのままやるのはそれぞれの判断ですけれども、場所をちゃんと貸すとなると基本的にはそれなりの手続きをしなければいけないというようなことが有りうると思います。ただ、世の中色々なやり方がありますので、といっても来年再来年1月になって誰もあんまり使いませんとなったら、やっぱりこれは絵に描いた餅でした、という風になるかもしれないし、そこは利用実態を見ながら。ただ私の思いとしては、これがどんどん広がっていってですね、シェアサイクルというスタイルが今はちょっと限られていますけれども、どんどん使い勝手良くなるといいなと思っている。そういうところです。

記者:これは事業というと割とささやかな感じではあるのですが、今されている事業者さんは所謂広報手段というかPR手段はどうやっているのでしょうか。ということと、今回市が共同で実証実験に加わることによってどのように皆さんに周知されるご予定でしょうか。

市長:まず後段の話から言うとですね、市としては市政ニュースなどを使って、今までは民間の一事業としてやっていましたけども、そのことが市民の交通利便性の向上にもつながるという理解から市も一歩踏み出そうとしているので、市政ニュースなどに載せるようなことも考えながらやっていきたいと思っています。それで今の広報を彼らがどうしているかは(当局を指す)。

当局:今の広報はですね、基本的にはホームページと看板というのでしょうか、そのサイクルポートに立っている看板ですね。なので、市が協力できる一番大きなのが広報というのですか、今回実は市政ニュースの7月25日号に1面で大きく広報させていただきますので、そういう意味では事業者にはメリットがあるのかなと。

市長:知る人ぞ知るサービス、みたいになっちゃってるんですよね。

記者:ですよね。周辺の沿線人口とても多いのに、ささやかなというイメージがありますね。

市長:増やすのは簡単だけど減らすのは難しいですからね。

記者:尼崎市内でもすでにハローサイクルが実施されているかと思うのですが、単純に2つお伺いしたくて。まず西宮から自転車に乗って尼崎のポートにとか、尼崎から行ったり来たりとかも可能なのか。

当局:可能です。体力があれば。

記者:先ほどおっしゃっていた、車の量を減らしたいだとか自転車に乗ったら排気量もないのでエコだったりとか、市民の健康につながるとか色々あると思うのですが、西宮市としての交通渋滞がひどくてこういう課題を解決したいだとか、何か特徴をひとつ一番優先的に上げるとすればどういったところでしょうか。

市長:いっぱいありますけれど一番は、将来的には渋滞を減らすとかそういうことになるんでしょうけど、今この台数的に言うとちょっとその目標とすごく遠いので、そういう意味では今回阪神さんとハローサイクルさんがくっついて最初にやっているという文脈からすると、特に甲子園球場とかえべっさんとかそういう大きな、正直西宮で薄いですね観光的なようなものに対してですね、ちょっと健康的に西宮を周遊してもらえるような機会になればなと。西宮市外の方も含めてですね、そういうものがまず現段階では現実的なところかなと思います。将来的にはライフスタイルを変えていくとか、あとは駐輪場を利用せずにとかいう人がもしかしたら出てくるかもしれないと思いますけれども、まだちょっと数としてはそんな程度ですから。

記者:まずは観光ということでしょうか。

市長:観光周遊とか。あとは浜甲子園でテニスする人に、車に乗らないでテニスするんだったら行きは自転車で行ってくださいよ。というような形にするということじゃないですかね。今度市政ニュースでうちの職員くんが、さあ出発だ、と言ってですね結構な距離を走ってますから。西宮から西宮浜行って最後は阪神甲子園までを。そして西宮大橋も電動アシストで坂道も楽々っていうこういう建付けでやってますので。実際にこういう風にやってもらえたらうれしいなと。そしてまあ、尼崎に返してもらっても大丈夫ですよ。

記者:行政がこういう形でやるっていうのは、西宮市以外にもあるのですか。

当局:尼崎も同様のオープンストリートですか、同じシステムでされてますので、尼崎市にも返せるということです。

記者:ほかは神戸とか芦屋とかではやってないのですか。

当局:神戸の方につきましては、ドコモさんのシステムを使って神戸市が主体となってされています。

市長:将来的にどんなのが出るかわからないのですが、動向調査というのはどの地点からどの地点にどんな時間帯に人が行ったかというが分かりますよね。そうなると、今はまだポートは少ないのですが、こちらとしては土日の午前中には浜甲子園に行く人が多いのではないだろうかとか、そういう部分の仮説は立つのだけど、案外気づいていないようなことがもしかしたら分かるんじゃないだろうかということで、案外こんなところに人は行っていたんだとかがあるかもしれないですね。それと、民間事業者さんの方でポートも増やしていただきますし、こちらも折り合つけば利用動向も見ながらですけれども、増やしていければより良いなと思っていますので、まずはスタートしたということでご認識いただければと思います。

