環境調査結果概要 大気・水質などおおむね良好

市は、平成24年度の環境調査結果の概要をお知らせします。
詳しくは市のホームページ(くらしの情報→環境・緑化・衛生)をご覧ください。
問合せは環境保全課(0798・35・3809)へ。

1.大気汚染

(1)大気汚染常時監視結果
市内11地点に測定局を設置し、(1) 二酸化硫黄、(2) 浮遊粒子状物質(粒径が10マイクロメートル以下のほこり)、(3) 窒素酸化物、(4) 光化学オキシダント(光化学スモッグの原因物質)、(5) 一酸化炭素、(6) 炭化水素、(7) 微小粒子状物質(PM2.5)を測定しました。
これらの項目のうち、光化学オキシダントは、測定を実施している7測定局全てにおいて、環境基準を満たしていません。
ここ数年、光化学オキシダント濃度が高くなる傾向にあります。
また、浮遊粒子状物質および微小粒子状物質については、それぞれ1測定局で環境基準を達成できませんでした。
なお、他の測定項目については、環境基準を満たしていました。
(2)有害大気汚染物質調査
市内3地点で有害大気汚染物質およびダイオキシン類の調査を行いました。
いずれの地点でも、環境基準を満たしていました。

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2.水質汚濁

写真:夙川
夙川など市内河川の水質は
良好に保たれています
夙川・武庫川など市内20河川の34地点および香櫨園浜、甲子園浜など海域の6地点で水質の常時監視を行いました。
「人の健康の保護に関する項目」については、26項目のうち、フッ素を除き、全ての地点で環境基準を満たしていました。
フッ素は、4河川7地点で、環境基準を満たしていませんが、いずれも六甲山系の地質による自然的な影響です。
「生活環境の保全に関する項目」については、夙川、武庫川において、有機汚濁の代表的な指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)が環境基準を満たしていました。
海域では、COD(化学的酸素要求量)・全窒素は全ての地点で環境基準を満たしていましたが、全リンについては1地点で環境基準を満たしていませんでした。

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3.騒音・振動

(1)自動車騒音・振動
市内の4国道および主な県道、市道において騒音・振動および交通量調査を実施しました。
騒音は国道2・171号の調査地点で夜間、国道176号で昼間・夜間の環境基準を満たしていません。
一方、振動は全調査地点で、道路交通法上の措置を要請できる限度を下回っていました。
(2)新幹線鉄道騒音・振動
上大市1・5丁目、松籟荘において、調査を実施しました。
騒音は全ての地点で環境基準を満たしていました。
振動は対策を講じるべきとされる指針値を下回っていました。

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