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2011年6月10日 第1367号

災害に挑む
消防緊急情報システムを更新 現場到着いち早く

消防緊急情報システム
新たなシステムを駆使し、市民の皆さんの安全で安心な暮らしを守ります
高層ビルやマンション、大型商業施設など都市形態の複雑化により災害内容も多様化しています。
また、近年は東日本大震災をはじめ、兵庫県佐用町の集中豪雨など大規模な自然災害が多発しており、今後は南海地震の発生も予想されています。
市は、このような災害から市民の生命や財産を迅速かつ的確に守るため、「西宮市消防緊急情報システム」を更新しました。
問合せは消防局指令課(0798・26・0119)へ。

最新鋭の機器を整備

西宮市消防緊急情報システムは、119番通報を受けてからいち早く災害現場に駆けつけることができるように、災害地点や出動車両の決定、出動指令などの通信指令業務をトータルにサポートするシステムです。
平成9年に運用を開始し、以来一度も停止することなく年間約3万5000件の119番通報を処理してきました。
市は、運用開始から14年が経過した23年4月に機器の老朽化を解消するため、高度な通信技術を駆使した最新鋭のシステムに全面更新しました。主な改善内容は下記のとおりです。
主な改善内容
指令台を増設
119番を受信し指令業務を行う指令台が18着信まで対応できるようになりました。
Web119受信装置の導入
この装置は、聴覚や言語に障害のある人のための119番通報システムです。携帯電話のインターネットサイトから通報することができます(ただし、事前に市への登録が必要)。
現場映像情報伝送装置の導入
指揮車両の天井部に設置した車載カメラから、火災などの現場映像を指令室等へ送信し、活動状況などを把握することができます。
車両運用端末装置の変更
全ての消防車両に設置したタッチパネル式端末から、災害現場の地図や水利などの多くの情報が確認できるようになりました。

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119番は緊急通報専用です!

近年、119番通報が大幅に増加しています。しかし、夜間休日の当直医情報をはじめとした、"緊急でない"問合せなどが全体の約45%を占めています。
119番は「緊急ダイヤル」です。緊急性のない通報が増えると、1分1秒を争う火事や救急の対応が遅れる場合がありますので、皆さんのご協力をお願いします。
なお、当直医情報などは消防テレホンサービス(0798・22・9999)をご利用ください。

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