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2011年4月10日 第1363号

南海地震に備えて 津波から身を守るために

3月11日に発生した東日本大震災は、マグニチュード9.0という国内最大規模の地震となり、大津波により1万人をも超える尊い人命が失われました。
自然災害はいつどのように起きるか分かりません。
今後30年以内には、約60%の確率で「南海地震」が発生するといわれており、本市においても津波による被害が予想されています。
一人ひとりの防災意識を高めるとともに、地震・津波への備えをご確認ください。
問合せは防災対策グループ(0798・35・3546)へ。
南海地震の津波による浸水予想区域図
南海地震の津波による浸水予想区域図

対策1 すぐ避難

防災マップ
防災マップで、緊急時の対応の確認を
現在想定している南海地震の規模では、全ての防潮門扉や水門を閉鎖すれば浸水を防止することができると考えられています。
しかし、東日本大震災のような想定を超える地震や津波が起こらないとは限りません。
津波対策は、まずいち早く避難することです。津波警報などが発表されたときは、速やかに沿岸部から離れ、堅固で高い建物や高台に避難してください。
避難時はお年寄りや体の不自由な人にできるだけ声を掛けて誘導してあげましょう。
高層住宅の人は近所の人の受け入れをお願いします。
また、津波浸水予想区域や指定避難場所、災害時の心得などを掲載した「西宮市防災マップ」=右図参照=を平成20年に全戸配布しています。
防災マップがない場合は防災対策グループ(市役所本庁舎6階)や各支所・市民サービスセンター、アクタ西宮ステーションで入手してください。

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対策2 情報収集

地震などの緊急時には、テレビや市のホームページなどのほか、次のもので正確な防災情報を迅速に知ることができます。
防災スピーカー
防災スピーカー
防災スピーカーで緊急情報を放送します
市は、公園や学校などを中心に142基の「防災スピーカー」の整備を3月末に完了しました。
次のような場合に放送されます。
  • 震度5弱以上の地震が発生したとき
  • 津波注意報、津波警報、大津波警報が発表されたとき
  • 避難勧告、避難指示が発令されたときなど
にしのみや防災ネット
にしのみや防災ネット:QRコード
QRコード
「にしのみや防災ネット」(http://bosai.net/nishinomiya/)=QRコード参照=は、メール登録者に避難情報や気象情報を迅速に配信するシステムです。
すでに1万2000件以上の登録があります。
一人ひとりができる災害への備えとして、ぜひ登録してください。
さくらFM
防災スピーカーから流れる情報は、「さくらFM(78・7メガヘルツ)」にも同時に伝えられ、緊急割り込み放送を行います。
なお、今回の東日本大震災に対する支援情報も放送しています。

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