家庭内食中毒を防ごう
3つのポイントを守りましょう

毎年、全国で多くの食中毒が発生しています。平成30年は全国で1330件発生し、1万7282人の患者と3人の死者が報告されています。
県内では49件、941人の患者が報告されました。
食中毒の原因物質は、細菌・ウイルス・寄生虫などがあり、細菌ではカンピロバクターによる食中毒が最も多く発生しています。
食中毒は、家庭でも発生することがあるため注意が必要です。次の予防ポイントを守りましょう。
菌やウイルスを付けない ~洗浄・消毒をしっかりと
調理作業前や肉・魚介類・卵を触った後などは必ず石けんで手を洗いましょう。また、これらの調理に使用した器具などは、食中毒菌やウイルスが付着していることがあります。
これらの器具をそのまま別の調理に使うと二次汚染につながり危険です。洗浄・消毒して使うほか、まな板や包丁などは、肉・魚・野菜専用としてそれぞれ使い分けると予防に効果的です。
菌を増やさない ~保存温度に注意を
冷蔵・冷凍保存が必要な食品を購入したら、すぐに持ち帰って冷蔵・冷凍庫に入れましょう(保存温度は、冷蔵は10度以下、冷凍はマイナス15度以下に)。食品を詰め込みすぎたり、扉を頻繁に開閉すると、庫内温度が上がるので注意しましょう。
調理したものは時間がたつと菌が増えます。また、細菌の中には毒素を産生するものがあり、通常の加熱では壊せない毒素もあります。加熱調理後は、なるべく早く食べるようにし、保存する場合は10度以下に冷却し、菌が増えないようにしましょう。
菌やウイルスを死滅させる ~加熱は中心部まで
カンピロバクターやその他多くの食中毒菌やウイルスは、十分な加熱で死滅するため、食品の中心部まで加熱(特に肉類は十分に)しましょう。

【問合せ】保健所食品衛生課(0798・26・3668)

このページのトップへ戻る