「保護地区」って何ですか。
更新日:2014年5月25日
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豊かな環境を保全するために指定されるものです。
西宮市では、生物多様性の保全と自然と共生するまちづくりを推進することを目的に「自然と共生するまちづくりに関する条例」を制定して、保護地区と保護樹木の制度を設け、自然環境の保全に努めています。
現在指定している保護地区には、自然保護地区、生物保護地区及び景観樹林保護地区があります。自然保護地区は、樹林、河川、海浜、池沼などの所在する良好な自然環境を維持するため保全が必要な地区です。現在、鷲林寺剣谷国有林の一部約14haを「剣谷自然保護地区」として、(旧)仁川ピクニックセンターの一部約9.6haを「仁川自然保護地区」として指定しています。生物保護地区は、野生の動植物の保護、繁殖を図ることが必要な地区です。現在、甲山と仁川周辺の約7.09haを「甲山湿原」として、国指定の鳥獣保護区である甲子園浜の一部約10haを「甲子園浜生物保護地区」として指定しています。景観樹林保護地区は、地域の緑の核となる景観の優れた樹林のある地区です。現在、西宮神社林など25ヶ所を指定しています。保護樹木は、市内各所に点在するクスノキ、エノキ、クロガネモチなど、地域のシンボルとなっている大木です。現在、約170本を指定しています。これらの保護地区と保護樹木には、いずれも指定の標識を設けています。これらの保護地区などは後世に引き継ぐべき緑の財産であり、大切に守ってゆきたいものです。保護地区内はもちろん、保護地区や保護樹木周辺で建物を建てたり、掘削を行う場合は、必ず事前に市へ届出をしてください。皆様のご理解とご協力をお願いします。
