武庫川の治水対策
水害から命と暮らし守るため 河川整備は必須です

県と市は、武庫川の洪水や氾濫(はんらん)を防ぐため、総合的な治水対策に取り組んでいます。
この取り組みは、水害から命と暮らしを守るために欠かすことはできません。
また、洪水時には市民一人ひとりが情報収集など避難の心掛けをお願いします。
写真:武庫川の様子
台風11号直撃時の武庫川の様子
近年、地球温暖化に伴う気候変化等により集中豪雨が多発しています。
8月10日の台風11号では、武庫川流域における市の北部地域で、過去最大の連続降雨量を記録し、浸水被害が発生しました。
また、南部地域でも河川敷にある武庫川右岸道路が冠水するなどの被害が発生しました。
武庫川の下流域は、河川が住宅地より海抜が高いうえ、市街化が進んでいるため、ひとたび堤防が決壊し、氾濫すれば甚大な被害が予想されます。
そのようなことから、県は平成23年に「武庫川水系河川整備計画」を策定しました。
現在、市とともに武庫川の氾濫から市民の安全と暮らしを守るために、次の対策に取り組んでいます。

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氾濫防ぐ治水対策 工事へご理解ご協力を


1つ目は、河道掘削です。河川の流下能力(流れる水の許容量)を向上させるために、最低限度の河川敷幅を残しながら河道を広げ、川底の掘り下げを行っています。
2つ目は、堤防強化です。洪水により堤防が決壊しないよう補強工事を行っています。工事の際は、河川敷の利用や通行が制限されます。安全を守るための工事ですのでご理解とご協力をお願いします。
3つ目は、流域対策です。流域内にある学校の校庭などに雨水を一時的に貯めて河川への流出を抑制しています。
市は、今後も武庫川の治水事業の着実な実施と新たな洪水調節施設の必要性などの検討について県へ要望していきます。
河川対策(県)
  • 河道を掘り下げて断面を広げる河道掘削、堤防強化工事
  • 武庫川上流浄化センター内の用地の一部を転用した新規遊水地の整備
流域対策(県・市)
  • 学校の校庭、公園、 ため池などに一時的に雨水を貯める貯留施設の整備
減災対策(県・市)
  • 手作りハザードマップの作成
  • 洪水予報の実施

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個人でも情報収集を 危険を感じたらすぐ避難

市は、洪水の危険性が高まったとき、「避難勧告」や「避難指示」などの避難情報を発令します。
武庫川の氾濫危険度を示す水位は表のとおりです。
氾濫注意水位に達したら避難準備をしてください。
武庫川の危険度を示す水位
観測箇所
生瀬甲武橋小曽根
水位氾濫注意水位3.2m3.2m4.0m
避難判断水位3.3m3.8m5.0m
氾濫危険水位4.3m4.5m6.0m
武庫川など河川水位の情報は、NHKデータ放送や兵庫県防災気象情報(http://hyogo.bosai.info/)、専用ダイヤル(0180・997・888)で確認できます。
大雨時は、自ら雨量や河川水位等の情報を取得して、避難に備えるように心掛けてください。

問合せ

▽治水対策について
水路治水課(35・3656)
▽避難情報などについて
地域防災啓発課(35・3092)

※市外局番は《0798》

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