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2011年11月10日 第1377号

阪神甲子園駅リニューアル工事 快適・安全 混雑緩和へ
完成予定は平成29年春

図:甲子園駅のリニューアル外観
甲子園駅の外観イメージ図。白球をイメージした大屋根が印象的
写真:甲子園駅
たくさんの人が利用する甲子園駅
全国高校球児や野球ファンの憧れの地、阪神甲子園球場。その玄関口である甲子園駅の改良工事がスタートします。
工事の施工は阪神電気鉄道が行い、平成29年春に完成予定です。
市は、国・県とともに工事費用の一部を補助するなどの支援を行います。
問合せは市街地整備課(0798・35・3623)へ。

ホームの拡幅やバリアフリー化

現在の甲子園駅の駅舎は1963年~1965年に改修されたものです。
甲子園駅は1日約5万人(プロ野球開催時は約10万人)が利用し、阪神電鉄では梅田、三宮に次ぐ主要駅です。
しかし、「ホーム幅が狭い」「朝夕のラッシュ時や野球開催時は混雑する」「エレベーターがないため、体の不自由な人などが利用しにくい」などの課題があります。
駅改良工事は、これらの課題を解消し、駅利用者の安全性と利便性を向上させるために行うものです。
改良後の概略は図のとおりです。
図:改良後の概略
工事の概要
ホーム拡幅
現在4面あるホームのうち梅田方面行きの上り降車ホームを廃止して、残り3面のホーム幅を広げます。
ホームの最大幅は、現在の5.6メートルから9メートルになります。
バリアフリー化
エレベーターを各ホームに設置し、バリアフリー化を図ります(西側3基、東側2基)。
また、乳幼児連れや体の不自由な人などが利用しやすい多機能トイレを東西の改札内に設置します。
改札口の改良
東西の改札口については、駅舎を改築しコンコース(改札周りの空間)を広げます。
また、西改札口からホームへの通路を1本から2本に増やして混雑緩和を図ります。
東改札口には東方面への出入口を新たに設け、ホームへの通路を上り線用と下り線用に分けます。
大屋根の設置
ホームの中央部には、白球や高校球児のユニフォームの白色をイメージした大屋根を設けます。
大屋根には、自然光を通す膜素材を採用するほか、甲子園の「浜風」が吹き抜けるような、明るくて爽やかなデザインを取り入れます。

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来年から工事本格化

今年度は建物解体などの準備工事に着手します。
平成24年度からは工事を本格化し、西改札口駅舎の改築や橋脚の設置工事に取りかかります。
26年度からは東改札口駅舎の改築や大屋根の設置工事などを行い、29年春にはリニューアル工事が完了する予定です。

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