記者:尼崎も実証実験ですか。

当局:尼崎もそうです。

市長:尼崎は県といっしょにやったんでしたっけ。

当局:主体はそうです。兵庫県と尼崎市で今もされています。尼崎は、昨年の12月1日から令和2年の3月31日まで1年4か月ほどされている途中です。

当局:ほかにございませんでしょうか。

記者:オープンストリート株式会社さん自体はこの事業はいつから始めてらっしゃるのでしょうか。西宮では。

当局:西宮では平成29年の12月15日から始められています。西宮では。

記者:今の規模でということでしょうか。

当局:同じ7か所です。

当局:今現在は7か所なのですが、平成29年12月にスタートしたときは3か所ですね。

2.「西宮市成人式~二十歳を祝うつどい~」の実施について

市長:今日は成人式二十歳を祝うつどいの実施についてお知らせですけれども、まずお知らせとして2点あります。

 1点目は令和4年4月に改正民法施行により成年年齢が18歳に引き下げられます。その後ですね、成人式二十歳を祝うつどいを本市はどうするのかということを市民の皆さんからもお問合せいただいてきたところですが、本市に関してはこの後もですね、二十歳を対象にした二十歳を祝うつどいとして継続をしたいと思っております。これは、意志決定をしている団体はそれなりにはありますけれども、しかし大半がまだ決めていないところですが、ただこの先の準備とか心の準備も含めてですね、早く決定してくれという声もいくつか聞きましたもので、当方並びに教育委員会の方とも議論をしてですね、このようにさせていただきました。二十歳を祝うつどいとして継続する理由でありますが、今回成人年齢が引き下げられたとはいえ二十歳というのはですね、18歳まで共に歩んだ同級生がそれぞれの道に行って、そしてまた再会をする、そして今後について語り合うというような機会になるということから、今の二十歳という方がですね、対象となる方々のニーズに合致するという風に考えたものであります。一方で18歳を対象にいたしますと、仮に1月にそのままするとなるとですね、受験の直前、卒業の直前というような時期でもあり、それよりは二十歳というようなことでこの集いを整理した方が良いのではないかという判断のもとで、このように決定をしたところであります。

 そしてもうひとつご報告であります発表はですね、半年後の1月に実施する令和2年の成人式の実施会場でございますが、阪神甲子園球場で開催させていただくということにいたします。ご承知の通り高校野球の聖地として日本中に知れ渡っているところでありますが、本市にしますと小連体・中連体という小学校6年生の大運動大会、それから中学生の運動大会というようなことで、そしてこのまちで育った子供たちにとっては思い出深い場所であります。そこで、阪神甲子園球場でやるということになると、さらに思い出深いものになるのではないかということで、阪神甲子園球場様の理解も得てですね、実施をさせていただくことになりました。一方で1月というのは、球場のメンテナンスの時期ということもありますので、また雨が降る雪が降るということも正直ございますので、基本的にメインのところはスタンドの屋根のあるですねバックネット裏というのですか、そうしたあたりのところを会場として行うというようなことであります。阪神甲子園球場様には、今回本市における甲子園球場というようなものの意義、これをご理解いただいて、社会貢献・地域貢献の一環としてですね、申し入れを受けていただき、そして開催できることになりました。この場でも改めて御礼を申し上げるところです。本件、私からは以上です。

記者:甲子園ですることで、多くの方に来てもらおうという狙いもあるのでしょうか。

市長:もちろんそれもありますし、今までは県立の鳴尾浜の体育館だったのですが、交通アクセスの課題というのが正直ございました。そういう意味では阪神甲子園球場というのは、交通アクセスの問題というのは飛躍的に良くなりますので、より多く来ていただきやすくなります。それからアクセスの問題だけでなく、鳴尾浜の方はキャパシティの問題も正直ございましたので、本当に全員きていただくと入れないというようなところも正直ありましたから。なので今度は本当に全員来ていただいても入れるというキャパシティのものでもあります。

