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2012年11月10日 第1400号

平成23年度 下水道事業会計決算の概要 安全で快適な暮らしを

平成23年度下水道事業会計決算が9月市議会において認定されました。
この決算の概要についてお知らせします。
問合せは経営管理課(0798・35・3652)へ。

事業内容のさらなる健全化へ

平成23年度末の処理区域内人口は、48万2561人、下水道使用料の対象となる年間処理水量は5573万1175立方メートルとなりました。
近年、処理区域内人口、年間処理水量ともに増加傾向にありましたが、23年度の年間処理水量は、約70万立方メートル減少しました。
これは、家庭における節水意識の向上、節水型トイレの普及、工場における水の再利用などが原因と考えられ、今後も処理水量、下水道使用料の大幅な増は見込めない状況です。

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決算の状況
収益的収支(下水処理のための営業活動の収支)のうち、収入は、下水道使用料が1億4000万円の減、雨水処理負担金も1億900万円の減となるなど、前年度に比べて、3億7200万円の減収となりました。
支出は、前年度に比べて、5億5700万円の減となりました。
これは、前年度に行った、高利の企業債の繰上償還および低利への借り換えにより、企業債利息が減となったことや、人件費、減価償却費の減などによるものです。
この結果、平成23年度の決算は、収入総額105億1000万円に対し、支出総額95億3000万円で、差引き9億8000万円が純利益となり、23年度末の累積黒字(繰越利益剰余金)は10億400万円となりました。
一方、資本的収支(下水道施設を整備・改良するための収支)のうち、支出は、雨水対策工事や下水道施設の改築更新などの建設改良費として、34億4100万円を執行しました。
また、前年度に引き続き行った企業債の借り換えによる繰上償還額(企業債償還金)が増となったことなどにより、支出総額は、前年度に比べ26億1600万円増の、154億2900万円となりました。
収入においても、企業債の借り換え額の増などにより、前年度に比べ23億7400万円増の107億1500万円となりました。
なお、収支不足額は、損益勘定留保資金などで補填しました。
円グラフ:平成23年度決算の状況
今後の下水道
東日本大震災から約1年半が過ぎましたが、「安全・安心」に対する意識は高まる一方です。
本市は、今後も引き続き、浸水対策、下水道施設の改築更新等、安全・安心なまちづくりに必要な事業を進めていきます。

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下水道の詰まり・悪臭の解消へ

下水道は家庭からの排水などを下水道管により処理場まで運び浄化処理をした後、海や川へ放流しています。
下水道管は、異物が流れてくると詰まってしまい、「排水不能」の状態になります。
その結果、悪臭が出たり、汚水が道路上へあふれ出す被害が発生しています。
こういった被害をなくすために、油や残飯、ごみなどを排水しないようにお願いします。
問合せは下水河川課(0798・35・3657)へ。
【流してはいけないもの】
油、水に溶けにくい紙(ティッシュペーパーなど)、残飯、紙おむつ、生理用品、毛髪、ゴム製品など

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浸水に強いまちを目指して 市民と協働した取り組み

降雨時の浸水被害を軽減するために、本市では10年に一度の降雨(1時間55ミリ)に対する雨水計画を策定し、順次取り組みを開始しています。
今年度に完成予定の浜第二幹線(建石町付近)は新たな雨水計画に基づいた施設です。
昨今ではゲリラ豪雨と呼ばれる短時間集中型の豪雨などによる、計画雨水排除能力を大きく超える事象が発生しており、地形的に低い場所などでの浸水被害が報告されています。
浸水被害を少しでも軽減するために各家庭での雨水タンク設置の推進や、浸水箇所の履歴の公表などを実施し、市民の皆さんとの協働による浸水対策に取り組んでいます。
詳しくは市のホームページ(くらしの情報→下水道・河川→各種申請・手続き、べんりナビの防災・安全→各種マップ→その他マップ→浸水履歴マップ)をご覧ください。
問合せは下水計画課(0798・35・3656)へ。

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