西宮をもっと好きになれる!秋晴れの下で開催された第48回にしのみや市民祭り
更新日:2023年11月27日
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2023年10月28日、さわやかな秋晴れの空の下、西宮市役所周辺を会場に「第48回にしのみや市民祭り」が開催されました。
「想いをつなぐ 地域の絆」が今年のテーマ。実行委員会を中心に、数多くの市民団体が想いを一つにしながら準備を進めてきた、市民みんなでつくりあげるお祭りです。
今年は4年ぶりに飲食ブースが再開。子どもみこしやだんじりなどが出演するロードステージも復活するなどイベントも盛りだくさんで、来場者数は昨年を上回る約2万5千人!活気あふれる1日となりました。
わたし自身、お祭りをきっかけに知った活動や団体も多くあり、にしのみや市民祭りは「西宮をもっと知れる・もっと好きになれるお祭りだ」と実感。早速、当日の様子を紹介いたします!
だんじりを背に、華やかな演出で彩られた開会セレモニー
11時の開始を前に、開会セレモニー会場に集まってきただんじり。会場の雰囲気が一変し、続々と人が集まりはじめます。
だんじりを背に篠田実行委員長が開会宣言
篠田憲一にしのみや市民祭り協議会実行委員長の開会宣言の後、西宮市消防音楽隊が演奏するファンファーレが鳴ると、会場はあたたかな拍手で包まれました。
その後、吉井良昭にしのみや市民祭り協議会会長、石井登志郎市長、山田ますと市議会議長の挨拶が続きます。
挨拶が終わるごとに、後方に控えるだんじりの各団体から盛大な拍手が響き、終始和やかであたたかいムードの開会セレモニーでした。
来賓として友好都市の鹿児島県奄美市と高知県梼原町も参加しており、にしのみや市民祭りに華を添えてくださっていましたよ。
開会セレモニーが終わると、いよいよお祭りが始まります!
4年ぶりに復活のロードステージで会場が沸いた
ロードステージは、時間を3つに区切ってパフォーマンスが披露されました。
おみこしを引く子どもたち
どのおみこしも気持ちが込められた手作り
トップを飾ったのは、西宮市子ども会協議会の子どもたちによる「子どもみこし巡行」。
お手製のおみこしは、どれも気持ちが込められていることが伝わるものばかり。ニコニコ笑顔の子、ちょっと緊張した表情の子…みんな頑張っていて素敵でした!
小学生・中学生で構成される安井バトングループ
周りを明るくするようなパフォーマンス
続いての登場は安井バトングループ。
音楽の雰囲気に合わせて、表情や指先まで気を配りながらのパフォーマンスはさすがの一言。一生懸命練習してきたのでしょうね。
開会のファンファーレも担当した西宮市消防音楽隊
華麗な演技を披露するファイヤーバーズバトン&チアリーディングクラブ
消防音楽隊の華やかな演奏とファイヤーバーズのバトン&チアリーディングの演技も盛り上がりました。
普段は一緒に活動することのない団体がコラボして、その日限りの素敵なパフォーマンスを楽しめるのも、にしのみや市民祭りの魅力の一つですね。
大迫力のだんじりライブにお祭りムードが一気に高まる
「西宮だんじりライブ」は大市八幡神社神輿・太鼓保存会、西宮神社神輿奉賛講社、西宮神社若戎会、福應神社若福会により披露されました。
大市八幡神社神輿・太鼓保存会
迫力ある力強いパフォーマンス
だんじりは神様が降りてくる場所で、パフォーマンスには神様をおもてなしするという意味もあるそう。
西宮神社神輿奉賛講社
美しい彫刻が施された太鼓台
大市八幡神社神輿・太鼓保存会と西宮神社神輿奉賛講社の太鼓台は、一度は途絶えてしまったものを復活させて活動しているそうです。
伝統ある文化を繋げていく活動、是非とも応援したいですよね。
西宮神社若戎会
ひときわ迫力のあるだんじりを引いていたのは、西宮神社若戎会。
屋根から落ちそうなくらい体を乗り出す、躍動感あふれるパフォーマンスに圧倒されました!