記者:総合体育館はキャパは何人でしょうか。

当局:2300席を座席として用意していました。

記者:対象の方は毎年どれくらいいるのでしょうか。

当局:約5000人が対象です。この先もそれくらいで推移すると思われます。

記者:それに対して甲子園のバックネット裏のスタンド席はどのくらいですか。

当局:バックネット裏だけですと5000席で、その左右の屋根のある内野席まで入れるとそれぞれ5000席、15000席になります。

記者:5000人が来ても入れるということですね。例年だいたい6割くらいなんですか。来られているのは。

市長:そうですね。参加者は対象者の6割程度で、昨年は3300人来ていました。

当局:中に入らず外におられる方も含めて約3300人が参加されていたということです。

市長:中に入って私や教育長の話も聞いてもらいたいのですけども、そうでなく、外であってもうれしく花を咲かすみたいな。それもいいかなと。そういうことで全員が中に入って座っていたということではないですが、そこには来ていたということです。

記者:平坦な体育館に比べると傾斜もあったり、階段も上がらないといけないといった問題は無いのでしょうか。袴など着たりしていますし。

市長:課題として認識しています。これから例えばバリアフリーの場所へ誘導するとか。あとは着物ですから、そういう方へどういった形で注意を促すかですね。

当局:安全な上り下りを呼び掛けることと、上の方が段々急になっているところもありますので、そこを避けていただくなどを考えたいなと思っています。

市長:あとちょっと外ですからあいさつは短めに、パリッといくような形になるかなと思います。

記者:市長のあいさつをということですか。

市長:私のあいさつもコンパクトになるでしょうし、式自体がパリッと。昨年も必ずしも長かったわけではないですけども、よりしゃきっとするような形でいきたいなと思っています。ただあまり短すぎてもいけないので。倉敷がマスカットスタジアムでやっているなど、いくつかやっているようなので、それを聞いて大丈夫なんだろうというように思っています。

記者:式典の中身自体は特に例年と変更は無いのでしょうか。

当局:今のところ大きく変更は考えていませんけども、今から9月にですね実行委員会を立ち上げますので、そこでアイデアが出てこれば考えたいなと思います。

記者:甲子園球場でやるのは初めてなのでしょうか。

市長:成人式は初めてですよね。小学校6年生のときに公立学校にいたのであれば、その子たちは1回球場には入っているのですけども、小連体で。

記者:小6と中3ですか。

当局:中学は1年生からずっとです。

記者:昨年は3300人とありましたが、今年の、ということですよね。

当局:そのとおりです。

記者:それは入りきれなかったという認識なのか、外でみんなでワイワイするのが楽しかったのかどちらでしょうか。

当局:外が楽しいので多分外で、ということです。

記者:中がぎゅうぎゅうで外にはみ出た、ということではないのですね。

当局:やむを得ず、ではありません。

市長:そこそこ空いてましたから。

記者:そういう意味で言うと甲子園のスタンドでという風にやると、そういう人たちも入ってみて、という効果を期待しているということでしょうか。

当局:そうですね。おそらく興味を持って、いったん入ってみようかなという風に選んでいただけるのではないかなと。

記者:だいたい目標は何割何人、みたいなのはあるのでしょうか。

当局:来た方が楽しんでいただけたらなと。思い出に残っていただけたらなと、思っています。用事などで来れない方もいらっしゃると思うので。

記者:市長、重なりますけども、甲子園というのは思い出深い所ということで、5000人成人されてて、当然西宮だと東京など色んなところに行ってらっしゃると思うのですけども、甲子園でやるんだったらちょっとこの際里帰りをして皆と会ってみようかなということで、そもそも成人式にくるキャパそのものも増えてくれればなという思いはあるのでしょうか。

市長:そこは期待しますよね。鳴尾浜だとどうやって行こうか、から入ったと思うのですけども、ここはどうやって行こうかからは入らないと思うので、そういう意味ではハードルはだいぶ、まあ寒さというようなことを除けば低まるんじゃないかと思っています。それとあと、来年は初めてですから是非みなさんからの注目をいただけると、良い成人式になればと思っております。

記者:私自身の成人式は何十年も前で、実際どうだったか覚えていないのですが、これは新成人の方一人ひとりにいわゆる「成人式のご案内」というものがお手元にいく、そういうイメージなのでしょうか。

