家庭内食中毒にご注意を

毎年、全国で多くの食中毒が発生しています。平成28年は、全国で1139件の食中毒が発生し、2万252人の患者と14人の死者が報告されています。兵庫県では45件の食中毒が発生し、820人の患者が報告されました。
食中毒の原因物質は、細菌・ウイルス・寄生虫などがあります。細菌ではカンピロバクターによる食中毒が最も多く発生しています。
食中毒は、家庭でも発生することがあるため注意が必要です。次の予防ポイントを守りましょう。

家庭で食中毒を防ぐ3つのポイント

菌やウイルスを付けない
調理作業前や肉・魚介類・卵を触った後などは必ず石けんで手を洗いましょう。また、肉・魚介類・卵の調理に使用した調理器具などは、食中毒菌やウイルスが付着していることがあります。
これらの調理器具をそのまま別の調理に使うと、2次汚染につながり危険です。
菌を増やさない
冷蔵・冷凍保存が必要な食品を購入したら、すぐに持ち帰って冷蔵・冷凍庫に入れましょう(保存温度は、冷蔵は10℃以下、冷凍はマイナス15℃以下に)。冷蔵・冷凍庫に食品を詰めすぎたり、扉を頻繁に開閉すると、庫内温度が上がるので注意しましょう。
調理したものは時間がたつと菌が増えます。また、細菌の中には毒素を産生するものがあり、通常の加熱では壊せない毒素もあります。加熱調理後は、なるべく早く食べるようにしましょう。保存する場合は10℃以下に冷却し、菌が増えないようにしましょう。
菌やウイルスを死滅させる
カンピロバクターや、その他多くの食中毒菌やウイルスは、十分な加熱で死滅します。食品の中心部まで加熱しましょう。特にお肉は十分に加熱しましょう。

【問合せ】保健所食品衛生課(0798・26・3668)

このページのトップへ戻る