コロナ禍の今こそ地域でつながり支え合う

写真:地域の活動
掲載写真は、過去に撮影したものも含まれます
新型コロナウイルス感染症は、人との接し方やさまざまな社会活動に変化を及ぼしています。その影響により、地域活動の継続が困難になると、見守りやつながりの機会が失われる可能性があります。
今回は、鳴尾地域で支え合いの場などを提供しているNPO法人なごみ事務局長の田村さんに、地域での活動や取組への思いについて聞きました。コロナ禍の今、地域でのつながり、支え合いについて考えてみませんか。
写真:田村幸大さん
田村幸大(Yukihiro Tamura)さん
NPO法人なごみ事務局長。
34歳。2児の父。鳴尾地域在住
なごみの活動について詳しくはこちら(NPO法人なごみ)から

地域を知るため自らが地域に根付いて活動

「NPO法人なごみ」では、地域の人たちがつながることのできる場をつくろうと、さまざまな地域活動を行っています。
平成26年(2014年)に、市の「共生型地域交流拠点(注1)」のモデルとして東鳴尾町に「まちcafeなごみ」をオープンし、昨年からは、地域の住民同士が、日常の困りごと(ごみ捨てや買い物など)をワンコインで手伝う「まちのよろず屋」の運営も始めました。
市内で活動していく中で、自らが地域に根付いて地域活動をしないことには、自分の理想とする地域の姿はつくれないと気付き、6年前、鳴尾に移り住み、地域の方と共に、「つどい場(注2)」をつくりました。

(注1)共生型地域交流拠点…地域に住むさまざまな人が集える常設の交流の場。地域住民とNPO等が開設・運営する。要件を満たせば、開設・運営費の補助を受けることができる

(注2)つどい場…住民同士が身近に集まることができる居場所

多世代が集まるからこそ助け合える関係がうまれる

写真:「まちCafeなごみ」の様子
「まちCafeなごみ」では、さまざまな
世代の人が訪れ、交流しています
もともと地域活動は活発なまちでしたが、昔からこの地域に住んでいた人と新しく移り住んできた子育て世代のつながりは弱いと感じていました。ここがつながらない限り、この先地域はまわっていかない。地域の居場所はさまざまな世代が集まるからこそ助け合える関係が生まれ、普段の生活につながっていくものだと思うんです。
さまざまな地域プロジェクトを行う一方で、「まちcafeなごみ」では、介護予防体操や赤ちゃんスペース・相談コーナーなど、訪れる人のニーズに少しずつ応えていくうちに、地域のつながりが強くなったと実感できるようになりました。

コロナ禍でも活動を続ける「まちのよろず屋」

写真:「まちのよろず屋」の様子
けがをしている高齢者をサポートする様子
コロナ禍で需要が拡大しているのが、「まちのよろず屋」の活動です。実は、この仕組みを整えるのに4年の歳月を要しました。
活動サポーターの登録者は、この半年で約40人も増え、その8割が50代以下。最年少は16歳。それってすごいことで、この年代はなかなか地域に出てこられない層なんです。そういう世代が、地域の困っている人の手伝いができているんです。
新型コロナの影響で、一時つどい場が止まってしまい、これまでそこを頼りにしていた人の居場所が無くなってしまいましたが、そんな中でも、まちのよろず屋の活動は止めませんでした。訪問をしたり電話で様子を聞いて、困っていたら助けに行ったり…。コロナ禍で自粛している若い世代の中でも、何かできないかという思いから活動する人も出てきて、登録者はさらに増えました。

自分が培ってきたノウハウは全て提供したい

少し前までは自分の考えやアイデアを主張するばかりでした。でも、まちづくりは、その地域に学ぶことだと気付いてから、地域が変わるきっかけが見え始めました。
今後さらに助けが必要な人が増え、地域を担う人材が不足するという課題はどの地域も同じ。そんな中、地域で埋もれる新しい力を巻き込み、つなぐ方法を知っている人の存在が、地域づくりの鍵になると思っています。
自分が持っているノウハウで良ければ全て提供したい。コロナ禍だからこそ、改めて住民同士のつながりを紡ぎ直し、「子供も大人も、高齢者も障害のある人もみんなが、ここに住んでよかったと思えるまちづくり」が市内でひろがることを願っています。

【問合せ】広報課(0798・35・3401)

人が集い、活動し、つながり、支え合う

写真:西宮市長 石井 登志郎
西宮市長
石井 登志郎
人が集い、活動し、つながり、支え合う。今年は、リアルなコミュニケーションがなかなか難しく、結果として、地域でそうした機会が少なくなっているかも知れません。しかしその分、お互いが気遣い、存在を大切に思いながら、地域で共に暮らしているという心の「つながり」「支え合い」を感じる機会は増えているのではないでしょうか。
来月には、オンラインで「地域の支え合い」をテーマに意見交換をします。
これまで培ったものの大切さを認識しながら、これからのまちづくりを市民の皆さんとともに、しなやかに、変化を恐れず、取り組んでいきたいと考えています。

オンラインミーティングについて詳しくは、こちらでご確認を

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