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2012年8月25日 第1395号

西宮版事業仕分け ザ・チェック!西宮
対象12事業の評価まとまる

写真:ザ・チェック!西宮
熱心に意見を交わす評価員
市は、8月4・5日、「ザ・チェック!西宮」(西宮版事業仕分け)を実施しました。
会場では、熱心な議論が行われ、評価員から貴重な意見を頂き、全ての事業に「内容等を見直すべき」との評価を受けました。
評価結果については、予算編成や事業執行に役立てていきます。
評価結果の主な内容については、下表のとおりです。
また、市のホームページ(市政情報→行政経営改革)にも掲載しています。
問合せは行政経営推進課(0798・35・3600)へ。
ザ・チェック!西宮」の評価結果
事業名 主な評価内容(検討・見直しが必要なもの)
映像番組及び音声番組制作事業
  • 市民ニーズを把握し、番組制作に市民が関わるという視点も必要
  • 広報サービスの効率をもっと考えるべき。単純な視聴率等の数値で広報媒体やコンテンツの廃止を決めることはできない
  • 多様なメディアがあるなか、相乗効果や重複部分を見極め、発信内容と利用媒体の選択にメリハリをつけるべき
(市の施策やイベント情報などをテレビ、ラジオでお知らせする)
戸籍住民基本台帳事業
  • 事務の効率化、簡素化をはかるべき。そのために、将来の正確な見通しを立て、現在の交付方法について、窓口交付や自動交付機、コンビニ交付とのバランスを考えながら改善していくべき
  • サービスのPRをもっと行う必要あり
(コンビニ交付による証明書の発行など、市民の利便性を向上させる)
自転車対策事業
  • 市民参画の視点を持つとともに、利害関係のある人が参加できる協議の場を設け、現場から問題を捉える必要あり
  • 若い段階からマナーを身に付けさせるために、学校教育に取り入れたり、メディアの活用や学生との協働が必要
  • 経費、受益者負担、料金設定、指定管理者の設定方法が妥当なのか、その根拠を含め適正な水準を定めるべき
(駅周辺の放置自転車の撤去・整理、駐輪マナー指導などにより、放置の解消を図る)
健康づくり推進事業
  • 目標を定めて、年度ごとに事業の重点化を図る必要がある
  • 市民ニーズの再把握が必要
  • 他課との連携や、民間の力を活用する必要あり
  • 市民の健康増進につながったかどうかの事業効果を測定するべき
(禁煙ウォーキングや食育フェスタの実施による健康づくりの普及啓発)
住まい関連推進事業
  • 必要な調査を行うなど、事業の必要性を明確にし、他事業での対応を含め、行政が関与する範囲を定めるべき
  • 情報提供、あっせんなど個別対応すべきものと、セミナーなど一般向けに実施すべきものを区別して事業を組み立てる必要あり
(マンション管理、住宅リフォームのための情報提供)
総合福祉センター管理運営事業
  • 地域福祉における役割を再考し、市民のニーズにも合った事業内容に見直すべき
  • 指定管理者のモニタリングを実施するべき
  • 建物が老朽化しているため、建て替えなどを含め、根本的な建物の更新について検討すべき
(スポーツ、機能回復訓練などを通じて、障害のある人の健康づくり、触れ合い交流を進める)
市税の賦課・徴収関係事務
  • 納税意識を高めるため、子どものうちから積極的に啓発すべき
  • 利便性の高い収納環境とは何かを検証したうえで、高い数値目標をかかげ、よりよい手法でコストの低下を図る必要あり
  • 人材育成では、専門的な職場のため、人事当局とも調整し、税務事務を円滑にする人材を活用すべき。そのうえで、専門知識やノウハウの蓄積が必要
(税の適正な賦課・徴収の推進、納付機会の拡大等による納税環境の整備)
公民館管理運営事業
  • 公民館に求められる役割の変化に伴い、市として戦略を立てるべき
  • 地域特性を分析し、各館の特性を示す必要あり。市民館との役割分担を明確にし、不要な館は廃止・転用も考えるべき
  • 管理にもっとコスト意識を持つべき。OB職員の採用を見直し、指定管理者制度導入の再検討も必要
(地域の生涯学習活動、子どもたちの異年齢交流や体験学習の場を提供する)
図書館管理運営事業
  • ニーズを分析し、市民が望む図書館像を確立させるべき
  • 事業の重点化や効率化を図るべき。民間委託、指定管理の再検討も必要。直営でするなら、より効率的な人員配置や分室のあり方、および収集資料の最適化を考えるべき
  • 受益者は限定されているため、受益者負担を検討すべき
(図書資料の収集・情報発信により市民の読書活動を支援する)
勤労者福祉事業
  • 限られた財源の中で、事業の重点化、PRの努力が必要
  • 講座、講習会については、ニーズや成果などを踏まえ、存廃を含めた見直しが必要。また、美術展は、民間や他部署でも実施しており、市全体で位置付けを見直すべき
  • 労働相談、しごと相談室は、相談時間・相談体制などを充実させ、利用しやすいものにすべき
  • 技能功労者表彰は、西宮固有の条件も加えるなど、選考の基準について精査が必要
(西宮市しごと相談室による就労支援や簿記、パソコン講習会などによる技術習得支援)
地域自主管理集会施設整備補助事業
  • コミュニティ活性化の観点から要綱、施策を見直すべき
  • 施設の設置形態、配置などが各地域に最善となるように検討すべき
  • 施設を設置する前後で、自治会などの活動状況等をチェックするべき。また、補助額が適正か見直しが必要
(コミュニティ活動の拠点として、自治会等地域団体が行う集会施設の整備を助成する)
西部総合処理センター管理運営事業
  • 市全体で西部総合処理センターの位置付け・あり方を検討し、ごみの減量化・資源化への市民の理解を得るべき。また、施設の長寿命化、災害対策を含めた中長期的な展望が必要
  • 施設の維持経費については精査が必要
  • ごみ問題啓発のため、施設が身近に感じられるPRが必要
(市内で発生する一般廃棄物の処理および廃熱利用によるごみ発電を行う)

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