ゆかりの人に聞く西宮の魅力
映画「にしきたショパン」プロデューサー 近藤 修平(こんどう しゅうへい)さん

画像:近藤 修平(こんどう しゅうへい)さん

映画「にしきたショパン」プロデューサー
近藤 修平(こんどう しゅうへい)さん

元ガス会社社員。初プロデュース映画「にしきたショパン」で国内外数々の賞を受賞。
オペラ歌手としても活躍。
市内飲食店での一期一会と乾杯をこよなく愛している

映画制作で再発見した西宮の魅力

画像:映画「にしきたショパン」

阪神・淡路大震災当時、ガス会社に勤めていた私にとって、傷ついた西宮の姿、復旧作業の経験は記憶から消えることがありません。

北口市場にあった小さなバーを震災で失った経験を語り、「にしきた」のピアノバーでショパンを弾く泉高弘さんをモデルに「マスター先生」という小説を書きました。この本がきっかけで「にしきたショパン」が生まれました。

関学卒で作曲家の弟が作ったピアノ曲をきっかけに知った、病気やけがが理由で左手だけで演奏する「左手のピアニスト」の応援もテーマに加えて映画が完成しました。竹本祥乃監督のヨーロッパ映画のような行間のある映像表現に惚(ほ)れ込み、映画制作の経験も無く思いだけで自主映画プロジェクトをスタートしました。多くの西宮の皆さんに応援していただき、国際映画祭でも多数の賞を受賞することができました。

映画制作はまさに「西宮の魅力再発見」の旅。主演の水田汐音は2019年の撮影当時、県立西宮高校音楽科の三年生、多くの地元の才能と出会いました。西宮北口周辺だけではなく神戸女学院、夙川公園、県立西宮高校、上ヶ原病院、日本福音ルーテル西宮教会など素晴らしいロケ地。長らく阪神間に住んでいながら気づかなかった西宮の魅力。是非全国で上映して伝えたいと思っています。

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