人生一度きり!デッカイ夢を持とう
あけましておめでとうございます。
昨年はセントラル・リーグで優勝し、個人的には最多本塁打・打点の二冠、ゴールデン・グラブ賞、最優秀選手賞までいただき、充実した1年となりました。西宮の皆さんにはいつも熱いご声援、ご支援をいただき心より感謝を申し上げます。新年にあたっては自身2度目の「日本一」、昨年を上回る「本塁打50本」を目標とし、研鑽(さん)を重ねていきます。
西宮で育った私の野球人生は必ずしも順風満帆なものではありませんでした。小学1年生の時に甲東ブルーサンダースで野球を始め、指導者の皆さんの熱心なご指導で上達し、小学6年生の時には阪神タイガースジュニアに選出されました。子供心に「俺ってプロになれるかも!プロ野球選手になりたい‼」と思いました。しかし、2カ月後に右肘靭帯(じんたい)損傷と遊離軟骨が発覚し、ボールを投げることすらできなくなりました。まさに天国から地獄です…。
甲陵中学校では野球部に入部しましたが、約半年間はボールを投げることができなかったので、本気でサッカーをやろうかと考えたほどです。高校は自宅から程近い仁川学院に入学しました。サッカー部か野球部か迷った末に、友人の強い勧めもあり野球部に入部しました。しかし、高校球児なら誰もが思い描く甲子園出場は本当に夢のまた夢であり、現実味の薄い目標でした。まして、その時の私にはプロ野球選手として現在のように活躍できるとは想像もできませんでしたが、根拠の無い自信のようなものだけはありました。
その後、紆余(うよ)曲折を経て近畿大学から西宮を本拠地とする阪神タイガースに指名していただき、現在に至ります。
今でも野球ではなくサッカーを選んでいたらどうなっていただろうと考えることがあります。Jリーガーになっていたかもしれません(笑)。でも、結局私は野球を選びました。心のどこかで子供の時に思い描いた「プロ野球選手になりたい!!」という夢を捨てることができなかったのだと思います。
スポーツや勉学などで今現在、当時の私と同じようにどちらの道を選ぼうか悩んでいる人がいるかもしれません。
私に言えることは、「本当に自分がやりたいことは何なのか?」自分自身に問いかけてください、ということです。それが人に笑われるような高い目標や壮大過ぎる夢であっても構わない。人生一度きりです!たとえ思い通りの結果にならなかったとしても、本当にやりたいことに対して真剣に取り組んだことは決して無駄にはならないと私は思います。
新年です!私もさらにデッカイ夢を見たいと思っています‼

- プロ野球選手 佐藤輝明(さとうてるあき)さん
- 平成11年(1999年)生まれ。26歳。西宮市出身。甲東小、甲陵中、仁川学院高、近畿大を経て令和3年(2021年)阪神タイガース入団。昨年、セントラル・リーグの最優秀選手賞(MVP)を受賞。年末は今でも同級生の家に集まってUNOと大富豪をやるのが恒例行事。マイブームはサウナでととのうこと
※写真は、昨年10月2日のヤクルト戦で自身初となる40号本塁打を放つ佐藤選手
(阪神タイガース提供)