福應神社若福会
同じく大迫力のパフォーマンスを見せてくれた、福應神社若福会のだんじりは船の形。今津港・今津砲台の完成を祝うために作られたといういわれがあるそうです。
だんじりライブの華やかさ・力強さに圧倒されるとともに、西宮の文化を繋げていくことの貴重さについても考えさせられるひとときでした。
高校生グル―プのYouth委員会が企画!みやたんグリーティング
第二庁舎では、市民に大人気の西宮市キャラクター・みやたんとツーショット写真が撮れる「みやたんグリーティング」が行われました。
子どもたちに大人気のみやたん
企画・運営は、西宮市に在住歴、在学歴のある高校生で構成されるYouth(ユース)委員会のみなさん。
「にしのみや市民祭りにどんなコンテンツがあったら、もっとたくさんの人にお祭りを知ってもらい、楽しんでもらえるか?」というお題のもとメンバーで話し合い、アイデアを形にするため主体的に準備を進めてきたそう。
笑顔でお客さまの対応をするYouth委員会のメンバー
当日は流れもスムーズで、多くの人に喜ばれるイベントとなっていました。
高校2年生の仲田さんにお話を伺うと「7月以降は特に忙しく、土曜日を利用して3週連続で集まりました」とのこと。学校も違うメンバーが予定を合わせながら準備を進めるのは大変だっただろうと想像できますが、当日はそれぞれが役割に集中している姿が見られ、チームワークの良さを感じました。
Youth委員会活動は2年目の仲田さん
Youth委員会は、にしのみや市民祭りだけでなく教育・環境・社会の分野で「より良いまちづくり」のために高校生の意見を市長に提案する活動をしています。
「もっとYouth委員会の活動を知ってほしい。まずは委員会のインスタグラム(アカウント:nishinomiyayouth)を周知したい」と話してくれた仲田さん。頼もしくてかっこよかったです!
大盛り上がりの企画となったSDGsチャリティーオークション
六湛寺公園の会場に入ってすぐのところで、ぱっと目を引いたキャンプ用品の数々。アウトドアメーカーの出店があるのかな?と思ったら、まさかの「粗大ゴミとして捨てられたアイテム」でした!
まだまだ使えそうなアウトドア用品
写真は、目玉企画「もったいないをなくそう SDGsチャリティーオークション」の出品アイテムの一つ。
SDGsチャリティーオークションは「捨てられた不用品にまだまだ使えるものがたくさんあることを知って欲しい」と考えていた西宮市の環境局と、鹿児島を拠点に「捨てない社会をかなえる」ためにモノを循環させるインフラを構築・提供する循環商社の(株)ecommit(エコミット)がタッグを組んだイベントです。
企画を盛り上げてくれたSDGsチャリティーオークションのメンバー
「楽しんでもらえるようオークションという形にしたけど、本当に入札してくださるのかなという不安もありました」とお話ししてくださったのは、ecommitの向井さん(写真右)。
実際は、開会セレモニー前の10時から「入札したい」と申し出があったほど。大盛況のイベントとなっていました。
1番人気は自転車
市長も入札したハンモック
こっそり教えていただいた情報によると、入札は石井市長も参加したようですよ。
入札結果の発表はイベント形式で行われ、落札できた人たちの笑顔あふれる時間となりました。
自転車を落札できた小さなお子さんが、後ろにあった車の乗り物にまたがってしまうという可愛いハプニングに、会場中が微笑んでしまうという場面も。
楽しみながら、モノの循環についても考えさせられるイベントでした。
サプライズに会場中が湧いたストリートピアノ
個人的にストリートピアノのYouTube動画をよく見ていることもあり、にしのみや市民祭りにストリートピアノが設置されると聞いて、楽しみにしていました。
13時30分、シークレットライブの時間に流れてきたのはストリートピアノ界で多くの人に愛される曲「千本桜」。一秒間に一体どれくらい指を動かしているの?というほどの繊細な音の表現と力強さに、続々と人が集まってきます。
人気ピアノYouTuberのスミワタルさんが登場!
弾いていたのは、ピアノYouTuberのスミワタルさん!司会者さんからバラエティ番組のTEPPENにも出演経験があると紹介され、会場もザワザワ。
西宮市民の心をつかむ「六甲おろし」などの演奏に会場の人は増え、さらに盛り上がっていきます。
「六甲おろし」や「Pretender」など人気の楽曲を中心に演奏
ラストの曲official髭男dismの「Pretender」ではサプライズでフラッシュモブも!