当局:西宮市に住民登録のある方、10月末時点でおられる方にはハガキが届きます。

記者:大学で住民票を東京に移しちゃった人にはいかないと。

当局:そうですね。お問合せいただいて、必要であればお送りすることはできるのですが、一時的にはいかないです。

市長:ただ、券がなければ入れないということではないらしいですので。

記者:成人式で戻ってきてもらうということをきっかけに、定住というと大げさですが、市の狙いというか市長としていかがでしょうか。

市長:今回甲子園でやらせていただくということが、改めてそこまで、今すいません深い言葉のお答えを用意はしていないのですが、広い意味ではこの問題だけじゃなくて、学生さんで西宮に来た人が就職したら東京に行っちゃうようなことの方も多いですし、大学の段階で西宮を離れるということもそれなりに多いですから、大きな産業政策というか、定住政策で西宮の深みをもうちょっと増やしていかなければなというのはありますよね。ただ、今おっしゃっていただいた中で、こういう機会に西宮により良い意味で目を向けてもらえるようにですね、ちょっと考えていきたいと思います。

記者:18歳になったときは特に何も市ではやらない、という考えでよろしいでしょうか。

市長:まず今の時点でつどいをどうするか、というのはこうなって。

記者:法律上の成人した場合に、先ほど受験ということもあるので、なかなかこの時にやるというのは難しいのだろうと思うのですけれども。

市長:まず私が答えて、そのあと社会教育部長が補足しますけれども。投票年齢が18・19歳に下がったところから、学校では社会参加の一面で投票しに行ってください、というようなことはやっているのはありますので、それがまずあるということです。成人が18歳になったら18歳の人の何か、というのはそれは当然考えていかなければいけないですよね。

当局:考えておりませんでして、まず学校教育の中でそういった教育と言いますか成人になるにあたってですね、選挙権を持つようになりますけども、そういうシチズンシップというか、教育はしていきますけども、改めてセレモニーをするという考えは持っておりません。

市長:セレモニーはないかもしれないけども、成人だというようなことのしっかりとした意識づけとか権利・義務とかいうことはいるでしょうね。

当局:それは学校教育のなかでも、はい。

市長:ただ、それは良いご指摘と思いますので、ちょっとセレモニーとして現時点で何か考えているのは無いですが、18歳の子にそういう意識付けはいるな、ということです。

記者:二十歳を祝うつどいをこのまま20歳で継続するというのは、そういう主旨はたぶん再会してそれぞれ改めて大人としての道を確認するという面もあろうかと思うのですが、もともと二十歳を祝うというのは。これから大人になることを認識してもらうっていうのが集いだったとすると、それが18歳になったらそのときはどうするのかというのが、若干気になったのですが。

市長:現状はそんなところです。

記者:甲子園のことですが、阪神電鉄の方にも協力をいただいたという話があったのですが、球場の使用料というのは発生しているのでしょうか。

市長:します。

記者:無償で貸してもらっているわけではなく。

市長:ただ、お高くなくという感じですよね。タダではないです、タダではないですけど高くはなく。つまり、今の教育委員会の見立てでは、昨年までの鳴尾浜でやっていたものと含めてですね、全体の予算として同程度で開催できる見込みだということです。警備だなんだと色々ありますから、会場費が同程度というわけではなく、全体ひっくるめた予算が、そういう意味ですよね。

記者:単純にお金とって球場を貸すだけだったら単なる営業活動と変わらないですけど、そこが違うというのは、安価というとあれかもしれないですが、ちょっとディスカウントしたとかですか。

市長:ちょっとディスカウントっていうレベルかどうかは分からないですが、そもそも本当はグラウンドを改修したりクローズしてるシーズンだから、今までも何回かできませんか。と言ってきたという経緯があるのですが、しかし改修がありますなどで、お断りをいただいていたという中で、お金の問題でなく、今回ご理解をいただいたという感じですかね。

