小中9年間で子供たちを育てる
西宮浜で西宮市初の小中一貫校 令和2年4月1日に開校

写真:校舎
令和2年4月1日に、現在の西宮浜小・中学校の校舎を使用し、小中一貫校(義務教育学校)が開校します。義務教育学校は小中学校9年間を一貫して系統的・一体的に教育を進める学校で、1年生(小学1年生)~9年生(中学3年生)までが学校生活を共に過ごします。新しい環境での学習や生活に不適応を起こす、いわゆる「中1ギャップ」の解消や、児童生徒の成長の過程において適切・効果的な対応ができることが期待されており、県内では4校目の開校となります。

【問合せ】学校改革推進課(0798・35・3800)

どうして西宮浜に開校するの?

写真:小学生と中学生が一緒に行う運動会の様子
小学生と中学生が一緒に行う運動会
市は、市内に小中一貫ブロックを設置し、地区ごとの教育課題に沿った取組を行ってきました。その中でも、西宮浜小・中学校は校区が全く同一であることを生かし、小中合同運動会や地域の清掃活動などを行ってきました。さらに、9年間を通した教育の在り方について、教員の研修を実施してきました。平成10年の開校から小中連携に取り組んできた西宮浜小・中学校が、西宮型小中一貫教育のパイオニア(先駆者)となります。

どこからでも通えるの?

下記の条件を満たせば、校区外からでも通学が可能です。
【条件】
  • 市内に保護者と居住している
  • 義務教育学校の教育計画に沿った学校生活ができる
  • 原則、徒歩または公共交通機関を利用して通学できる
  • 卒業まで通学する意志を有すること など
※学年の在籍児童・生徒数によっては校区外からの募集を行わないことがあります

どんな学校になるの?

 1つの学校として、1人の校長のもと、1年生から9年生までの子供たちを全教職員できめ細かく見守ります。  
学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 7年生 8年生 9年生
教育課程の区分 前期課程
(小学校学習指導要領)
後期課程
(中学校学習指導要領)
生活する校舎 西校舎(現小学校校舎) 東校舎(現中学校校舎)
学年段階区分 自立の基礎
基礎的な学習の定着をめざす
経験の拡大
抽象的な思考力を育成する
進路の実現へ
課題を解決する力を育む
指導形態 学級担任制 学級担任制
(5・6年生は一部教科担任制)
教科担任制
部活動 なし 活動可能 年間部活動
4・3・2制(学年段階区分)
  • 児童期から青年期へと成長する子供の発達状況に応じた指導を行います
段階的な教科担任制の導入(指導形態)
  • 5年生以上で教科担任制を取り入れ、専門性のある教員により系統的な教科指導を行います
異学年交流
  • 1年生から9年生までの関わりが生まれ、より多様な人間関係が広がります
5・6年生部活動参加可
  • 5・6年生は希望により部活動に参加できます
西宮市立総合教育センター付属校へ
  • 新しい教育や特色ある教育を先行して行います
  • 9年間を通した外国語教育、プログラミング教育を推進します

保護者対象 学校説明会

この学校の就学に関心のある保護者を対象に、学校説明会を実施します(下表参照)。
今回の説明会では、学校の概要や入学までの手続きなどについて説明します。
日程 開始時間 会場 定員
8月17日(土曜) 午前10時 男女共同参画センターウェーブ(411学習室) 45人
午前10時 市役所東館7階(教育委員会分室) 30人
午後3時 西宮浜公民館(講堂) 130人
8月18日(日曜) 午前10時 鳴尾公民館(第4集会室) 60人
午前10時 塩瀬公民館(第2集会室) 30人
午後3時 山口公民館(第2集会室) 65人

※開場は開始15分前から。所要時間は1時間半

【受付期間】
7月10日午前9時~8月9日午後5時30分。先着順
【申込方法】
【Q】入学受付など、今後のスケジュールは?
【A】10月に募集に関する説明会を開催し、11月に募集を開始します。
(開催日程など、詳細は本紙9月10日号でお知らせする予定です)
【Q】学校名はいつ決まるの?
【A】地域の皆さんから4月に募集した案をもとに決定し、10月にホームページで公表する予定です。
写真:西宮市長 石井登志郎
西宮市長 石井登志郎
小中の9年間を一体として子供たちの成長を見守る市内初の小中一貫校が、西宮浜で産声を上げることに深い感慨を覚えます。西宮浜のまちづくりの中心的な役割を担ってきた小学校と中学校。さまざまな魅力を持ったこの一貫校の誕生により、人が集い地域の活性化につながることを期待しています。

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