輝かしい功績をたたえて
市民文化賞・湯川記念賞

市民文化賞

市は、「平成30年度西宮市民文化賞」の受賞者を決定しました。受賞者は、文化プロデューサーの河内厚郎さん、落語家の笑福亭松喬さんのお二人です。
同賞は、学術・芸術・体育・社会事業・生活文化等に功績があった個人および団体に贈られるものです。
贈呈式は、11月24日(土曜)午前10時から市役所東館8階で行われます。
問合せは秘書課(0798・35・3432)へ。
写真: 文化プロデューサー 河内 厚郎(かわうちあつろう)さん
市の文化振興に寄与
文化プロデューサー 河内 厚郎(かわうち あつろう)さん
演劇評論家として執筆業に入り、雑誌「関西文学」編集長を2期15年、NHK番組審議員、神戸夙川学院大学教授などを歴任。個人事務所開設後、文化プロデューサーとしてさまざまな文化事業の企画や、文筆活動、講演活動等を行い、大阪市「咲くやこの花賞」や「兵庫県文化賞」などを受賞。現在、阪急文化財団理事や文化庁芸術祭審査員も務める。
本市においては、現在、兵庫県立芸術文化センターの特別参与として地元ゆかりの企画を手がけるとともに、西宮市文化振興財団の評議員を務める。「阪神間モダニズム」という言葉の名付け親であり、市民参加の講義事業「西宮文学案内」を企画立案、自らも講師として参加している。西宮の埋もれた文化を再発見し、その知識や情報を人々に提供するなど、本市の文化振興に大きく寄与。

写真: 人気講座「西宮文学案内」のリーフレット
河内さんが企画する人気講座「西宮文学案内」

写真: 落語家 笑福亭 松喬(しょうふくてい しょきょう)さん
市民文化の向上に貢献
落語家 笑福亭 松喬(しょうふくてい しょきょう)さん
昭和58年、笑福亭笑三として初舞台を踏み、62年に三喬、そして平成29年10月には七代目笑福亭松喬を襲名。その卓越した話芸と所作が評価され、「第1回繁昌亭大賞」など数々の賞を受賞。現在、上方落語協会の理事を務める。上方落語界の中心的な咄家(はなしか)の1人として、全国各地で落語の魅力を発信し、伝統芸能の普及に貢献。
本市においては、西宮市文化まちづくり懇話会委員、西宮市文化振興財団理事を務めるなど、行政推進に寄与。
一方では、市内各地で開催される「公民館活動推進員会講座」や西宮市文化振興財団が主催する北部地域での出前寄席「ゑびす寄席」に長年にわたり出演し、市民が地域で身近に古典芸能に触れる機会を提供するなど、本市の市民文化の向上に大きく貢献。

写真: 「ゑびす寄席」の様子
北部地域で開催される「ゑびす寄席」の様子

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湯川記念賞

市は、「西宮湯川記念賞」の受賞者を決定しました。受賞者は立教大学理学部物理学科准教授・小林努さんです。
贈呈式は、12月8日(土)午後1時からフレンテホールで行われます。
問合せは生涯学習推進課(0798・35・5166)へ。
写真: 小林 努(こばやし つとむ)さん
宇宙の分野に貢献
立教大学理学部物理学科 准教授 小林 努(こばやし つとむ)さん
西宮湯川記念賞は、故湯川秀樹博士が本市在住中に提唱した中間子論により、日本人初のノーベル賞を受賞したことを市の誇りと考え実施している「西宮湯川記念事業」の一つです。
理論物理学分野で極めて優秀な成果を修めた40歳未満の若手研究者に贈呈されるもので、同研究者の中で、登竜門として位置づけられるものです。昭和61年に始まり、これまで延べ39人が受賞しています。
小林さんの受賞研究は、「最も一般的な単一場インフレーション宇宙論の構築」です。この研究は、理論物理学の「物性」、「素粒子」、「原子核」、「宇宙」の4分野のうち、宇宙の分野に大きく貢献しました。
専門家が最先端の科学を分かりやすく解説
湯川記念科学セミナー
12月8日・15日 フレンテホール
市は、「西宮湯川記念科学セミナー」をフレンテホールで開催します。基礎科学に対する正しい知識を学び、科学への関心を高めてもらうため、専門家が最先端の科学を分かりやすく解説します。
日程・テーマなどは下表のとおり。在勤・在学者可。受講料無料。定員各200人。多数の場合抽選。
また、12月8日のセミナー開始前(午後1時から)には「西宮湯川記念賞贈呈式」を開催し、今年度の受賞者である小林努さんから、受賞した感想や研究についてのお話を聞くことができます。
日程 テーマ(講師)
12月8日(土曜)午後2時から 重力波天文学の夜明け
(京都大学名誉教授、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授・佐々木節さん)
12月15日(土曜)午後2時から 量子コンピュータ: 宇宙最強のコンピュータへの挑戦
(京都大学大学院理学研究科特定准教授・藤井啓祐さん)

申込

ハガキの場合
講座名、住所、氏名(ふりがな)、年齢、参加希望日(両日かいずれか1日)、電話番号、在住・在勤・在学のうち該当するものを書き、11月16日(必着)までに生涯学習推進課(〒662ー0911 池田町11 ー1)へ。1人1枚。重複申込不可
市のホームページからの場合
湯川記念科学セミナー

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