記者:本来冬場は芝生を育てるか何かで入れない、普通の方が借りようと思うと借りれないということでしょうか。

市長:という風に認識していますけども。

記者:特別にスタンドだけですけども、貸してもらえる、融通を利かしてもらっていると。

市長:そんな感じです。

記者:市長や教育長もスタンドに入られるということでしょうか。グラウンドに降りられるわけではなくて。

当局:今のところそういう予定で、スタンドにステージを組んで。

記者:その姿をバックスクリーンの所に映像でバーンと写されると。

当局:それはしたいなと思っています。

記者:オーロラビジョンも使われると。あと、再来年以降もここに変わるということで良いのですか。令和3年以降も。

当局:基本的には再来年以降もさせていただこうと思っていますが、重大な問題点があれば考えたいですし、また球場側が1月は何度も申し上げますがメンテナンス期間で、大規模な改修とかがあった場合はちょっと使えない場合もあるよ、というのは釘をさされていますので、協議しているところです。

記者:ああいう大規模改修に限らず維持管理の中で、冬場に色々いじることがあるということなんですかね。

当局:そうです。スタンド改修されることもあるという風に聞いていますので。

記者:総合体育館はいつからこの会場になっていたのですか。

当局:平成7年です。

市長:震災の直前ですね。

記者:ちなみに1月何日ですか。

当局:1月15日です。

記者:平成8年もここでされているのですか。

当局:それからずっとです。
市長:本日の議題は以上ですが、日曜日は参議院選挙がありますので、是非皆さま投票に行っていただくように最後お呼びかけをさせていただきたいと思います。

3.その他

記者:冒頭にあの京都アニメーションについての発言がありましたけども、市長ご自身は「涼宮ハルヒ」や作品そのものは以前からご存じですか。

市長:以前からは存じ上げなかったです。市長になってからですね。単語くらいは知っていましたが。ただ、市長になってから、ほんとにすごい根強いというか大人気なのを聞いて、知らなかったなぁという感じです。

記者:京アニの人と話されたことはあるのでしょうか。

市長:京アニの人と話したことはないですが、この前聖地の認定の時にきた、声優の人が来ましたね。あと選定の人と来ていただいたというのはありますけども、京アニの人と話したことはないです。

記者:基本的に、言い方はすごい悪いですけども勝手に西宮を聖地として舞台としてで、市の施策に乗っけて何かしているというのは無いですよね。涼宮ハルヒシリーズで。

市長:きっとそうだと思います。

記者:向こうがそういう風に。

市長:というか北高校を出られて、そこを歩かれた方なので、そこを舞台にしていただいたということじゃないでしょうか。

記者:作品自体を見られたことはあるのでしょうか。

市長:ありますよ。最初の方だけですけど。DVD借りて。

記者:どんな印象を持たれましたか。

市長:見たときは、こういうのが人気あるんだと。高校生の時にああいうのを見ると、どんな気持ちになったかわからないですが。こういうのが、なるほどなと思いました。僕らが子供のころにはなかったですよね、ああいう系統は。アラレちゃんとかね、うる星やつらとか、そういう感じだったですけどね。まさに学園もの系、なかったということは無いだろうけど。投影できるんじゃないですかね、いっしょに来た北高校の学生なんかは自分の生活と投影している感じだったですよ。例えば、うる星やつらとかだったら絶対いないじゃないですか、そういう意味では被せられるということですかね。ぜんぜんジャンルは違うけど、投影するという意味だったら我々が尾崎豊に投影したかのように。そういうような感情で人気があるのかなと思ったりします。

記者:すごく丁寧に作りこまれているという感じが私自身はするのですが、そういった芸術性といいますか、そういうものは感じましたか。

市長:そこが昨日から今日にかけての新聞記事を読んで後講釈ですけど、そこが京都アニメーションの評価されているところなんじゃないですかね。もちろん我々は西北の時計台にせよ、北高校にせよ分かっているからさらに入っていけますけども、一方でさらに分かっている我々が入っていけるリアルな景色ってどこにでもありそうな日本のひとつの景色だから、あの景色を知らない人を含めて入っていきやすい、そういうような情景に仕立てる、そういうのが上手いのでしょうね。そういう意味では丁寧な仕事なんでしょうかね。

記者:特にこの火災を受けて何か市でありますか。

市長:今の段階ではちょっと、昨日の今日の段階で全容も明らかになっていないので、さっき言った程度のことしかないですね。

記者:表現の自由と市長おっしゃられたと思うのですが。

市長:そこも容疑のある人の動機とかもクリアではないですが、しかしまことしやかにああいう創作活動の所が狙われるというようなところは、そこは何らかの委縮が悪い意味での効果として出るということは好ましくない。そういう意味ですよね。

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