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2011年6月10日 第1367号

できることから予防を 食中毒に気をつけよう

毎年、全国で多くの食中毒が発生しています。平成22年は、全国で1254件の食中毒が発生し、2万5972人の患者が報告されています。
そのうち、兵庫県では65件の食中毒が発生し、1723人の患者が報告されました。
食中毒の原因物質はさまざまですが、カンピロバクターによる食中毒が最も多く発生しています。
最近では腸管出血性大腸菌による食中毒が発生し、死亡者が出ました。
食中毒は、家庭でも発生することがあり注意が必要です。
次の食中毒予防ポイントを守りましょう。
問合せは保健所食品衛生グループ(0798・26・3668)へ。

3つの予防ポイント

食中毒を防ぐポイントは、食中毒菌やウイルスを「付けない・増やさない・殺菌する」ことです。
(1)菌を付けない
調理前、肉・魚介類・卵を触った後、トイレに行った後は必ず手を洗いましょう。
また、肉・魚介類・卵の調理に使用した調理器具などは、食中毒菌やウイルスが付着していることがあります。
これらの調理器具をそのまま別の調理に使うと2次汚染につながり危険です。
必ず洗浄・消毒して使いましょう。なお、まな板や包丁などは肉・魚・野菜専用のものを準備して使い分けると予防に効果的です。
(2)菌を増やさない
冷蔵・冷凍保存が必要な食品を購入した場合は、すぐに持ち帰って冷蔵・冷凍庫に入れましょう。
保存温度は、冷蔵は10度以下、冷凍はマイナス15度以下にしましょう。
食品を詰め込みすぎたり、扉を頻繁に開閉すると、庫内の温度が上がるので注意しましょう。
また、調理したものは、時間がたつと菌が増えます。なるべく早く食べるようにしましょう。

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(3)殺菌する

多くの食中毒菌やウイルスは十分な加熱で死滅します。
食品の中心部までしっかり加熱しましょう。

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