突然始まったフラッシュモブ
シークレットライブのほか、武庫川女子大学音楽学部・HASHさん・SPARKさんによる演奏タイムもあり、にしのみや市民祭りを華やかに彩っていましたよ。
19時前まで盛り上がりを見せた屋内ステージ
アミティ・ベイコムホールを舞台に屋内ステージも開催。
屋内ステージは11時30分から開始。13のグループのパフォーマンスやライブ、友好都市の奄美市・西宮市交歓の会による奄美民謡の演奏が続きました。
ウクレレと歌声を響かせたKUG(甲山ウクレレグループ)
弾き語りをする楽歌(らっか)さん
18歳の楽歌(らっか)さんが、等身大の自分を歌にして弾き語りするライブでは、あらゆる世代の共感を呼び、一緒に振り付けで参加する場面も。
奄美民謡を披露する岩尾優子さん
17時頃からは第13回目を迎えるDancing☆甲子園が始まり、白熱したダンスバトルが繰り広げられていました。
白熱したダンスバトル
技や衣装など5つの項目で競い合う
ブース・バザールほか、イベントが盛りだくさんの1日
屋外の会場は6種類のブースが出店。参加団体は全部で67団体となり、大賑わいでした。
- ふるさとブース:25団体
- 団体バザール:22団体
- 友好都市ブース:奄美市・梼原町
- 大学コーナー:6団体
- 観光コーナー:7団体
- キッチンカー:5台
青葉会・西宮市肢体不自由児者父母の会のブース
西宮市肢体不自由児者父母の会は、車椅子でも育てられるバケツ稲で酒米を栽培して作った日本酒の試飲会を出店。一口いただきましたが、まろやかで美味しかったです!
稲は日本酒にするだけでなく、しめ縄リースを作るイベントも計画されているそう。父母の会の中元さんは「障がいがあるから・ないからではなく、活動に興味を持ってくれた人みんなで楽しめたら。まずは活動をたくさんの人に知ってほしい」と話されていました。
どのブースも行列ができるほど大盛況
このほか、飲食やゲームなど趣向を凝らした出店の数々で、どこも行列です。
紙芝居を真剣に見る子どもたち
大学生が運営するゲームブース
キッチンカーも大賑わい
ブース・バザールをまわってみると色々な団体があり「自分の知らないことってまだまだたくさんあるんだな」ということに気付かされます。
今回紹介できた団体はほんの一部。紹介しきれなかった、それぞれの団体が想いを持ち、西宮でのより良い生活のために力を尽くして活動されているのですよね。
にしのみや市民祭りに参加して楽しむことは「西宮を知る・理解する」というアクションにも繋がるなと感じました。
バックヤードの支えがありお祭りはスムーズに進んだ
にしのみや市民祭りを1日堪能しましたが、プログラムの進行に支障を感じる場面はなく、ゴミや交通のトラブルに困る場面にも遭遇しませんでした。
事故のないよう最後まで警備
それは各団体の協力で事前準備がしっかりとできていたことと、当日は市の職員さんをはじめ、多くのボランティアや協力企業のスタッフの方々によって支えられていたからなんですよね。
エコステーションでも、ゴミの仕分けがスムーズにできるようスタッフさんがテキパキと笑顔でサポートされている姿が印象的でした。
西宮をもっと知れる・もっと好きになれる、そんなお祭り
にしのみや市民祭りは、普段は個として活動している参加団体それぞれが、想いをひとつにしながら主体的につくりあげるお祭りです。
参加してみて、西宮のことを前よりも知れて、住んでいてよかった!と感じられるお祭りだと実感しました。来年からもこの素敵なイベントが続いていくよう、みんなで盛り上げていきたいですね!
西宮市役所周辺MAP
この記事は、西宮の人と人を繋ぐWebメディア「ニシマグ」にご協力いただき作成しています。
「ニシマグ」のホームページ(外部サイト)(外部サイト)
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市広報番組「フロムにしのみや」(ベイコム11チャンネル)にて令和5年11月20日~11月26日放送